
最初は“副業”のつもりで踏み出したライブ配信――。
しかし、誰しもが夢を追える世界に魅了され、「モデルライバーとしてトップで活躍する」という新たな夢を描くようにーー
配信スタートから1周年を迎えたばかりの「りのあ(ONECARAT所属)」は、ライブ配信で掴んだチャンスを重ね、人気雑誌『bis』への掲載を実現。さらに今春の「Rakuten GirlsAward 2025 S/S」ではランウェイ出演も決定している。
今回のインタビューでは、ライバーを始めたきっかけや楽しさ、やりがいから今後の展望まで、プライベートな素顔も交えてたっぷり語ってもらった。
ライバー・ファン必見の内容です♡
りのあさんが所属しているのは業界最大級のライバー事務所「ONECARAT」
Q1.まずはライバーを始めたきっかけを教えてください
今の事務所のONECARATさんからのスカウトがきっかけです。大学を卒業したあと、アパレル関連のブランドに勤めていて、ブランドマネージメントの仕事をしていました。その仕事を退職したタイミングで偶然スカウトをいただいたというのが一番大きいですね。
また、「新しいことに挑戦したいな」という気持ちもあったので、ちょうどそのタイミングでスカウトという出会いがあったのも大きかったです。
前職でアパレルブランドのTikTokを運用していて成果を上げられていたので、今思うとそういったSNSに馴染みがあった経験が配信の土台になったのかなと思っています。
ー配信を始めたのはいつですか?
ライブ配信を始めたのが昨年の2024年3月17日で、このインタビューの5日後(3月17日)に1周年を迎えます。
Q2.ライバーの魅力や楽しさややりがいは?
先ほどお伝えしたように私は会社勤めだったので、そこでは得られない経験がライバーにはあります。普通に生活していたら、出会えないような方々と出会えることがライバーの1番の魅力だと思っていて、誰しもが夢を追える希少な職種だと感じています。
リスナーさんから「りのあちゃんの配信が癒し」「元気をもらってるよ」と言ってもらえることが、配信のやりがいですね。
ーライバーを始めて良かったことは?
最初は退職したタイミングでスカウトをいただいたとお伝えしたと思うんですが、急に専業ライバーになったわけではなくて、事務職の方に一度転職しているんです。昼は事務職をして、夜に配信をするという生活を約10か月間、1月末まで続けていました。
もともとは「少しでも新しいことにチャレンジできれば」という感覚で配信を始めたので、良い意味で配信にそこまで依存はしていなかったんです。本業があって、副業という感覚で配信をしていたのですが、やっていくうちに配信の楽しさにどんどん深くのめり込んでいきました。
「もう配信で頑張っていきたい」と強く思うようになり、今年の1月に事務職を退職して、現在は専業ライバーとして活動しています。
Q3.逆にライバーの難しさ、辛い部分、挫折した経験
まず、自分を知ってもらうことが1番大変だなと思いました。
リスナーさんは娯楽として配信を観ていると思うんですけど、「何をしたらみんなに知ってもらえるかな」「どうやったら楽しんでもらえるかな」などを考えたりして、すごく難しいです。
配信は17LIVEでしかしていないんですけど、TikTokやインスタでも投稿はしているので、多方面から「りのあちゃんを見たくて17LIVEを入れてきちゃいました」と言ってもらえるようなライバーになりたいなと思ってます。
Q4.飛躍したきっかけやターニングポイントはあった?
この1年間でのターニングポイントは昨年10月頃に『bis(ビス)』という雑誌の掲載イベントで入賞できたことですね。
その時に初めて何か媒体に載るという経験をして、自分にとってもすごく楽しい思い出になりましたし、初めて形に残る経験ができました。その経験をきっかけに、「モデルライバーとして頑張りたい」と強く思うようになりました。
もう1つのターニングポイントは、つい最近の今年1月にあった「新人王」のイベントですね。
配信は基本的に自宅でオンラインの環境でやるものだと思うんですが、『bis』の雑誌の撮影や「新人王」など、リアルな場所での活動を経験した時に、自分の視野が少し広がった感覚がありました。「普段配信しているその先がある」という感じをすごく実感したんです。
配信から繋がるリアルな世界にもっと飛び込んでみたいなという気持ちが強くなりましたし、応援してくれる人たちが「何か形に残るもの」を見て喜んでくれたら嬉しいなと思っています。
Q5.活躍し続けるために大事にしていることや努力していること
基本的に、毎日20時から22時に配信をしているんですけど、その決めた時間にできるだけ毎日配信することを心がけています。リスナーさんの生活の一部として、私の配信をルーティン化してもらうことを意識しています。
配信内ではその日にあった出来事を雑談でお話していて、「今日嬉しかったこと」や「今日ちょっと失敗しちゃったこと」なども普段から共有することで、リスナーさんとの仲を深めたり、より身近に感じてもらえたらなと思っています。
あとはダンスを結構長くやっていたので、配信中にダンスを披露したり、趣味でタロット占いもやっているので、それを配信に取り入れたりしています。リスナーさんを飽きさせないように、そういった特技を活かして工夫しています。
ーモチベーションが下がるときはありますか?
