月間訪問者数500万人を超える人気ライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」で2022年の頂点“トップオブミクチャ”に輝き、これまでに累計1億5000万円相当の投げ銭を集めてきたりり姫さんが、ライブタイムズのインタビューに応じてくれました!
コロナ禍で仕事が激減し、飲食店でアルバイトをしていた時期にライブ配信と出会い、一気に才能を開花。ライバーとしての活動にとどまらず、ライバー事務所「LILI LIVE」の運営、美容商品のPR、プロデュースなど多方面で才能を発揮し、人気YouTubeチャンネルへの出演も続々。最近ではショートドラマへの出演も決定し、経営者・インフルエンサーとしても注目を集めています。
そんな彼女が、ライバーとして成功を掴むまでの歩みや、結果を出すために大切にしていること、新たなメディア展開に挑む理由など、“主役として生きる”ためのマインドを余すところなく語りました。現役ライバーはもちろん、これからライブ配信に挑戦したいと考えているすべての人に贈る、りり姫流の「成功の秘訣」が詰まっています。
《#2 近日公開予定》ファン必見!【独占インタビュー】りり姫|応援したことを後悔させない。
Q1. ライバーを始めたきっかけは?
2020年の7月20日が初配信です。きっかけは、ミクチャの公式からX(旧Twitter)のDMでスカウトをいただいたことですね。
もともと私はTBSの「金スマ」に出演したことがあり、それが最初の肩書きになりました。その後、キックボクシングのラウンドガールを年間契約で務め、ボートレース場のイメージガールを約3年間、同時期にジムのインストラクターやクルーザーの操船ガイドの仕事もしていました。
しかし、コロナの影響でインストラクターや操船ガイドの仕事がすべてストップし、収入がなくなってしまいました。「もう終わった…」と絶望し、人生で初めて時給制のバイトをしてみました。その時は飲食やスーパー、コンビニくらいしか選択肢がなくて、飲食店でのバイトを始めましたが、時給900円台みたいな…
そんな時にミクチャからのスカウトが届きました。実は、ミクチャを始める前に他の配信アプリを試したこともあったのですが、やり方が分からず、向いていないと思っていました。ミクチャを「最後のアプリにしよう」と決め、試しに配信してみたら、初回からアイテムが飛びました。タイミングも良かったのか、「これはいける!」と確信しました。そこから本格的にミクチャのライバーとして活動を始めました。
ー 1ヶ月目からうまくいったんですか?
はい。初月(1ヶ月目)から月間で100万円相当のアイテムが飛びました。「これならいける!」と確信しましたが、ライバーという職業は社会的信用がないですよね。「仕事は何をしているの?」と聞かれて「ライバーです」と答えても、まだ一般的には理解されにくい。
それもあって最初のうちはジムのインストラクターや受付など、一般的な仕事と掛け持ちしていました。収入的には早い段階から辞められるくらいにはなっていたんですけど、事務所の代表になるまでは一般の仕事も並行してやっていた感じです。
Q2. ライバーの魅力や楽しさ、始めて良かったこと、やりがいは?
ライバーの魅力は「自分自身が主役でいられる」というところです。私は始めてから良いことしかなくて、毎分毎秒が「自分の人生を生きてる」という実感があります。
昔、普通の仕事をしていた時は「早く終わらないかな…」と常に時間ばかり気にしていたんです。でもライバーを始めてからは、どんな瞬間も自分の未来に繋がる確信がある。頑張ったら数字で評価されるし、応援してくれる人たちが必ず答えてくれるのがやりがいですね。サボったら下がるし、頑張ればリスナーさんがしっかり応えてくれる。
あとは「この先の予定に、嫌なことが何もない」ことも大きいです。普通の仕事だと「行きたくないな…」という日が必ずあるじゃないですか。でも今はそういうものが一切なくて、すべてが楽しみ。そこが本当に幸せです。
ー 前職では今のように前向きではなかったのですか?
ラウンドガールやボートレースの仕事は楽しかったですが、「この行動が自分の未来にどう繋がるか」が明確に見えなかったんですよね。でもライバーは違います。例えば、今ウォーキングレッスンに行けば「みんなが応援したいと思ってくれるな」とか、ジムで筋トレすれば「筋トレ頑張ってるから応援しよう」と思ってもらえる。自分の行動がすべて配信に繋がるので、何をしていても楽しいです。
Q3. 逆にライバーの難しさ、辛い部分、挫折した経験は?
