BS10で毎週火曜日21:00から放送中のBリーグ応援番組『Bリーグ全力応援!バスケ魂 presented by バスケットLIVE』にMCとして出演するフリーアナウンサーの田中大貴に、ライブタイムズが独占インタビューを実施した。同番組では17LIVEとのコラボ企画として、ライバーでアーティストの圧ねぇが月1レギュラーとして出演。テレビとライブ配信という異なるメディアが交わる中、20年以上メディアの現場に立ち続けてきた田中が感じた「ライバーの印象」と、フジテレビ時代から大切にしている”画面温度”という考え方について聞いた。

田中大貴(たなか だいき)プロフィール
フリーアナウンサー/スポーツジャーナリスト/株式会社Inflight代表。1980年生まれ、兵庫県小野市出身。慶應義塾大学では体育会野球部に所属し、東京六大学ホームランタイトルを獲得。2003年にフジテレビに入社し、『とくダネ!』や『すぽると!』『スポーツLIFE HERO’S』などの人気番組でプレゼンター・スポーツキャスターを歴任。プロ野球日本シリーズやボクシング世界タイトルマッチの実況を担当し、1,000人を超えるインタビュー取材を行ってきた。2018年にフジテレビを退社して独立。現在は番組MC、スポーツ実況に加え、スポーツコンサルティング企業の経営者としても活動。東京五輪ではIOCのベニューMCを務めた。2025年には取締役を務める企業が東京証券取引所に上場し、元フジテレビアナウンサーとして初めて上場の鐘を鳴らした人物となった。現在、BS10『Bリーグ全力応援!バスケ魂 presented by バスケットLIVE』に出演中。
ライバーとの初共演。「全く問題なく、むしろ圧倒された」

ーーこの番組では17LIVEのライバー・圧ねぇさんと共演されていますが、1回目の収録で実際に共演されてみて、いかがでしたか?
田中大貴(以下、田中): 圧倒的に喋れるなと。見てもらうにはどんな話が良くて、どんな喋り方やトーンがいいのかを身に染みてわかっている方だなと感じました。スキル的には相当高いなと思いましたね。
そもそも17LIVEのようなライブ配信メディアは、その配信者を好きな方が見に来てくれるという印象がありました。一方で地上波やBS放送、全国放送というのは、すごく広い層に向けた大きなメディアです。だから全然違うタイプのメディアだと思っていたんですけど、全く問題なかったですね。既存メディアの大きな電波に耐えられるどころか、むしろ凌駕しているようなパフォーマンスをされていたので、驚きました。
普通は萎縮したり、最終的に喋れなかったりするんですけど、全然そうじゃなかった。圧倒されたというのが正直な感想です。
メディアミックスが新規開拓のカギに
ーー「ライブ配信業界」との取り組みについて、どのような手応えを感じていますか?
田中:メディアミックスするというのはとても大事だと、長くメディアの世界にいて感じています。バスケが好きでテレビを見ている方たちはもちろん来てくれるんですけど、新しい層の開拓をするにはどうしたらいいかということを常々考えてきました。
ライブ配信やライバーの皆さんが持っているファンの方たちにバスケットを知ってもらう。実際に、圧ねぇさんのファンが「バスケ魂」を見てくれるようになったという声も聞いていますし、逆に「バスケ魂」をきっかけに圧ねぇさんのライブ配信を見に来て、17LIVEをダウンロードしてファンになってくれている人もいる。このメディアミックスを広げていくと、新規開拓にもなるし、バスケットボール界への貢献にもつながる。非常にいい傾向だと思いました。
「その人の豊かさが画面に出る」フジテレビで学んだ”画面温度”という考え方

ーーアナウンサーとライバー、どちらも「人に”何か”を届ける」という点では共通していると思います。人を楽しませたり、何かを届けたりする上で大事にされていることを教えてください。
田中:喋るスキルや声、滑舌、トーンといった技術は、ある程度までいくとみんな長けてきます。だからこそ大事になるのは、その人が普段どんな生活をしているかということ。
僕がフジテレビにいた当時、社内では”画面温度”という言葉がありました。今も使われているかはわかりませんが。メディアの向こうには人間がいて、その人間がどれだけ面白くて豊かで魅力的かが、そのまま画面に出る、と。ライバーの皆さんも同じで、パッと映った数秒間、数十分間の配信で、その人のところでチャンネルを止めてくれるような”画面温度”を持っているかどうかがとても大事だと思います。
そうなると、普段どんな生活をしていて、どんな準備をして、どんな工夫をしているか。そういう総合力が画面温度に繋がってくる。普段の自分がどれだけ豊かであるかというのは、とても大事な時代だと思います。
同じことを違う人が言っていても、こっちの人を見てしまうのはなぜかというと、その人がどれだけ修羅場をくぐり抜けてきたか、どれだけの舞台を踏んできたか、どれだけ準備して努力してきたか。その厚みで画面温度は変わるんです。普段どれだけ自分を磨けるかが大事ですね。アナウンサーもライバーの皆さんも、そこは同じだと思います。
ライブ配信は”あなたに届ける”メディア
ーー「ライバー」や「ライブ配信」について、共演前と共演後で印象が変わった部分や魅力を感じる部分はありますか?
田中:生放送をやっているという点では同じなんですけど、テレビの場合は「皆さんに」という印象が強いメディアです。一方、ライブ配信は「あなたに」という形がとても強い。そこの違いは感じました。
それに加えて、「あなたに届ける」際の楽しさが、思っていた以上にいろんな工夫がされていて。ビームやコイン(のアニメーション)が出たり。本当にテーマパークのようで、非日常感を届けてくれている感覚が伝わってきました。単純に時間が過ぎるのが早いなと。
僕らはあまり触れてきていない世代なので、もっと理解していくことが、ライバーの皆さんが活躍できる場をさらに広げることに繋がるのではと思います。今の若い人たちにとっては当たり前かもしれませんが、30代、40代、50代の人たちがどれだけライブ配信に触れるかが、この業界がさらにスケールしていく鍵になるんじゃないかと思います。
“手を伸ばせば届く距離”がBリーグの強み

