ライバー事務所 WASABI が、6月13日(土)に東京都内の会場で、年間を通じて最も輝いた所属ライバーを表彰する年に一度の祭典「WASABI AWARD 2026」を開催。今年度の頂点に輝いたのは、ライブ配信アプリ「Pococha」でトップライバーとして活躍する「ゆいぴ」となり、2年連続での年間1位という快挙を成し遂げた。
今年で3回目を迎えた本アワード。受賞ライバーやパートナーが口々にリスナーや事務所への想いを語り、涙ぐむ場面も多く見られた会場の様子をレポートする。

WASABI AWARD 2026 とは

「WASABI AWARD 2026」は、年間を通じて特に活躍したトップライバー・パートナーの功績を称える表彰イベント。所属ライバー約5,000人の中から選ばれた受賞者が出席し、各部門のトロフィー授与が行われた。
3回目の開催となる今回は、プラットフォーム別の部門賞から年間最高賞「WASABI OF THE YEAR」まで、各賞の受賞者が順に発表され、ライバー同士が互いの功績を称え合う祝福ムードに包まれた。
オープニング

オープニングアクトを務めたのは、所属ライバーでありプロのトランペット奏者でもある岩尾浩史。これまでバックバンドのトランペッターとして5大ドームツアーや武道館など数々のステージで演奏してきた経歴を持ち、ライブ配信アプリ「Pococha」でも最高ランクのS6を達成している。当日は力強い生演奏で「WASABI AWARD 2026」の幕開けを飾った。演奏後には、事務所、所属ライバー、そしてリスナーへ感謝を述べ、「これからもWASABIを盛り上げていきたい」とコメントした。

続いて、WASABI運営を代表して久保田 紀明氏が登壇し、開幕を宣言。「記念すべき第3回、WASABI AWARD 2026を開催できることを心より感謝申し上げます」と挨拶し、所属ライバー、リスナー、パートナー企業すべてへの感謝を述べた。
久保田氏は、このアワードについて「日々ライブ配信に真摯に向き合い、努力を積み重ねるライバーの姿を目の当たりにする中で、その歩みを称える場をつくりたいという思いから始まった」と説明。「この会場に集まった皆様は、間違いなくWASABIを代表するトップライバーです」と語り、「365日積み重ねてきた皆様の努力や想いを形にし、ライバーと、それを支えるすべての方々へ『ありがとう』を伝えられる場にしたい」と開催に込めた思いを語った。
乾杯の挨拶

乾杯の発声を務めたのは、WASABI創業期から在籍し、活動7年目を迎えたライバー・みるくてぃ。専業ライバーとして現在も第一線で活動を続けるみるくてぃは、受賞者へ祝福を送った後、「これからさらに飛躍する皆さんに、配信活動で忘れてはならない『3つの袋』をお伝えします」と語りかけた。
ひとつ目は「知恵袋」。リスナーのコメントを拾い、一緒に配信をつくることが愛されるライバーの秘訣だと語った。ふたつ目は「堪忍袋」。心ないコメントや思い通りにいかない場面でも、笑顔を忘れず、大人の対応で受け止めることの大切さを伝えた。そして最後は「胃袋」。長時間・深夜の配信を続けるライバーにとって体は何よりの資本であり、「美味しいご飯をたくさん食べて、心も体も健康でいること。それがトップライバーとして長く輝き続ける一番の秘訣です」と笑顔で締めくくった。
各部門の受賞者
【TikTok ベストクリエイター賞】

moa (モア)
TikTok部門で最も活躍を見せたクリエイターに贈られる本賞は、moaが受賞。moaは2022年1月よりWASABIに所属し、PocochaでSランクライバーとして活躍した後、TikTokへ移行。関西コレクションをはじめとするイベントで活躍してきた。当日は欠席となったが、メッセージムービーが上映された。
moaは、「2年連続で賞をいただけて本当に嬉しいです」とコメント。2025年から挑戦している関西コレクションでは、先月5月の3度目の挑戦で、TikTokライバーとしてランウェイを歩くことが決定したという。「リスナーさんが応援してくれたものを、目に見える形にできたことが本当に幸せです。これからもリスナーさんと一緒に、応援してよかったと思ってもらえるように走り続けます。8月13日の関西コレクション、見に来てね!」と呼びかけた。
【IRIAM ベストVライバー賞】

宵の宮まほろ(ヨイノミヤ マホロ)
バーチャルライブ配信アプリ「IRIAM」で活躍したライバーに贈られる本賞は、宵の宮まほろが受賞。当日は欠席となったため、会場ではメッセージムービーが上映された。
宵の宮は「IRIAMで秘密のバーを営業している、宵の宮まほろと申します」と挨拶し、「2025年は、オリジナルのギフトを実装したり、オリジナルの楽曲を出させていただいたりなど、本当に充実した1年でした」と振り返った。さらに「今年はライブ2Dになること、オリジナルアニメーションの制作、そしてさらにたくさんの人に愛されるライバーを目指し、いつも支えてくださるリスナーのみんなと一緒に、これからも楽しんで頑張っていこうと思います」と今後の目標を語った。
【ギルドカップ 2025】