モチベーションに関しては、これはライバーの一生の悩みかなとは思っています。ライバー自身の頑張りって、基本的には配信時間などを通じてリスナーさんにも伝えられるし、自分自身も頑張れるんですけど、やっぱり必ずしも努力が結果に比例するわけではないなと感じることがあります。
比例しないということは分かっていながらも、やっぱりライバーとリスナーさんとの間には温度感の違いというか、リスナーさんはあくまでも娯楽として配信を見ていると思うので、そういったところの差に「難しいな」と感じて、落ち込んでしまうこともありますね。
ーモチベーションが下がった時にどうやって持ち直す
基本的に、自分の機嫌の取り方は結構上手なほうだとは思うんですけど、毎回睡眠を取って気持ちをリセットさせるようにしています。
あとは、LDHのガールズグループにiScreamという好きなグループがいて、ライブ映像とかを見て気分を上げたり、「自分も今日も頑張ろう」と鼓舞したりしています。
Q6.これからライバーを始める人にアドバイスするなら?
これからライバーを始めようか迷っている人に伝えたいのは、社会人になってからライバーとしてこんなに青春みたいなキラキラした日々を送れると思っていなかったということですね。社会人になってからでも、また青春を過ごせるような毎日が送れることが、ライバーの魅力だなと日々感じています。そんな可能性があることを、もっと多くの人に知ってもらいたいです。
ーもっと活躍したいと思っているライバーにアドバイスするなら?
私は配信をスタートしてからコツコツと積み上げていくタイプなので、一気に爆発的に伸びることを期待するよりも、「毎日笑顔で配信を続けていくこと」が大切だと思っています。
「いつもこの子笑顔だな」とか、「楽しそうだな」というのはリスナーさんにも伝わると思うので、そういう姿勢で頑張り続けて、継続することが一番の活躍への近道だと思います。
Q7.所属事務所について教えてください!
2月のバレンタインのときに、お菓子を配信しながら作るイベントがあって参加させていただいたんです。
そこでONECARAT所属のイチナナライバーだけでなく、PocochaやTikTok、他の媒体のライバーさんとの交流会があって、いろいろな方と交流ができるというのが魅力だと思います。
Q8.普段はどんな配信をしている?
とにかく笑顔を絶やさない配信をしています。見ているリスナーさんが楽しいかどうかは、まず配信をしている私自身が楽しいかどうかが大事だと思っていて、自分自身が一番笑顔でいるように心がけています。
特にロング配信などをしていると、どうしても疲れが出てしまうこともありますが、そんな時でも常に笑顔で居続けることを大切にしています。
配信内容としては雑談がメインなのですが、それ以外にもダンス配信をしたり、ダンスに合わせて少し歌ったり、あとは趣味の占い配信をしたりと、結構幅広く配信をしていますね。
ーどんな人が楽しめる?
私の枠は結構おっとりとした雰囲気ではあるんですけど、リスナーさん同士で急にノリツッコミが始まったりするような楽しい雰囲気もあります。なので、とにかく笑顔になりたい人や、楽しみたい人におすすめの配信だと思います。
Q9.配信を続けている理由や配信にかける想い、原動力
そうですね。夢や目標を日々追い続けられるということが、配信を続けられる理由です。そして、それを支えてくれるリスナーさんや家族、友達に恩返ししたいという気持ちが、私の原動力になっています。
自分が頑張って活躍することで、応援してくれる人たちに喜んでもらいたいと思っています。
Q10.普段応援してくれるファンやリスナーさんはどんな存在?好きなところは?
一言で言うと「私の存在価値を示してくれる方々」だと思っています。私の配信に来てくださるリスナーさんは、私の考えややりたいことを否定することなく、常に肯定してくれる方ばかりです。褒めて伸ばしてくれたり、私と同じ夢や目標を一緒に見て、一緒に走ってくれる、家族や友達のような近い存在だなと感じています。
また、他の枠のリスナーさんが遊びに来てくれたときに、「りのあちゃんのリスナーさんって明るくて優しい人が多いね」とよく言っていただけるのがすごく嬉しいです。私自身も明るく笑顔でいたいですし、優しくありたいと思っています。実際、私の枠に来てくださるリスナーさんも自然とそういう方々が集まってきているのかなと思います。
Q11.普段の1日のスケジュールは?
