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日本一美しいトランスウーマンを決める大会「MISS INTERNATIONAL QUEEN JAPAN(MIQJ)」。その2026年大会にあわせ、7月8日(水)から17日(金)にかけて「TikTok LIVE審査」が実施された。出場者がTikTok LIVEで配信を行い、大会の審査を受けながら、ファン獲得と認知拡大を目指す部門だ。
2026年大会は、ライバー事務所を運営する株式会社Epi Group(エピグループ)を冠スポンサーに迎え、「Epi Group presents Miss International Queen JAPAN 2026」として開催された。
7名のトランスウーマンが挑んだこの審査で1位に輝いたのが、モデル・タレントとして活動するDao。日本予選の本戦では2nd Runner-Up(第3位)となった彼女に、約10日間の配信で意識したこと、支えてくれた人たちへの想い、そしてこれから挑むステージについて話を聞いた。
MIQJ2026 TikTok LIVE審査とは
「MISS INTERNATIONAL QUEEN JAPAN」は、タイ・パタヤで開催される世界大会「MISS INTERNATIONAL QUEEN」への出場権をかけ、日本一美しいトランスウーマンを決める大会。その2026年大会で実施された「TikTok LIVE審査」は、大会の審査を受けながら、同時にTikTok LIVEを通じてファンを獲得し、認知を広げることができる部門として設けられた。
開催期間は7月8日(水)から7月17日(金)までの10日間。大会に参加する7名のトランスウーマンが出場した。
「本当に無知だった」ところからの挑戦

ーー まずは、これまでのご経歴や活動内容を教えてください。
元々は、2年前まで男の子として芸能活動をしていました。歌って踊ったり、モデルはもちろん、俳優として舞台に立ったり、テレビに出させていただいたり、本当にいろいろやらせてもらっていて。
今の姿になってからは、まだ本当に短いんです。なので、周りからも「転身」って言われています。
ーー 「Miss International Queen JAPAN 2026」に出場されたきっかけ・理由を教えてください。
大会があること自体は、もちろん存じ上げていました。ただ、自分が思い描くパフォーマンスで大会に出るには、まだ自分が足りていないのかなと思っていて、なかなか踏み出せずにいたんです。
そんなときに、はるな愛さんのNetflix映画『This is I』を観たんですね。ステージで輝いていて、何もないところからどんどん成長していく姿を見たときに、自分と重ね合わせられるなと思って。本当に、右も左もわからない、無知な状態だったんですけど、「挑戦しよう」と。
ちょうどそのタイミングで、芸能活動をしていた頃から共演していた友人が大会の代表の方とつながっていて、背中を押してもらえたんです。「Daoを世界に羽ばたかせたい」と周りの方がすごく応援してくださって、覚悟を決めました。そういう出会いから導かれるように、チャレンジできることが目の前にどんどん現れていったのが大きかったです。
約10日間の配信。「負けず嫌いなので、素直に嬉しかった」
ーー TikTok LIVE審査1位、おめでとうございます。率直な感想を教えてください。
ありがとうございます。約10日間、TikTokで配信をしていたんですけど、その間ももちろん自分のお仕事をしながら、合間を縫って配信するという形だったので、スケジュール的にも体力的にもちょっときつかった部分はありました。
でも、私は結構負けず嫌いなので、それで1位を取れたというのは、素直に嬉しかったですね。

ーー そもそも、普段からライブ配信は利用されていましたか?
普段からしていましたね。もう昔からで、それこそ別の配信アプリでお仕事をさせていただいたこともありますし、全国でライブ活動もしていました。
ただ、やり方が変わっていた部分もあって、最初はちょっと追いつけなかったんです。でも配信をしていく中で、ライブ配信というものに対する気持ちが、また高まりました。
ーー これからも配信は続けていきたい、という感じでしょうか。
そうですね。すごくプラスのものとして捉えています。マイナスな要素は本当に1個もなくて、プラスとして捉えています。
意識したのは、“キラキラ”の裏側を見せること
ーー 審査期間中、1位を獲るために特に意識したこと・努力した部分はありますか?
本当に簡単なことかもしれないんですけど、まずは自分が配信できる時間をスケジュール化して、みんなの前に出すようにしていました。
あとは、なるべく整った状態だけじゃなく、リアルタイムで配信するからこそのプライベートな部分を出すようにして。メイクをしながら配信したり、焦っている姿のまま配信したり。そうやって、普段は見せない部分をさらけ出すことは、かなり意識しました。

