8月8日(土)、東京都稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで、野球イベント「THREE GONG.8 TOKYO -ONE INNING SUMMER-」が開催された。9回0アウト1・3塁からスタートし、1イニングで勝者が決まる短期決戦を勝ち抜いたのは、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が展開する野球の普及促進プロジェクトから生まれたチーム「野球って17(いいな)」。チーム発足から2大会目での初優勝となった。始球式には格闘家の木村“フィリップ”ミノルが登場。本大会に協賛し、配信パートナーを務める17LIVEが全試合をライブ配信し、イチナナライバーが国歌独唱や、公式キャンペーンガール「スリーゴングガールズ」として大会を盛り上げた。

野球って17、1回戦はジャイキリカイトのサヨナラ3ランで突破
17LIVEが野球の普及促進を掲げて展開するプロジェクトから生まれたオリジナルチーム「野球って17(いいな)」は、1回戦でPIECEと対戦した。
試合は2-2で決着がつかず延長へ。もつれた展開に終止符を打ったのは、ジャイキリカイトだった。振り抜いた打球はスタンドへ消える3ランホームラン。5-2でサヨナラ勝ちを収め、チームは初戦を突破した。


ジャイキリカイトは、チャンネル登録者数4万人超の野球YouTubeチャンネル「ジャイキリ」で活動する選手。
2回戦は大会史上初、中学3年生・下川原諒の逆転サヨナラ打
続く2回戦、先攻のIVYに2点を先制され、0-2で最終盤を迎えた。
反撃の口火を切ったのは、先頭打者に入った中学3年生の下川原諒。2ボール2ストライクから迎えた5球目、レフトへ痛烈な二塁打を運んだ。THREE GONGでは中学生と女子選手の得点が2倍になるルールが設けられており、この一打で一挙4点。4-2の逆転サヨナラ勝ちとなり、チームは2回戦も突破した。


大会史上初となる、中学生によるサヨナラ打だった。
準決勝は延長11回、スリーゴング選抜とのハイレベルな接戦制す
準決勝の相手はスリーゴング選抜。両チームとも得点を奪えないまま、試合は延長へ入った。
10回表、渡辺侑也の打球は投手の正面へ。投手はグラブに当てたものの捕球しきれず、コースの変わった打球はライト前へ抜けて1点を先制した。しかしその裏にスリーゴング選抜が追いつき、勝負は延長最終回の11回へもつれ込む。


11回表、オツハタの三塁ゴロが送球ミスを誘って勝ち越し。続くジャイキリカイトがライトフェンス直撃の一打で1点を加え、さらに1点を追加して4-1とした。その裏を投げた大久保匠は無安打に抑え、チームは決勝へ駒を進めた。
決勝は2連覇中のムコウズと対戦
勝ち上がった「野球って17(いいな)」が決勝で対峙したのは、大会2連覇を達成しているムコウズ。元千葉ロッテマリーンズの原嵩や、野球YouTuberの向らを擁するチームだ。

この試合、先発マウンドに立ったのは大城基志。社会人野球の名門・JX-ENEOS(現ENEOS野球部)でプレーした右腕は、実況・解説から「精密機械」と称されるほど正確な制球で相手打線を1失点に抑えた。その1点は、先攻のムコウズが向のヒットで奪った先制点だった。
その裏、渡辺侑也が投手前に放ったゴロはイレギュラーして内野安打となり、その間に三塁走者が生還。1-1の同点に追いついた。


2アウトの場面で打席に入ったのはジャイキリカイトだったが、ムコウズの投手・千葉英太がフライに打ち取り、勝負は延長へ持ち込まれた。
延長10回表、大城はムコウズ打線を0点に抑え、試合をその裏へつないだ。
山﨑雅史のサヨナラタイムリーで初優勝
1アウト満塁。打席に立った山﨑雅史が放った打球は、中堅手の頭上を越えていった。走者が生還し、2-1でサヨナラ勝ち。「野球って17(いいな)」の初優勝が決まった。

試合後のヒーローインタビューで、山﨑は「準決勝の後にカイトさんにバッティング教えてもらって、それそのままやったら打てたんで。カイトさんのおかげです」と打席を振り返った。
1アウト満塁の場面での意識については「もうほんとゴロでいいやぐらいだったんですけど、たまたま当たって飛んでくれただけですね」。打球が中堅手の頭上を越えた瞬間は「もう犠牲フライは確定やと思ったんで、あ、さよならやっていう感じでした」と明かした。
チームは前回のTHREE GONG.7に続く2大会目での初優勝で、賞金30万円を獲得。今大会の優勝によりグランドスラムへの出場権も得た。次回大会は仙台で開催される。山﨑は「連覇に向けてしっかりまた頑張っていきたいと思います」と話し、インタビューを締めくくった。


