TikTok LIVEで活動するライバーが集う夏祭りイベント「夏炎祭2026」が9月21日(月・祝)、東京都内で開催され、公式の発表によると約300名のライバーが集まった。会場では熊本地震(2026年7月発生)の被災地支援に向けたチャリティー募金が行われ、総額75万2035円が寄せられた。
共同主催は、株式会社Epi Group代表のえぴろ氏と人気ライバーのfukkaru氏。会場ではトップライバーが率いるチームが屋台を出し、所属事務所に関わらず集まったライバー同士の交流も生まれた。主催側は当日の映像をテレビ局に持ち込み、「ライバー」という職業の認知拡大につなげたい考えだ。

浴衣姿のライバーが集い、屋台を囲んで広がった交流
夏炎祭は、所属事務所の異なるライバー同士が交流できる場として企画されたライバー限定イベント。費用はEpi Groupが全額負担し、参加者は全員無料で参加できた。その背景には、自身もかつてライバーとして活動していたえぴろ氏の、現役時代には実現できなかったことを、立場が変わり、できることが増えた今だからこそ形にしていきたいという想いがある。
当日は台風の影響であいにくの天候となったが、会場には浴衣姿のライバーが続々と集まった。司会進行は人気ライバーのまにゃが務め、15時から20時までの約5時間、大盛況が続いた。


メイン企画は「屋台バトル」。トップライバー9名がそれぞれチームを率い、色分けされた法被姿で屋台を切り盛りする。来場者は配布されたチケットで、焼きそばやたこ焼き、わたあめといったメニューを無料で受け取れる。各屋台に用意されたのは150食で、それをいち早く届け切ったチームが勝ちとなるルールだ。イベントの途中には中間発表も行われ、各チームの途中経過が会場のモニターに映し出された。屋台のメニューを受け取りに来たライバーに声をかけ合ううちに、所属事務所の違うライバー同士の会話が自然と生まれていった。


TikTok LIVE人気ライバーにインタビュー
ライブタイムズ編集部は会場で、参加した人気ライバー6名にイベントの感想を聞いた。
かもめライダー

「いろいろなライバーさんと直接会って知り合えて、つながりができたのが楽しかったです。普段は所属事務所のイベントくらいなので、新鮮でした。これからは自分からも、もっといろいろな方とコラボしていきたいと思いました」
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かもめライダー(@kamome27)
山本優菜

「こうしたイベントに参加するのはほぼ初めてだったので、すごく緊張しましたが、楽しかったです。今年はまだお祭りに行けていなかったので、夏を感じられてうれしかったです」
「人見知りなので、初めましての方とはなかなかお話しできなかったのですが、普段よくコラボしていただいている方とお話しできました。これからもそうした方々と切磋琢磨しながら、その背中を追って頑張っていきたいです」
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山本優菜(@yuna__1021)
nicamoq

「想像以上に盛り上がっていて、たくさんのライバーさんに話しかけていただきました。これまでそういう経験がなかったので、すごくうれしかったです。横のつながりも増えましたし、ほかのライバーさんが自分のことをそんなふうに見てくれていたんだと知ることができて、改めて気づかされることも多く、いい経験になりました」
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nicamoq(@nicamoq)
都築つづ

「まさにお祭りでした。にぎやかで、配信者の皆さんの表情がすごく輝いていました。屋内でもこんなに楽しい空間がつくれるんだと驚きました。ぜひまた開催してほしいです」
「いつも画面越しに見ている方が多くて、リアルで会うのは本当に初めてでした。『今度コラボしましょうね』と声をかけ合ったり、相互フォローになったり。屋台のごはんをきっかけに人と人がつながって、心も体も温まりました。このような機会を設けていただき、ありがとうございました」
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都築つづ(@tsuzuki_tsuzu)
CHIHA

「まず、コラボで面識のあったライバーさんと直接お会いできて、ぐっと距離が縮まり、これからもっとコラボしやすくなったと感じています。それから、屋台に立つのは初めてだったので、とても貴重な経験になりましたし、楽しかったです」
「初めてお会いするライバーさんにもたくさんごあいさつできて、私自身『ぜひコラボしたい』と思える方とも出会えました。本当に来てよかったですし、全力で楽しませていただきました」
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CHIHA(@chiha617)
KENTARO