ーー 普段見せない部分、というのは。
見てくださる方や応援してくださる方は、キラキラしている部分は見えても、その裏側までは見られないので。そこを配信という場で見せることは、結構意識していました。
実際に見てくださっている方からも、「Daoちゃんってこういう一面もあるんだな」と受け取っていただけたのかなと思います。
順位が“露骨に出る”日々と、みんなで掴んだ1位
ーー 審査期間中、一番大変だったこと・苦しかった瞬間はありますか?
やっぱり、順位が露骨に出るじゃないですか。それが一番でした。
実は昔、メンズアイドル時代にも、雑誌の専属モデルをかけて1ヶ月間、毎日投票数が出されるという企画に挑戦したことがあって。そのときは見事1位を獲って、専属になれたんです。今回、そのときの感情や初心の気持ちをすごく思い出しました。何かにチャレンジするには、何かを削ってまで頑張らなきゃいけない、という気持ちを、また再び思い出すことができたと思います。
それでも、数字でバーッと結果が出るのは、メンタル面で受けるものがやっぱりあって。そうやって不安になっているときに、私だけじゃなくて、見てくださっている皆さんの応援がなかったら、絶対にこの順位は取れなかったと思います。

ーー そこを乗り越えられた理由は、ご自身の中でわかっていますか?
ファンの子だけじゃなく、プライベートの、本当にリアルな友達も配信を見に来て、ギフトを送ってくれたりして。あとは、ファンの子の中に、リーダー的にみんなをまとめて引っ張ってくれる子がいたんです。それがすごく心強かったですね。
もちろん自分でも、配信する時間帯やトークテーマを考えるなど、作戦は立てていました。
ーー みんなで勝ち取った1位、ということですね。
はい、そうですね。
ーー 審査期間中、最も印象に残っている出来事を教えてください。
いっぱいあるんですけど、バトルで対戦した相手の配信者の方が、すごく温かく接してくださったのは嬉しかったですね。
あとは、自分でコーナーを作っていて。私、絵がすごく下手だって言われていたんです。それで、みんなの前で絵を描くというのをやっていました。
ーー たぬきの絵を描かれていたそうですね。
そうなんです。もう「何これ」みたいな感じで(笑)。最後は、その絵をたくさんギフトを投げてくださった3名の方に、メッセージ付きでプレゼントしました。
配信って、やっぱり自分をさらけ出す部分だと思うんです。苦手なことや、普段は見せない部分も含めて、自分らしさとして出していけたらと思って作ったコーナーでした。
大会を終えて。「悔しい気持ちの方が大きかった」
ーー 日本予選の全日程を終えて、大会全体を振り返っての感想を教えてください。
TikTokで知ってくださった方が「大会に応援に行きます」と言ってくださって。1つのプラットフォームでそういうつながりが増えたことが、実際に大会にもつながった結果だと思っています。大会に出るまでは、そういう審査があること自体を知らない方も多かったので。
ただ、結果は3位で。ありがたいことではあるんですけど、正直、悔しい気持ちの方が大きかったです。周りの方が「絶対にDaoちゃんだよ」という期待をすごく持ってくださっていたので、そこに恩返しできなかったな、と。

