
国内最大級のライブ配信アプリ「Pococha」が初開催した『Pococha甲子園 2025』。7月21日、北海道で行われた全国大会決勝のCrystal Stageで、コスプレライバーとして独自の世界観を築く「遊汰様」が見事3位入賞を果たした。
高校時代から続けてきたコスプレを武器に、「帝国」という独創的な世界観で配信を展開する遊汰様。昨年12月の「POCO LAND 2024」では2位という結果を残し、今大会でも全国のトップライバーたちと激しい戦いを繰り広げた。
「Pocochaのコスプレ配信といえば遊汰様」——その確固たる地位を築くため、約5年間積み重ねてきた配信活動。”眷属(けんぞく)”と呼ぶファミリーたちと共に目指すのは、次なる大舞台「POCO LAND 2025」での悲願の優勝だ。
何度でも上を目指し続ける不屈の挑戦者は、なぜコスプレ配信にこだわり続けるのか。帝国の世界観で魅了する、彼女の挑戦の軌跡に迫る。
改めて簡単な経歴やライブ配信活動、その他の活動についてそれぞれ
教えてください!
現在は、高校生の頃からやっていたアニメやゲームキャラクターのコスプレをベースに、自分なりにアレンジしたオリジナルのコスプレで配信しています。Pocochaで他の配信を見た時に、私が知っているコスプレとは違う雰囲気のものが多くて、「もっとこうできるのに」「コスプレってこんなにすごくて、変われる力があるんだよ」ということを、もっと多くの人に伝えたいと思ったんです。
今は”コスプレライバー”として、毎日コスプレをして配信を続けています。
Q1.Pococha甲子園に向けて、どのような作戦や計画を立てて配信に臨みましたか?
「Pococha甲子園」は無料アイテムでの応援が重要で、このアイテムはコインで購入できず、1人あたりの所持数も限られています。そのため”より多くの人から応援を集めること”に焦点を当て、予選・本戦共に上位入賞を狙うことだけを意識していました。
Q2.イベントを通じて得た体験、イベント当日の感情や、入賞者発表の瞬間の気持ちを教えてください!
今回のイベントでこれだけの応援を集められたのは、私自身がPocochaに来て約5年間、リスナーやライバーの皆さんと出会ってきた仲間たちが、特に助けてくれたからだと思います。人の繋がりを強く感じることができたイベントでした。
イベント当日は、POCO LANDが去年の12月にあって、絶対に同じメンバーが出てくるから、そこよりもいい成績を目指したい。1つでも、1つでも上。優勝を目指しながら頑張っていこうという気持ちがすごく強かったですね。
リスナーさんたちも同じ気持ちで戦ってくれている方が多かったので、「やり抜こうぜ」という気持ちをすごくみんなと共に感じていました。
入賞者発表の瞬間は、すごく競ってきていたというのもあったり、本選で自分も3位から落ちたりして、「みんな強いな」という素直な気持ちもありました。
その中で、この悔しいという気持ちは大きかったのですが、逆にこれだけの大人数の中でたくさんの人に支えてもらって、この順位というのは本当にすごいことだなって。改めて「ありがとう」という気持ちが何より強く出てきました。
Q3.今後のPocochaでの活動や、ライバーとして次に目指したい目標があれば教えてください。
普段の自分とは違う魅力を表現出来るコスプレの素晴らしさを伝えながら、「Pocochaのコスプレ配信といえば遊汰様」と認識してもらえるような存在になりたい――それが私の強い思いです。
その魅力をもっと広めるためにも、ライバーとして常に目立つポジションを維持し、みんなと一緒に頑張っていきたいと思っています。
次の大きな目標は、今年12月のPOCO LANDで再び上位に入ること。まずは、今いる“Crystal Stage”のランクを制覇しないと、その先のステップには進めません。
だからこそ、そこをしっかり目指して、またみんなと挑戦していきたいです。
Q4.いつも配信を応援してくれるリスナーさんやファミリーはどんな存在ですか?
本当に“家族”のような存在ですね。
私自身ひとり暮らしをしているのですが、配信を始めた当初から助けてもらい、支えてくれる存在でもありました。
だからこそ、家族以上に大切な存在だと感じています。
Q5.イベント期間中、一番印象に残っているリスナーさんとのエピソードはありますか?