「これまでもライバー同士の交流会に参加したことはありましたが、ここまで大人数ではなかったので、200〜300人規模の交流会はとても新鮮でした。何より、楽しかったです。普段から配信でいろいろな方と話したり、コラボやお仕事をご一緒したりしていますが、直接会ってお話しできたのは大きかったです」
「最近コラボできていなかった方とも『久しぶりにコラボしよう』と話せましたし、(TikTok LIVE内でトップライバーが参加するイベント)「The King of Stage」に出ているような方もいらっしゃっていたので、そうした方々と交流できたのもうれしかったです」
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KENTARO(@kentaro_gallery)
屋台バトルはえいとチームが1位、○×クイズや縁日コーナーも

終盤、会場のモニターに屋台バトルの結果が映し出され、えいとチームが1位、nicamoqチームが2位、ATAOKA会長チームが3位となった。ステージでは、TikTok LIVEにまつわる話題を出題する来場者参加型の○×クイズも行われた。会場には輪投げやヨーヨー釣りが楽しめる縁日コーナーのほか、来場者が書き込めるサインボードや撮影用の背景ボードも設けられ、夏祭りらしいにぎわいを見せた。


チャリティー募金は総額75万2035円
イベントの最後には、熊本地震の被災地支援に向けたチャリティー募金の集計結果が発表された。総額は75万2035円。1日で集まった金額が読み上げられると、会場は大きな拍手に包まれた。募金を被災地に届けに行く様子は、動画などに収めてSNSで発信する予定だという。

主催のえぴろ氏・fukkaru氏「今回がゴールではなく、むしろスタート」
募金の発表を終え、主催の2人がステージへ。えぴろ氏は台風の中でも多くの参加者が集まったことに触れ、「足元が悪い中、こんなに来てくれるんだと、最初はどちらかというとびっくりしました」と率直な想いを明かした。

話は自身のライバー時代にも及ぶ。「当時は、ライブ配信をしているとちょっと変人だな、みたいな空気があったんです。今はだいぶ良くなってきているとは思うんですけど、皆さんがライバーをしているということに、もっと自信を持っていけるような未来を作りたい」。プレイヤーだった頃には実現できなかったその未来について、「裏方に回らせていただいたことで、できることもすごく多くなった。裏方の我々だけではその未来は作れないので、引き続き皆さんのご協力をいただけるとうれしいです」と、会場に協力を呼びかけた。

当日撮影した映像素材は、PR活動としてテレビ局に持ち込む予定だという。fukkaru氏は「全国放送ができることになれば、ライバーが自信を持って『職業はライバー』と言えるような時代に1歩近づけるんじゃないか」と期待を込めた。

イベント後、ライブタイムズ編集部の取材に応じたえぴろ氏は、「事務所や立場が違っても、業界を盛り上げたいという想いでこれだけ多くの人が集まれる」ことを実感したと語る。一方で、一度のイベントや募金活動だけでライバーの社会的地位が変わるとは思っていないとし、「活動を一つひとつ積み重ねていくことが、ライバーという職業への見られ方を変えていくことにつながる」と、積み重ねの大切さを強調した。
fukkaru氏も「ライバーが200人以上集まって、一つの企画をする。これは今までなかなかなかったこと」と手応えを口にする。会場の構築から映像、音響、警備、受付まで、イベントを支えたスタッフはすべてTikTokで知り合った仲間だったという。「今回がゴールではなく、むしろスタート」。その視線は、すでに次へと向いている。
主催のえぴろ氏・fukkaru氏へのインタビューはこちら:https://livetimes.jp/article/65096/


所属事務所に関わらず集まったライバーたちが、屋台を囲んで交流し、募金を呼びかけた夏炎祭。この日生まれたつながりが、配信の場でどのようなコラボや挑戦につながっていくのか、今後の展開に注目が集まる。



◆『夏炎祭2026』開催概要
イベント名:夏炎祭2026
開催日時:2026年9月21日(月・祝)15時〜20時
会場:東京都内
参加者:TikTok LIVEで活動するライバー 約300名
主催:えぴろ(株式会社Epi Group 代表)、fukkaru
司会:まにゃ
主な企画:屋台バトル、TikTok LIVEにまつわる○×クイズ、縁日コーナー、サインボード、ライブ配信による中継、ライバー同士の交流、熊本地震の被災地支援に向けたチャリティー募金
〈ライブタイムズ編集部〉