初期の頃、初配信からすぐにアイテムを投げてもらえて、イベントでも常に上位には入っていました。でも、なかなか1位が取れなかったんです。100万円以上のギフトが飛んでいても2位止まり。それが4回も続いて、正直イライラしましたね。「なんで勝たせてくれないんだろう?」と。
でも、今思えばその悔しさがあったからこそ続けられたし、その後は頑張った分、結果がついてきたので、「本当にしんどい」「挫折した」と思ったことはないです。
ー挫折する人や 病んでしまうライバーもいるとよく聞きますが…
「病む意味が分からない」というのが正直な感想ですね(笑)。
誰かに頼まれて配信しているわけじゃないし、辛いならやらなければいいと思っています。それに、辛いと嘆いている時間があるなら行動した方が数字が伸びます。なので、「辛い」と言ってくる人には「その時間で枠回りしたら?」って言っちゃいますね。冷めてるかもしれないけど(笑)。
Q4. 飛躍したきっかけやターニングポイントはありましたか?
2022年の「トップオブミクチャ」を獲れた時が、現時点では大きなピークですね。でもまだまだ上を目指したいです。「トップオブミクチャ」は年間のトップを決めるイベントなんですが、その1位をいただいた瞬間、「1位ってこんなに気持ちいいんだ」と実感しました。
大勢のライバーが同時に配信して、その様子がパーティー会場みたいな場所でモニター表示されるんです。リアルタイムで1位と2位のポイントなどが見えるんですが、そこで自分が1位にいられた瞬間は本当に幸せでした。
あとは累計ポイントが「億」を超えたあたりも大きかったです。肩書きとして「トップオブミクチャ」や「累計億超え」というのは、自分をアピールする時にとても強いですね。
ートップオブミクチャを取るために特に意識したことは?
初期の頃は「私が出たい、私が1位になりたい」という気持ちばかりでした。でも事務所を作ってからは考え方が少し変わりました。誰かを応援したいと思っても、自分に力がなければ何もしてあげられないな、と気づいたんです。だからこそ私が力をつけて、営業をして、案件やPRをライバーに持ってくる—そんな形で「応援の恩返しができる」とみんなに伝えるようになりました。
「私を応援してくれたら、私が力をつけて、あなたの推しにもPR案件を持ってこられるんだよ。だから1位を取らせてほしい」という感じですね。ただ1位を取るのではなく、“応援してもらうメリット”をわかりやすく説明するようにしています。
Q5. 活躍し続けるために大事にしていることや努力していることは?
私は、応援してくれる人たちに「良い報告をすること」を常に考えています。
「どうすれば、みんながもっと応援したいと思ってくれるか?」
「りり姫を応援して良かったと思ってもらえるか?」
そればかり考えていますね。
ライバーとしての活動は、お金を使ってもらうことが前提ですが、決して簡単なことではありません。だからこそ、応援するメリットを提示することを心がけています。例えば、「今このタイミングで投げてもらえたら、私はこういう場面でアピールできて、未来に繋がる」といった具体的なメリットを伝えます。
ー 初心者の方には少し難しそうですね。
最初は難しいと思います。でも、例えば私がテレビ番組に出たり、ミクチャのイベントでミュージックビデオを制作したり、そういう地道な努力を続けていることを示すことで、「この人を応援したら本当に結果に繋がるんだ」と思ってもらえるようにしています。
また、配信外でも営業をしています。実際に企業と話して、PR案件をライバーに持ってこられるようにしているので、そういう積み重ねが重要だと考えていますね。
ー 日々意識している具体的なルーティンや習慣は?
毎日、「どうしたら投げ銭してもらえるか」を考えています(笑)。
ー モチベーションが下がることはありますか?
配信したくない時は、無理せず休みます。でも、配信をしない方が不安になるので、結局長くは休まないですね。モチベーションが下がることは、ほとんどないです。
ー リスナーさんとの距離感が絶妙ですよね。人間関係のトラブルも少なそうです。
ほぼないですね。トラブルが起こるのは、基本的にライバー側に問題があると思っています。アンチがいても「うぜえ」くらいにしか思わないし、むしろその怒りをモチベーションに変えられます(笑)。
Q6. これからライバーを始める人や、もっと活躍したいと思っているライバーにアドバイスするなら?
ライバーは、一般人でも画面越しで応援してもらえる夢のある世界です。
私自身、以前は知名度ゼロの普通の人でした。でも今では、雑誌「ヤングチャンピオン」や「K-1」のラウンドガールなど、昔では考えられなかった経験をさせてもらっています。
ミクチャは、努力している人をしっかり評価してくれるプラットフォームです。
もしライバーを始めるなら、私の配信に来てくれたらできる限りのことは教えます。うまくいかない人は、何かやり方が違うだけなので、正しい努力をするためのアドバイスもできます。
ー りり姫さん自身も、最初は分からないことが多かったと思いますが、どこで学びましたか?