イチナナライバーmike、国歌独唱とメインテーマの2曲を担う
オープニングトークで配信がスタートし、続いて国歌独唱が行われた。マイクを託されたのは、イチナナライバーのmike。

mikeは試合の合間にも登場し、「THREE GONG」メインテーマソングを歌唱。オーディションを経て選ばれた歌唱ライバーとして過去大会でも披露してきた楽曲だ。国歌独唱と合わせ、この日は2度出番を務めた。
スリーゴングガールズが新ユニフォームで登場
選手の応援などを担う公式キャンペーンガール「スリーゴングガールズ」には、イチナナライバーのFUUKA、うらら、ちぴ chipi、き-ぽん、ひみぃが出演。今大会から新デザインのユニフォームを着用し、試合ごとに担当が割り振られた。第1試合はFUUKA、第2試合はうらら、第3試合はちぴ chipi、第4試合はき-ぽん、第5試合はひみぃが担当し、決勝は5名が揃って会場を盛り上げた。


試合の合間には、ガールズと選手が塁間を走って競う「サバイバルラン」も実施された。
始球式は木村“フィリップ”ミノル
始球式のマウンドに立ったのは、格闘家の木村“フィリップ”ミノル。K-1 WORLD GPスーパーウェルター級、Krushウェルター級のタイトルを獲得してきたキックボクサーが、グラウンドで一球を投じた。



1球目は捕手の構えから外れ、木村はすぐさま2球目を要求。投げ直した一球はキャッチャーミットの正面へ収まり、木村は笑顔でマウンドを後にした。
大会史上初、中学生サヨナラ打の下川原諒

2回戦で逆転サヨナラ打を放った下川原諒は、世田谷西リトルシニアに所属する中学3年生。野球用品店で知り合った縁で紹介を受け、今大会が「野球って17(いいな)」のメンバーとの初めての顔合わせだった。
サヨナラ打の場面を「相手選手がまっすぐとか良いボールを投げていたので、とりあえず食らいつこうっていう意識でやったんですけど、結果的にヒットになって嬉しかったです」と振り返る。バッターボックスに立つからには何かを残したい。その想いから「初球から振っていこうと思って」と打席に入ったという。
チームの雰囲気については「皆さん優しくて。中学生なんですけど、目線を合わせて喋ってくれる」といい、この日も試合前にバッティングを教わったという。今後については「高校までに体を作って、1年生から出られるようにしたいです。目指すは甲子園ですし、その後はプロを目指したいと思います」と語った。
マウンドからのプロポーズも成功
試合の合間には、プロポーズ企画も行われた。マウンドから投げた球がストライクになればプロポーズができるというルールで、男性が投じた1球目は高めに外れたが、打者が空振りしてストライク。これで成立だったものの、選手たちから投げ直しを求める声が上がり、仕切り直しとなった。2球目は文句なしのストライクゾーンへ。会場は歓声と拍手に包まれた。

プロポーズの権利を得た男性は、女性の前で片膝をつき、言葉を伝えて指輪を手渡した。女性がそれを受け取ると、続いてバラの花束が贈られ、プロポーズは成功に終わった。
舞台は読売ジャイアンツのファーム本拠地
会場となったジャイアンツタウンスタジアムは、2025年3月に開業した読売ジャイアンツのファーム本拠地。プロのファーム公式戦が行われるフィールドに、各地区予選を勝ち抜いたチームや招待チーム、THREE GONG選抜が集まった。

今大会は、三重(第6回)、佐賀(第7回)に続く2026年シリーズ3戦目にあたる。実況を務めたのは、元札幌テレビ放送(STV)アナウンサーでフリーとして活動する工藤聖太。2025年4月の第1回大会から実況を担当している。場内アナウンスや選手紹介は、初代・東北楽天ゴールデンイーグルスのスタジアムDJを務めた古田優児が担った。
THREE GONG.8 TOKYO -ONE INNING SUMMER-
「THREE GONG(スリーゴング)」は、9回0アウト1・3塁からスタートし、9回表・裏の攻防のみで勝者が決するという、これまでの野球概念を覆す新たなスタイルの野球イベント。「THREE GONG.8 TOKYO -ONE INNING SUMMER-」は、8月8日(土)に東京都稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで開催され、大会の模様は17LIVEにてライブ配信された。
主催:株式会社THREE GONG
17LIVE「野球って17(いいな)」プロジェクト

「17LIVE」は、”野球って17(いいな)”というスローガンを掲げ、ライブ配信を通じてより多くの野球関連コミュニティを形成し、野球というスポーツの普及促進に貢献することを目指す取り組みを展開している。独立リーグ「チーム天城」とのプロジェクト「チーム天城 × 17LIVE 〜野球の未来へ架け橋を〜」をきっかけに、独立リーグ所属の現役プロ野球選手によるライブ配信など、多様なプロジェクトに取り組んでいる。今回の「THREE GONG」協賛も、その一環として実施されている。
公式HP:https://jp.17.live/baseball-project/
〈ライブタイムズ編集部〉