Pocochaのライバー事務所が競い合う事務所対抗イベント「ギルドカップ 2025」では、「TOP10ステージ」「DRAFT10ステージ」の2部門に出場したライバーが表彰され、トロフィーが贈られた。
〈TOP10〉
先鋒戦:着物ラーメン女子あき/ゆきの
次鋒戦:たいしゅうにんにく/ゆいぴ
中堅戦:おしお/Rui
副将戦:あいり/まこ
大将戦:ちっち/れなち

〈DRAFT10〉
先鋒戦:なぃあ/七瀬さん
次鋒戦:みづき/Ran
中堅戦:あいす/じゃがぴん
副将戦:岩尾浩史/ねこすてぃん
大将戦:こう1107/うさぎ

【WASABI NEW スター】
「WASABI NEWスター賞」は、初配信から90日以内にS帯へ到達したライバーを対象に、今後の活躍が期待されるライバーへ贈られる賞。受賞者はS帯到達後の獲得ダイヤ実績をもとに選出された。
5位:まいちゃん / 4位:こう1107 / 3位:まおすけ / 2位:みゅう / 1位:すず

第1位はすずが受賞した。デビューわずか1ヶ月後に開催されたPocochaにおける最大級イベント「POCO LAND 2025」が初イベントながら第3位を獲得。2026年1月にはS帯へ到達し、翌月にはS6を達成するなど、短期間でランクアップを果たした。当日は欠席となり、会場ではメッセージムービーが上映された。
すずは映像の中で、「デビューしてからの半年間、毎日毎月が挑戦の連続でした。配信を通してたくさんの方と出会い、応援していただきながらここまで走ってくることができました」とコメント。「嬉しいことだけでなく、悩んだり壁にぶつかったりすることもありましたが、事務所のマネージャーさん、所属ライバーの皆さん、そしてリスナーの皆さんの支えがあったからこそ、ここまで続けてこられた」と感謝を述べ、「これからも見てくださる方に楽しんでもらえる配信を続けながら、さらに成長していけるように精進したい」と今後の決意を語った。
【WASABI ベストパートナー賞】

パートナー部門の最高賞「WASABI ベストパートナー賞」は、Activation Groupが受賞した。また、長年にわたり事務所とライバーを支えてきた「グッドパートナー賞」には、しまかい、ゆうはの2名が選ばれた。登壇したライバーやパートナーが互いへの感謝を言葉にする中で、思わず涙する場面もあり、会場は温かな空気に包まれた。


特別歌唱ステージ
部門表彰の合間には、所属ライバーによる「特別歌唱ステージ」が設けられた。えりりん、まっきぃ。、凌の3組が歌唱を披露した。



【WASABI OF THE YEAR】
そして式典のフィナーレを飾るのが、年間を通して最も活躍したライバーに贈られる最高賞「WASABI OF THE YEAR」。約5,000名の所属ライバーの頂点を決めるこの賞では、各順位の受賞者が発表された。
10位:うさぎ / 9位:着物ラーメン女子あき / 8位:みゅう / 7位:むちこ / 6位:たいしゅうにんにく / 5位:ちっち / 4位:あいり / 3位:ゆきの / 2位:れなち / 1位:ゆいぴ
【WASABI OF THE YEAR】受賞者コメント
5位:ちっち

「呼ばれるって全然知らなかったので、こんな年間5位という結果をとらせていただいて本当に嬉しいです」と驚きを見せたちっち。知り合いの小さな事務所で1年ほど配信した後、紹介を受けてWASABIへ。事務所スタッフと「二人三脚」で2年間活動を続け、最初はB帯からスタートし、リスナーとともにS帯まで駆け上がってきた。
「去年の1年間は、半年間ずっとイベントが負け続きで、自分よりもすごいライバーさんたちと戦って全部負けという結果でした。でも負けたことですごくいい経験になって。自分自身も、ファミリーのみんなも一緒に強くなれた、貴重な1年だったと思います」と振り返り、「いつも自信をくれる言葉をいただいて、支えてくれるファミリーのみんながいるから配信を続けられています。本当に感謝しています」と語った。
4位:あいり

フリーライバーから事務所へ移籍し、「今までできなかったいろんな経験をさせていただいた」と語るあいり。「こっぴーさんに出会ってなかったら今の私はいないと思っています」と、自身を支えてくれた事務所スタッフへの思いを口にした。
「配信では喋れるのに、言葉も下手だし緊張して全然喋れなくて。いつも周りの方に気にかけてもらってばっかりで、本当に助けてもらってばっかり」と周囲への感謝を述べ、「一番支えてくれてるファミリーやリスナーさんがいてくれるおかげで、いつも笑ってばっかりの楽しい配信ができています」と話した。さらに「昨日S帯に復帰できました!」とうれしい報告も。最後は「この賞をいただけたのも皆さんのおかげです。ありがとうございました」と感謝で締めくくった。
3位:ゆきの

