
9月1日にRED TOKYO TOWERで開催された「TikTokロワイヤルvol.2」。3ブロック24名のライバーが激突し、「エリザベートあーこ」「聖那」「160cm矢崎」の3名が優勝を飾った本イベントは、参加者の約半数にあたる11名を初の日間ランキングTOP20入りへと導く快挙を成し遂げた。
「日間ランキング20位以内に入ったことがないライバー」だけが参加できるこの大会は、まさにトップライバーへの登竜門。第1回大会の出場者が現在最前線で活躍する姿を見れば、その影響力は明らかだ。
イベント終了後、主催者であり人気LIVEクリエイターのkazuto氏と、初の協賛企業として参加した所属ライバー数、売上ともに日本一の実績を持つエピグループ代表のえぴろ氏に、それぞれの想いと今後のビジョンを聞いた。
【会場レポ|画像・インタビュー動画あり】TikTokロワイヤルvol.2 ~新星ライバー24名が激突、3ブロック優勝者が決定~
主催 kazuto インタビュー
ーー2回目の開催となった『TikTokロワイヤル』を終えた率直な感想を教えてください。
第1回目が非常に大きな盛り上がりを見せ、それが『ギフテッド甲子園』へと繋がる糧にもなりました。ただ、『ギフテッド甲子園』は、どうしてもトップ層が集まる“お祭り”になりがちです。
だからこそ、もう一度初心に帰り、「まだ日間ランキングで20位以内に入ったことのないライバー」という原石を探すために、今回第2回目を開催しました。改めて、やってよかったなと感じています。
ーー『TikTokロワイヤル』を始めようと思ったきっかけや経緯は?
僕がライバーを始めた頃、イベントの上位層はいつも同じ顔ぶれで、「自分が出られるイベントはないな」と感じていました。それなら、「自分でイベントを作って、そこからたくさんのライバーが伸びていくきっかけになればいいな」と思ったのが、最初のきっかけです。
ーー 参加ライバーが得られる具体的なメリットは、どのような点でしょうか?
一番は「知名度」です。TikTok LIVEにおいて、知名度は非常に重要です。順調に活躍し、トップ層と繋がることができればそれはそれで良いのですが、そうでないライバーの閲覧数は1桁や2桁ということも少なくありません。
しかし、『TikTokロワイヤル』に出ることで、何千人という人に見てもらえます。ゲストとしてトップライバーも参加するので、顔を覚えてもらえるチャンスもある。そして何より、今まで味わったことのないようなバトルを体感し、「日間ランキング」に名を連ねることができる。それが大きなメリットだと思います。
ーー 出演するライバーには、『TikTokロワイヤル』を通じてどのような成長や成功を掴んでほしいですか?
このイベントをきっかけに、TikTok LIVEの世界で長く活躍し続けてほしいですね。『TikTokロワイヤル』が続く限り、「あのイベントのおかげで、今の自分がある」と言ってくれるライバーを、一人でも多く輩出していきたいです。
ーー 若手ライバーが成長する大きな機会となっています。ライブ配信業界(特にTikTok LIVE)にどのような影響を与えたいと考えていますか?
公式イベントではありませんが、「TikTok LIVEでトップを目指すなら、まず『ロワイヤル』を通る」と言われるような、非公式の“登竜門”のような存在になってきていると感じています。
実際に、このイベントをきっかけにスコアの底上げも実現できていますし、「ここに出て優勝すれば、トップに行ける」という影響が、もっと大きくなっていけば嬉しいですね。
そして逆に、まだ陽の目を見ていないライバーたちに、もっと多くの機会を与えていきたい。そのために、バトルだけでなく、たくさんの面白い企画も考えていきたいと思っています。
――その情熱はどこから湧いてくるのでしょうか?
僕がTikTokを始めた時、知名度は全くありませんでした。でもあるライバーとの交流がきっかけで知名度が上がり、今の自分があります。そして、もともとオンラインだけだったこの企画を、「オフラインでやろう」と言ってくれたのが、事務所「すくらんぶる」代表の森田さんでした。彼のおかげで、企画がここまで大きくなった。
その恩返しというわけではありませんが、「やれば、できるんだぞ」ということを、僕だけじゃなく、他の誰かも示していく。そういう人が増えていけば、TikTok LIVE全体が、もっともっと盛り上がっていくんじゃないかなと思っています。
ーー 今後の展望や、目標・告知などがありましたらお聞かせください。
今回の『TikTokロワイヤルvol.2』で優勝した3名と、vol.1や今後の大会の優勝者を集めて、来年の夏頃に「優勝者だけによるオールスタートーナメント」を開催したいと考えています。『TikTok ロワイヤル』をきっかけに伸びたライバーが、その後どうなっているのか。それをお見せできる場にしたいですね。
ーー 協賛したエピグループについて
今回、初めての協賛という形で、日本一のライバー事務所であるエピグループさんが参加してくださいました。僕のイベントを見て、「協賛したい」と声をかけていただき、常に同じ目線で「もっと良いものを作ろう」と、二人三脚で歩んでくれています。これからも、手を取り合って頑張っていきたい、素晴らしい事務所です。
ーー 最後に、読者へのメッセージをお願いいたします!