ーー番組を通じてBリーグやバスケの魅力をどう届けたいですか?
田中:プロリーグの中では後発ですが、それゆえに差別化がとても大事で。今までのプロ野球やJリーグのやり方ではなく、「Bリーグのやり方」で成長してきたリーグなんです。
SNSを使ってオールスターのMVPを決めたり、配信に力を入れていたり。地上波は最後の手段であって、それ以外の配信メディアでファンを広げて収益も上がっている。おそらく、これがスポーツビジネスの新しいモデルになっていくと思います。
特に「この人を応援したい」となった時に、一番身近に感じられるプロリーグがBリーグだと思います。選手やチームとの距離がとても近い。野球だと何十メートルも離れて見ているところが、バスケの場合は手を伸ばせば届くところにいるという感覚です。そうした近さは、チームや選手、関係者がファンとの距離を縮める努力を続けてきた結果だと思います。
「道なき道を一緒に歩んでいきましょう」
ーー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
田中:この番組は新たなトライをしていく番組であり、Bリーグ自体も新たなトライを目指している競技です。今までになかったものを作り出していくのが、僕らの使命だと思っています。
誰かが既に作り上げたものを後から追うのではなく、自分たちで新しいものを作っていく。そこに皆さんも加わってもらえたら、Bリーグはもっと面白くなる。道なき道を一緒に作り上げていきましょうーーそれがメッセージですかね。
収録レポート

今回のインタビューは、番組収録前にスタジオで実施した。
この日の放送では、B1リーグ第24節全試合のハイライト振り返りや、B1全24チームを徹底解剖する「バス魂コネクト(宇都宮ブレックス編)」、山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS)が選ぶスーパープレー集「今週のYVP」など多彩なコーナーが展開された。圧ねぇは「バス魂NEWS!」のコーナーでMC台に立ち番組進行を担当。田中から「パワースポット感がすごい」と笑いを誘う場面もあった。
バスケにまつわる「挑戦状」が届く企画では、山下が挑戦するも惜しくも失敗。続いて圧ねぇも挑んだが、「十数年ぶりのブランクで……」とこちらも届かず、スタジオは笑いに包まれた。
印象的だったのは、CMの合間にも出演者と番組スタッフがバスケのトークを終始繰り広げていたことだ。オンエア外の時間からも、番組全体のバスケ愛や雰囲気の良さが伝わってきた。
番組概要

『Bリーグ全力応援!バスケ魂 presented by バスケットLIVE』
視聴者と一緒にBリーグを熱く盛り上げる1時間!
山下健二郎が男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」をアツく応援する生放送番組!熱戦の試合ハイライトや選手やチームの“今”に迫るオリジナル企画もお届けします!番組ではBS10公式アプリ「つながるジャパネット」を通して視聴者の皆様からのコメントやリクエストを募集しています。選手に皆様の生の声を直接届けることはもちろん、見たい映像のリクエストなど、アプリを通じてお寄せください。番組で紹介されることも⁉
放送局:BS10(ビーエステン)
放送日時:毎週火曜日 よる9:00〜10:00 / BS10公式アプリ「つながるジャパネット」で同時配信
MC:山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS)、田中大貴
番組公式サイト:https://www.bs10.jp/program/sports/basketdamashi/
<BS10 × 17LIVE コラボ企画 イチナナライバー出演回>
3月10日(火)よる9:00〜 出演:圧ねぇ
3月17日(火)よる9:00〜 出演:ひみぃ
4月14日(火)よる9:00〜 出演:圧ねぇ
4月21日(火)よる9:00〜 出演:潤JunChannel
17LIVE(イチナナ)
公式HP:https://jp.17.live/
アプリダウンロード:https://17apps.onelink.me/i7CY/17LivePR

〈ライブタイムズ編集部〉
1件のコメント
田中大貴さんの、いつも元気溌剌な進行が心地よく番組を拝見させていただいてます。17LIVEとのコラボ!圧ねぇとの共演!圧ねぇをプロとして冷静に観察されたうえでのお褒めの言葉が嬉しかったです。圧ねぇの3回目の出演でのやりとりを楽しみにしてます。