ーー 出場前と後で、ご自身の中で変わったことはありますか?
ここで諦めたらいけない、という気持ちですね。自分自身が、さらなるステップアップができたと思っています。
もっと力をつけて、パワーアップした姿で来年チャレンジしたい、という風に思いました。
「意外と」アウトドア。普段のDao
ーー 休日やプライベートでは何をして過ごすことが多いですか?
プライベートは、結構アウトドアなんです。よく「インドアそう」って言われるんですけど(笑)。
全く行ったことのないお店に行って、喋ったこともないお客さんと話したり。1泊2日でずっと寝ずに動いていたりもするので、すごくアクティブな方だと思います。
ーー 意外です。
「意外と」という言葉がすごく合っていて。想像される“Dao”という人とは、たぶん違うんだと思います。見た目からちょっと怖いとか、クールそうで声をかけづらいってめちゃくちゃ言われるんですけど、会って話したらそんなことないので。そのギャップの部分が、プライベートですね。
ーー 最近ハマっていることや、やってみたいことはありますか?
先月7月が誕生日だったので、海にも行きたいなと思っています。あとは韓国が好きなので、頻繁に行きたいですね。
新しい趣味も欲しくて。ゴルフの打ちっぱなしに行ってみたり、英語もやってみたいなと思っています。

来年への再チャレンジと、10月のステージ
ーー 今後の目標や、これから挑戦していきたいことを教えてください。
まず、この間の大会のスピーチで「来年、再チャレンジします」と公言しました。今回は初めて出る大会で、いっぱいいっぱいになっていた部分もあったので、次はより戦い方を読めると思うんです。そこが目標ですね。
普段からモデル、タレントとして表に出るお仕事は変わらず続けていきますし、テレビにもまだ出られていないので、そこにも挑戦していきたいです。
ーー 10月にはパリコレクションへの出演も決まっているそうですね。
はい、今年の2月にオーディションを受けて、決まりました。ファッションモデルとしても、トランスジェンダーとしてステージに立っていきたいなと思っています。
ーー プライベート面での目標はありますか?
体のことも含めて、きちんとメンテナンスはしていきたいです。あとは、純粋に恋人が欲しいです(笑)。大会前に別れてしまって。私、恋人ができると仕事を頑張れるタイプなので、いい方に出会えたらいいなと思っています。
気を使わないで、無言の時間も一緒にいて楽な人が好きですね。見た目のタイプももちろんあるんですけど、一旦は中身で。あとは、笑ったときに目がなくなるくらい、満面の笑みになる人が好きです。
応援してくれた人へ
ーー 応援してくださった方・ファンの皆さまへメッセージをお願いします。
私が男の子時代のときから応援してくださっている方が、姿が変わっても、Daoとして夢を追いかけることを一緒に見守ってくださっている。それが本当にありがたいです。
これからも、一緒に夢を追いかけていただけたら嬉しいなと思っています。
ーー 記事で初めて知る方に向けて、今後の活動やSNSの告知をお願いします。
普段はモデル、タレントとして活動しています。あとは、ニューハーフラウンジのPR大使もさせていただいていて、錦糸町や歌舞伎町のお店に立つこともあります。もし会いたいなと思ってくださったら、ぜひ会いに来てください。
出勤日はSNSで告知していますので、そちらをチェックしていただけたら嬉しいです。
Dao 公式Instagram:https://www.instagram.com/s.dao_/?hl=ja
大会概要
「MISS INTERNATIONAL QUEEN」は、タイ王国・パタヤのTIFFANY’S SHOWが主催する、世界最大規模のトランスウーマンによるビューティーコンテスト。その世界大会への出場権をかけ、日本一美しいトランスウーマンを決めるのが「MISS INTERNATIONAL QUEEN JAPAN」だ。
2026年大会は、ライバー事務所を運営する株式会社Epi Group(エピグループ)を冠スポンサーに迎え、「Epi Group presents Miss International Queen JAPAN 2026」として開催。7月8日(水)から17日(金)にかけて「TikTok LIVE審査」を実施し、大会の審査を受けながら、ファン獲得と認知拡大を目指せる部門として、7名のトランスウーマンが参加した。
大会の詳細は公式サイト:https://miqjapan.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/missinternationalqueenjapan/
〈ライブタイムズ編集部〉