いつもTikTok LIVEを見ている皆様、ありがとうございます。ギフトという、お金のかかる応援の中で、たくさんの素晴らしいライバー、そしてまだ知らないライバーがいると思います。僕が主催する企画では、これからもたくさんのライバーを紹介していきますので、ぜひお見逃しなく。よいちょ〜!
協賛「エピグループ」代表:えぴろ
ーー『TikTokロワイヤル』に協賛したきっかけ、理由を伺えますか?
kazutoさんと仲良くさせていただいていて、彼が手掛けているイベントの内容に興味を持ちました。TikTokのイベントはトップクラスの方が常に上位を占めることが多く、配信を始めたばかりの若手や、トップにあと一歩届かないという配信者が多く見受けられます。本イベントはそんな層に向けて、さらなる飛躍のチャンスを提供できればという企画で、配信者にとっての成長、枠の団結、ギフト数の底上げに大きな貢献ができると感じ、またオフラインでのイベントに興味があったので、今回協賛という形で関わらせていただきました!
ーー 協賛者目線で、今回の『TikTokロワイヤル』はいかがでしたか?
現地の雰囲気や各ライバーの配信枠が非常に盛り上がっているのを見ていました。会場のスクリーンにはたくさんのギフトが飛び交い、ライバーたちの喜びや悔しさ、真剣な姿を見て、彼らの人生に触れたような気持ちになりました。イベント全体を通じて、ライバーたちの情熱や努力を強く感じることができ、非常に感動的でした。
ーー 協賛を通じて、エピグループとしてライバーや業界にどのような価値を提供したいと考えていますか?
ライバーがただ稼ぐことだけでなく、その先にある目標や未来に向かって進むための手助けをしたいと考えています。ライバーが自分の可能性を広げられるよう、さまざまな道を用意していきたいです。例えば今回のイベントのようにオフラインで交流することの場の提供や、知名度が上がるメディア露出、ライバーの経験が生かせる仕事や起業を目指す方のサポートも行いたいと考えています。こうしたサポートを通じて、ライバーひとりひとりがいろんな方向で活躍していくことで、ライバーという職業の認知が上がっていきますし、必然的に業界全体への注目度が上がると思います。配信業界が今後も発展し続けるために、これからもさまざまな分野との連携を深め、業界の最前線を走り続け、業界の未来を共に築いていきたいと考えています。
ーー 『TikTokロワイヤル』のほか、『ライバーファイトクラブ』『朝倉未来選手のスポンサー契約』など、幅広い協賛をされています。さらに、ご自身も『令和の虎』や『関西学生団体共創EXPO』などメディア露出が増えていますが、その背景にある狙いやビジョンは?
ライバーにさまざまな可能性を提供し還元するためには、まずは自分自身がその道を切り開き、先導していく必要があると考えています。配信業界の発展のためにも色々な分野と関われたらと思っていたので、朝倉選手や『令和の虎』の社長たち、またこれからの時代を担う学生たちとの交流を深められるイベントにも参加しました。これらの活動を通じて、まずは弊社と絡ませることができるか、その事業にライバーはどのように関われるかを考えながら日々色々な方と接点を持てるよう動き回っています。ライバー業界の成長には多方面との協力が重要だと感じており、その一環としての活動を続けています。
ーー 今後、ライバー業界やエンタメ業界に対して、どのような形で貢献・発信していきたいですか?
今後も自分自身が広告塔として露出を増やし、まずは自社の認知度を高め、それを配信業界全体に還元していきたいと考えています。ライブ配信というものは、まだ日本国内では十分に知られていない部分も多いため、この業界をもっと広めるために、現在ライバーをされている方々や他の事務所さんとも協力して、ライブ配信業界全体を盛り上げていきたいと強く思っています。業界の認知度向上に貢献し、より多くの人々に配信文化を知ってもらえるよう、積極的に発信していきたいです。
ーー 最後に、読者やメッセージをお願いします。
私たちは、ライバー業界の未来を共に作り上げていくために、日々努力を続けています。この業界には、まだまだ多くの可能性が広がっており、これからの成長を支えていけることに大きな誇りを感じています。ライバー一人一人が自分の道を切り開き、夢を実現できるよう、私たちも全力でサポートしていきます。そして、業界全体がさらに盛り上がり、配信文化がもっと広まるよう、引き続き力を尽くしていきます。これからも応援よろしくお願いいたします。
株式会社EpiGroup
公式HP:https://epi-group.ne.jp/
ライバー募集について:https://nini-create.com/trainee/
代理店募集について:https://nini-create.com/agency/
エージェンシー募集について:https://nini-create.com/creators-connection/
代表「えぴろ」公式SNS:https://lit.link/epi_sama
二人の語る言葉からは、単なる一イベントの成功を超えた、TikTok LIVE業界全体の未来を見据えた熱い想いが伝わってきた。原石を発掘し、育て、業界を底上げしていく――「TikTokロワイヤル」は、その理念を体現する場として、今後も多くの新星を生み出していくことだろう。
〈ライブタイムズ編集部〉