
5月23日、池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアターにて開催された「R-17 Music Project × ZUBA☆FES “LIVE ALIVE”」。17LIVE、TikTok LIVE、Pococha、ColorSingなど各プラットフォームで活動するライバーが一堂に会した本イベントでステージに立ったのが、山下智久のバックダンサーを12年務め、TWICE日本ドームツアーではバックダンサーリーダーを担当し、石井竜也や早乙女太一の舞台にも楽曲提供を行う、ダンサー兼シンガーソングライター・西野名菜だ。
『SHOWTIME』『BAD PARTY』『不器用な私』『Higher』の4曲を、フルバンド編成のもと披露。ふくよかで伸びやかな歌声と、長年第一線で磨いてきたキレのあるダンスパフォーマンスが融合した一流のステージで、有料エリアのファンはもちろん、無料観覧エリアの通行人までもが足を止めるほどの存在感を放った。クールな佇まいから繰り出される圧巻のパフォーマンスは、野外劇場全体の視線をステージへと一気に引き寄せた。
終演直後、西野名菜にインタビューを実施した。
「フルバンドで、しかも野外」貴重な機会を味わったステージ

ーーお疲れ様でした。今日のステージを率直に振り返ってみていかがでしたか。
本当に楽しくて。フルバンドで、しかも野外でという機会はなかなかないので、すごく楽しみにしていました。
見に来てくださった方はもちろんなんですけど、周りを歩いている方にも歌声が自然と届くじゃないですか。そういう方が、オリジナル曲とかで立ち止まって聞いてくださったり、そういう反応が見えたのがすごく嬉しくて。こういう機会を本当にいただけたのが、光栄だなと思います。
ーー今回は17LIVEだけでなく、他のアプリのライバーも参加するイベントでしたが、その点はいかがでしたか。
他のアプリのことは気になるっちゃ気になりますね。多分、活動の仕方ってアプリによって違うと思うんです。17LIVEだったら歌声などの彩りをメインにとか。TikTokだったらバトルがあったり、もう少し自分のパーソナルな部分を見せて知ってもらったり、投稿も大事だったり。
なので、皆さんのパフォーマンスやステージングがすごく楽しみだなというのがあります。17LIVEは17LIVE、TikTokはTikTokで、ちょっとチーム感があって。競技ではないんですけど、お互いのいいところを見せ合えたらいいなと思っています。
バックダンサー、シンガー、振付師——多彩なキャリアの歩み

ーー経歴を拝見すると、ダンサー、シンガーソングライター、振付師、ミュージカルプロデューサー、ライブ配信と、本当にさまざまなことにチャレンジされていますよね。改めて、これまでの歩みを聞かせてください。
普段はバックダンサーとして活動していて、コロナ禍で仕事が全然なくなってしまった時にライブ配信を始めて、もう6年目になります。
配信以外だと、TWICEの日本人バックダンサーリーダーをここ数年やっていたり、山下智久さんのバックダンサーも12年ほど続けています。元々はスケート選手で、その後ビートボックスをやったり、いろいろやってきたんですけど、母が歌手だったこともあって、その影響で歌の道に進みました。当時、海外のアーティストの方々は歌って踊れる方が多かったので、「ダンスもやっておこう」ということでダンスも始めたんです。
「ライブ配信のおかげで音楽を続けてこられた」

ーー音楽ライバーとしても活躍されていますが、意識していること、努力していることはありますか。
私はライバーの中でも、ちょっと特殊なタイプだと思っていて。定期的にイベントに出るというよりは、自分で目標を決めて動くタイプなんです。例えば「1年後にミュージカルをやりたい」と決めたら、そこに向かって会場を借りて、キャスティングも制作も自分でやって、楽曲も自分で作って、と全部進めていく。それを日々の皆さんの応援で実現させてきました。
ライブ配信を続けながら、毎月1〜2曲は必ずレコーディングや楽曲制作を進めていて、音楽活動を続けてこられたのは本当にライブ配信のおかげなんです。
もともとコミュ障で、ステージに立つのも得意ではなかったんですけど、17LIVEの皆さんをきっかけに音楽を続けてこられました。今は石井竜也さんのアルバムや早乙女太一さんの舞台に楽曲提供をしたりと、活動の幅もどんどん広がっています。これも、17LIVEで作った楽曲がアルバムなどで皆さんに「いいね」と言っていただいたところから繋がっていったものなんです。
ただ、活動を続けていると軸を見失いがちで。いいものがあると数字に踊らされたり、人と比べてしまったり。そうならないように、自分がやりたいことをファンの方にちゃんと伝えて、自分もリスクを背負う、ということを大事にしています。全部みんなにお願いするんじゃなくて、自分もできるだけ全力でやるから、ここをみんなに応援してほしい、と伝えてきた。その積み重ねが今に繋がっているのかなと思います。
「目標はニューヨーク」――日本のいいものを海外へ広めたい

ーー次に挑戦したいこと、目標はありますか。
目標はニューヨークに行きたい、ですね。
この2年間ずっと皆さんに応援してもらって、ミュージカルを映像化して、DVD化して、英語字幕もつけるところまでやったんです。すごくお金がかかったんですけど、皆さんの応援でここまで来られたので、次はニューヨークに行くというのが1つの目標になっています。
英語もいっぱい練習・勉強して、海外にどんどん、日本のいいものを広めていける人になりたいです。
ライブ情報

ーー記事を読んでくれた方への告知をお願いします。
8月に、早乙女太一さんの舞台に出演します。お芝居もありますし、ダンスもがっつり踊ります。あと、来てくださった方へのサプライズをお届けできるかもしれません。ぜひチェックしていただけたらと思います。
オフの過ごし方と、心がけているセルフケア

ーー最近ハマっていることや、オフの日の過ごし方があれば教えてください。
オフの日は森を見に行きます(笑)。あとは周りから「もっと外に出ろ」と言われてサウナを勧められたので、これからハマるかもしれないです。
ーー普段心がけているセルフケアがあれば教えてください。
鼻うがいをよくしています。花粉症にも効くと言われていて、いろんな予防になって、全然風邪をひかなくなりました。
西野名菜
東京都出身。4歳でクラシックバレエを始め、小学2年生からはフィギュアスケートで全国大会に2度東京代表として出場。高校時代に結成したダンスチームで日本テレビ『SUPERCHAMPLE』に出演したことから歌手デビューのチャンスを掴み、2009年にシングル『Open your eyes』でデビュー。以降、シンガーソングライターとして活動しながら、山下智久のバックダンサーを長年務め、TWICEの日本ドームツアーではバックダンサーリーダーを担当。ヒプノシスマイク、KinKi Kids、ジェジュン、乃木坂46、指原莉乃など錚々たるアーティストの作品に関わってきた。さらには自身の企画・作詞作曲・振付・出演によるオリジナルミュージカル『Women Only』を上演するなど、ダンサー、シンガーソングライター、振付師、ミュージカルプロデューサーとして多彩な顔を持つ西野名菜。
「LIVE ALIVE」のステージで放たれた、長年第一線で磨かれた一流のパフォーマンスは、その経歴の確かさをそのまま体現する時間だった。ライブ配信を続けてきた先で掴んだ楽曲提供の機会、そしてニューヨークという次の舞台へ――。彼女が描く挑戦の物語のこれからに、引き続き注目したい。
西野名菜 公式Instagramはこちら:https://www.instagram.com/nananishino_nina/
西野名菜 公式HPはこちら:https://nananishino.com/
〈ライブタイムズ編集部〉