普段の通常配信では、コメントが少なくてふらっと出入りするような雰囲気が“うちの枠らしさ”だったんです。
でもイベント期間中は、ほとんどの人がずっと張り付いてくれていたんですよね。それがまず一番うれしかったです。
さらに、決勝の会場でみんなと集まった時、私の画面がフリーズして全く動かなくなり、コメントも見づらくなってしまったんです。
その時、ファミリーの皆さんが「アイテムを投げたらこうしてください」と案内してくれたり、「コメント対応ができません」とタグを出してくれたり。
「本日たくさんの方が来てくださっているので、画面が重くなっています。もしよければアイテムで…」といった案内までしてくれて、何よりもうれしかったです。
Q6.ライバーを始めたきっかけ、配信を始めた当初のこと、現在のライバーとしての活動について教えてください。
元々、配信アプリは全く知らなかったんです。きっかけは、友達がコロナ禍で仕事を失い、「ライブ配信をするから手伝ってほしい」「見に来てほしい」と言われ、リスナーから始めました。
最初は、その子の宣伝をするために自分も配信枠を立てていて、”ライバー”というより”リスライバー”のようなアシスタントの配信でした。
そこから少しずつライバーさんたちを知り、仲良くなった子たちをつなぐための場として配信をしていたんです。S6に行くとか、上のランクで優勝するといった目標よりも、人と人をつなぐ”パイプ役”としての配信からスタートしました。
配信を続ける中で、少しづつ応援してくれるファンができてきました。リス活をし続ける中で、「もっと応援しやすく、みんなが楽しめる場所を自分が作れないか」と考えるようになったんです。
応援してくれる人たちの存在もあって、「やれるところまでやってみよう」と、徐々にメーターやランクを意識した配信へと切り替えていきました。
実際に切り替わったのは、仕事で精神的に追い込まれ、家にも帰れないような生活が続いていた時でした。そんな中、配信をつけることでリスナーさんから癒しをもらい、自分の悩みを相談し、「大丈夫だよ」と支えてもらえたんです。
お互いに助け合える関係を感じ、「それなら、今度は私がみんなを助ける立場になりたい」と思うようになりました。そして思い切って仕事を辞め、兼業から専業になって、常に配信をつけているような形になりましたね。
Q7.今回Pococha甲子園にエントリーしたきっかけ、またエントリーに際して「地元」や「ゆかりのある地域」などは意識されましたか?エントリーした地域への思いが何かあれば教えてください。
オフラインイベントは難しさもありますが、それ以上に楽しさや、みんなと繋がれる特別な場所だと思いました。大舞台だからこそ感じられる絆もあって、改めて「もう一度みんなで力を合わせて優勝を目指そう」と思えたのが一番大きかったです。
私は今、神奈川に住んでいるので、今回は関東で出場させてもらいました。関東は予選を通過できる人数は16人と多かったのですが、絶対に激戦区になると思っていました。その中でも入賞できたらいいなという気持ちで挑戦しました。
Q8. Pococha甲子園を通して、同じ地域のライバーさんなど、他のライバーさんとの交流はありましたか?またその方たちへのメッセージがあればお願いします。
リスナーさん達が、普段一緒に楽しんでる仲間に声をかけて呼んでくれることもあって、目標にしていたコアファンの数もすぐに達成しました。
今までの積み重ねが大きかったので、新しい方が来たというよりも、改めて絆を再認識する場だったという印象が強かったですね。
ライバー同士の交流も、枠を通して呼んでくれて。「よかったら遊汰さんの枠に行ってあげてね」と呼びかけてくれる方もいて、そうした支えをすごく感じました。
当日は、去年の12月のPOCO LANDで出会った方が大半でしたが、ライバルとして競い合う立場だったので、勝負前は声をかけれなかったです。
でも、いざ終わった後、インタビューの時に3人集まった時には、前回のメンバーだったので自然に「お疲れ様」と声を掛け合いました。
改めて「12月も絶対会おうね」という空気感がお互いにありました。
Q9. POCO LAND 2025に向けて、今から意識していることがもしあれば教えてください!
皆さんがどんどん強くなっていくのを見ていると、自分も負けていられないな、頑張らなきゃという気持ちが強くなります。
前回のPOCO LANDでは2位、Pococha甲子園では3位と、まだ1位を取れていない状況もあって、だからこそ「みんなで1位を目指そう」という思いが一層強いです。
そのために、1位を取れるような配信枠を作り上げて、いろんな方に自分たちの存在を知ってもらいたいと思っています。
特にオフラインイベントは、自分を目立たせられる場でもあるので、そこを活かして「皆で優勝を目指そう」という気持ちを常に話しています。
最後にファン、読者にメッセージをお願いします!
私の配信は”帝国”という世界観で行っていて、いつも見守ってくれているファミリーのことを「眷属(けんぞく)」、遊びに来てくれる方々を「帝国民」と呼んでいます。みんな私にとって家族のような大切な存在です。
帝国民の皆さん、本当にいつも支えてくれてありがとうございます。
これからもまだまだ駆け抜けていきたいと思っていますので、ぜひ一緒についてきてください。共にたくさんの思い出を重ねていきましょう。
普段は毎日コスプレをしながら、コスプレライバーとして自分の世界観を作りつつ、帝国らしさを前面に出した雑談配信をしています。
興味を持ってくださった方は、ぜひPocochaをインストールして、気軽に遊びに来てくださいね。
〈ライブタイムズ編集部〉