2025年、Pocochaマンスリーランキングで最高12位、今年1月には自己最高となるマンスリーランキング第2位を獲得したゆきの。医療ソーシャルワーカーとしての経験を活かし、「誰かの心に寄り添いたい」という思いを胸に、リスナー一人ひとりに真剣に向き合い続けてきた。ステージに登壇したゆきのは、これまでの歩みを振り返りながらコメントを述べた。
「去年はここに参加すらしていなかった私なんですけど、『ゆきの知ってます』『イベント出たら勝つよね』と言っていただけるようにもなって、本当に激動の1年間でした。プライベートも含めて、リスナーさんやファミリーさんが真摯に向き合い続けてくださったり、事務所の方々にもたくさん話を聞いていただきました」と感謝を語った。そして「まだまだやりたいことや挑戦したいことがあるので、リスナーさん、ファミリーの皆さん、これからもお付き合いいただければ嬉しいです」と前を見据えた。
2位:れなち

ライバー歴8年目。Pococha初期から第一線を走り続け、リスナーから「師匠」と呼ばれる存在のれなち。目標を掲げたら妥協を許さず、最後まで結果にコミットする姿勢が多くのライバーに影響を与えてきた。当日は欠席となり、メッセージ動画が上映された。
「2025年を振り返ると、本当にいろんなことがあった1年でした。楽しいことだけじゃなく、落ち込む日もあったんですけれども、それでも毎日配信を続けてこられたのは、応援してくださる皆さんの存在があったからです」とコメント。特に印象に残っている出来事として「イベント期間中に、みんなが一緒に目標に向かって頑張れたこと」を挙げ、「絶対に後悔したくないという気持ちで走り続けて、リスナーさんと一緒に喜んだ瞬間は今でも本当に忘れられません」と振り返った。「配信というのはただ話すだけじゃなくて、誰かの毎日の楽しみになれたり、元気を届けられる場所だと思っています。これからも見に来てくれるみんなに少しでも笑顔や元気を届けられる配信をしていきたい」と語り、リスナーやファンへの感謝を述べた。そして「みんながいたからここまで来ることができました。これからはもっと大きなステージに立てるように、もっとたくさんの人に知ってもらえるライバーになれるよう、もっともっと精進していきたい。2026年はさらに進化した姿を見せられるよう全力で走っていく」と力強く締めくくった。
1位:ゆいぴ

そして栄えある第1位に輝いたのは、ゆいぴ。50ヶ月以上連続でバッジを獲得し、PocochaトップランクのS6を維持し続ける、同事務所を代表する存在だ。約5年間でイベント入賞は100回以上、過去最高マンスリーランキングではPococha全体2位という記録も打ち立てた。現在は自身のブランドを立ち上げ、多くのライバーに夢や可能性を届ける存在としても活躍している。当日は欠席となり、メッセージ動画が上映された。
「年間1位を2年連続で受賞させていただけたこと、本当に嬉しく思っています」とコメントしたゆいぴ。「2025年を振り返ると、大変なことや悩むこともたくさんありました。でも、どんな時も変わらずそばで応援してくれるみんながいたから、ここまで走り続けることができました」と、リスナーへの思いを語った。今年7月で配信開始から5周年を迎えるといい、「人生で継続して何かをするということがほとんどなかったので、私自身の自信にも繋がりました。私1人じゃ絶対に続けられなかったと思います」と振り返る。最後は「6周年、7周年、8周年と、もっともっとみんなと一緒に楽しい毎日を過ごせるように、これからも強く楽しく全力で突っ走っていきたい」と力強く締めくくった。
感謝で溢れた式典に


全プログラムの終了後、司会の千秋氏は「皆様の努力を称える日であったはずなのに、皆様口々に『リスナー様への感謝』、『事務所への想い』を語っていただきました。感謝を忘れない皆様だからこそ、多くの方々に愛されているのだと実感した時間でした」と総括した。
スペシャルMCを務めたこっぴー氏も、「受賞者の皆さんの歩みや輝かしい実績に触れ、ライブ配信には大きな可能性があることを改めて実感した一日でした」と1日を振り返った。
最後に千秋氏は「数あるライバー事務所の中からWASABIを選び、この日を皆様とともに過ごせたことは、本当に特別なことです。これからも皆様に選び続けていただける事務所であり続けられるよう、努めてまいります」と締めくくり、「WASABI AWARD 2026」は閉幕した。
ライバー事務所WASABIとは

ライバー事務所WASABIは、2020年4月に設立され、東京都港区に拠点を構える、約5,000名のライバーが所属する事務所。特にPocochaにおいては、トップクラスの実績を誇る。
年間表彰式「WASABI AWARD」をはじめ、全国各地で開催されるリアルイベントにも力を入れており、リアルな交流を通じてライバーとのつながりを大切に育んでいる。第3回を迎えた今回も、受賞ライバーの言葉から見えてきたのは、数字や順位の先にあるリスナーや事務所との確かな絆だった。WASABIに集うライバーたちが、来年どのような姿で再びこの舞台に立つのか、今後の活躍に注目したい。
〈ライブタイムズ編集部〉