たまたま最初の頃にサポーターさんが良い人で、「こうやって見せたらいいよ」「枠回りはこうやるんだよ」と全部教えてくれました。計算の部分とか、配信でのアピールの仕方とか…。私は恵まれていたので、最初は割と楽できたんです。
だから、これから活躍したいと思っている人は、経験者にどんどん聞いた方がいいですね。私の枠に来てくれたら、「どうやったら投げてもらいやすいか」なども、隠さず話します。だから、何でも頼ってほしいですね。
Q7. ライバー事務所「LILI LIVE」について教えてください!
「LILI LIVE」は、完全スカウト制の事務所です。
私は、「この子が入ってくれたら嬉しい!」と思える子だけに声をかけています。なので、興味があっても私がスカウトしない限り、基本的には受け入れていません。
でも、一度入ってくれたライバーさんとは、人生規模で関わっていきたいと思っています。
LILI LIVEはミクチャの専属代理店なので、基本的にはミクチャをやるライバーが対象です。ただ、ミクチャをやめたからといって関係が切れるわけではなく、ウォーキングレッスンの費用を私が負担したり、ランウェイイベントに繋げたりと、できる限りのサポートを続けています。
今後も、私を選んでくれたライバーさんが「LILI LIVEに入ってよかった」と思えるように、もっと力をつけて還元していきたいです。
LILI LIVEに入りたい人は、一度配信を見に来てください!
Q8. 活動されている「ミクチャ」の魅力は?
ミクチャは、一般の素人の方でも活躍できるライブ配信アプリです。
経歴のない学生や一般の人が多いので、誰でもチャンスがあり、努力すれば勝ちやすい環境が整っています。
また、リスナーさんが「努力をしっかり評価してくれる」のも魅力のひとつです。
1つ1つの行動を見てくれる人が多いので、「頑張った分だけ結果が出る」という実感が得られます。
ミクチャは「誰にでもチャンスがある」環境が続いているので、まだまだ可能性があると感じています。
Q9. 人生において大事にしていることや考え方、流儀などがあれば教えてください。
「その時に“やりたい”と思ったことをする」というのが私のスタンスですね(笑)。自由に動くことを大事にしています。
LINEのひと言メッセージには「死ぬこと以外はかすり傷」って入れているんです。でも、それって自分が本当の痛みを知らないから言えることかもしれません。もし手足がなくなったり、体が動かなくなってしまったら、そんな簡単には言えないと思うので…。
だからこそ、今こうして自由に動けるうちにやりたいことは全部やりたい。配信でもよく言うんですが、「明日、私が誰かに刺されるかもしれないし、殺されるかもしれないよ」って。実際ファンだった人がアンチになって脅されることもありましたし。
だからこそ「悔いなく応援してね」っていつも言ってるんです。私自身も後悔しない人生を生きたいし、応援してくれる人にも後悔してほしくない。そんな気持ちでやっています。
Q10.配信での目標や最終的な夢や目標は?
“トップオブミクチャ”はまたとりたいです。
数字もまだまだ欲しいし、やっぱり 「もっと上に行きたい」 という気持ちは常にあります。
ミクチャでは「100レベル(累計1億ポイント到達)」がカンストなんですけど、100レベになった瞬間、「ここからがスタートだ」 って感じましたね。
ライバーとしても、現役でまだまだ頑張りたいし、
私が 「知名度」や「コネ」や「お金」を持てば、もっと人のために動ける とも思っているんです。
だから最終的な目標としては、「誰かを応援するときに、ポンっとお金を出せるようになりたい」 ですね。
「稼ぎたい!とにかく稼ぎたい!」
「誰か、毎月何百万かくれないかな…?」って思ってます(笑)。
ー 最近はTikTokでの配信もされていますよね。
TikTokはやっぱり有名人とコラボできたり、スケール感が全然違う ので、そこに夢を感じています。ミクチャとはまた違った可能性が広がると思っていますね。もちろん、ミクチャとTikTokの両立は簡単ではないですが、「使い分け」 が大事だと思っています。私がTikTokを始めた理由のひとつは、「ミクチャのライバーにPR案件をもっと増やしたい」 から。
TikTokで新しい繋がりやコネを作れれば、それをミクチャに持ってこられるかもしれない。
だからこそ、明確な目的を持って取り組んでいます。
実際に、春木開さんにもすごく良くしてもらっていて、イベントでも「りり姫!」って紹介してくれたりしました。
この前も「ライバーファイトクラブ」という番組で、投げ師さんや経営者の方々と繋がることができました。
こういう経験を通じて、「配信者としての規模感がどんどん広がっている」 のを実感しています。
さらに、今度は「モー娘。」の加護ちゃんとのバトルの権利ももらっています。
こうした新たな挑戦ができるのも、TikTokだからこそ。
TikTokは、ミクチャとはまた違う魅力や可能性がある場所だと思っています。
今後も、両方をうまく活かしながら、新しい挑戦を続けていきたいですね!
〈ライブタイムズ編集部〉