毎日20時から22時の定期配信は必ず行っています。まだ配信を始めて1年ほどなので、日々模索しながら配信の計画を立てていますね。
日中は配信のお礼の投稿を作ったり、このイベントスケジュールに合わせて「ギフチャレ」やイベントをどこで開催しようかなという企画をしていることが多いです。
Q12. 完全オフの日はありますか?
完全オフというよりは、「この日は友達と予定があるのでお休みいただきます」という感じが多いですね。なので、完全に何もしないというオフの日はあまりないんですけど、お休みをいただくときは、友達や家族と過ごす時間が多いです。
配信は自分で時間をマネジメントできるメリットもあると思っているので、時間を有効活用して、新しい夢や目標にどんどん向かっていきたいなと考えています。
ーオフの日は友達と何をしていますか?
友達とはご飯に行ったり、旅行に行くことが多いですね。特に海外旅行が好きで、よく計画を立てたりしています。
ー最近行った海外旅行は?
最近行った海外旅行はフランスのパリです。
街並みや建築物など、どこを切り取ってもお洒落で、食事もとても美味しかったです。
今回はパリ市内だけの滞在でしたが、いつか「モン・サン・ミッシェル」にも行ってみたいです!
ーハマってることや趣味はありますか?
YouTubeでワンちゃんの動画を見ることにハマっています。
自分は飼っていないし、飼ったこともないので憧れでずっと見ています。
飼いたいとは思っているんですけどね…(笑)
Q13.ファッションのこだわりは?
ファッションについては、自分に合ったものを選ぶことを大切にしています。自分の好みはもちろんですが、それだけじゃなくて「自分に似合うもの」という視点も取り入れています。その二つの視点から服やメイクを楽しめると、視野も広がって楽しいなと感じています。
パーソナルカラーや骨格診断も好きで実際に診断を受けたこともあります。そういった診断結果を踏まえつつ、トレンドも楽しんでいますね。
ー配信のときもファッションにこだわっていますか?
めちゃくちゃこだわっているというほどではないんですけど、色使いは結構大切にしています。
同じ服を毎日着ないようにしていて、基本的に違う服を着るようにしているので、リスナーさんからも「いつも違う服着てるね」とか、「同じ服着ないの?」って聞かれたりします(笑)。
もちろんそんなことは全然ないのですが、着回しを工夫しているからそう見えるのかなと思います。
Q14.ファンに一言ください!
いつもたくさんの応援、本当にありがとうございます!
リスナーさんと過ごす毎日は、青春のように楽しいことばかりで、今の私の人生に彩りを与えてくれているのは本当に皆さんの存在のおかげです。
これからもトップで輝けるライバーを目指して頑張りますので、一緒にたくさんの素敵な景色を見に行きましょう!
Q15.人生において大事にしていることや考え方、流儀などがあれば教えてください。
普段から気遣いを大切にしています。これは配信だけでなく、普段友達と接するときにも意識しています。「親しき仲にも礼儀あり」ではないですが、そういった気遣いを持った発言や行動は自分の中でとても大切で、ライブ配信の中でも特に気をつけていることの一つですね。
あとは「初心を忘れない」ということです。初心を忘れず、日頃からしっかり感謝を伝えることも心がけています。
また、これは流儀とは違うかもしれませんが、やらなきゃいけないことを溜めてしまうのが苦手です。例えば夏休みの宿題とかも、結構初日くらいに終わらせるタイプでした。
「思い立ったら即行動」ということを心がけているのですが、そのせいで失敗をしてしまうことがあります(笑)。
そういった失敗は配信の中で「今日のやらかしまるエピソード」として紹介していますが、「思い立ったら即行動」という流儀みたいなものはメリットとデメリットが紙一重かなとは感じていますね(笑)。
Q16.今後の展望や最終的な夢や目標があれば教えてください。
今は特にモデル系のイベントに一番興味があります。モデルイベントにはトップライバーさんが多く参加しているので、今の自分の状況で常にトップというのは難しいのですが、いつかモデルイベントで常に上位をキープできるようなライバーになることを目標に頑張っています。
あと、先ほどもお伝えした通り、昔からお洋服が好きなので、モデルライバーとして常連になれればランウェイや撮影で色々なお洋服やメイクをしていただけます。そうした活動を通して、自分がやりたかったことに別の角度から繋げていけたらいいなと思っています。
自分の夢を叶えながら、応援してくださるリスナーさんや家族、友達にも「これ見たよ!」と言ってもらえるような、喜んでもらえるライバーになりたいです。
〈ライブタイムズ編集部〉