2025年9月11日(木)、Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)で大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦「UNIDOL 2025 Summer supported by 17LIVE」が開催された。
予選大会は6月から7月にかけて全国5都市(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)で行われ、総計58大学64チームが参加。決勝戦には、予選を勝ち抜いた15チームに加え、当日同会場で開催された敗者復活戦を勝ち上がった上位2チームを含めた計17チームが出場し、日本一をかけてパフォーマンスを披露。見事、慶應義塾大学の「さよならモラトリアム」が栄冠を手にした。

UNIDOL史上初の三つ巴同点!激戦を制し慶應「さよならモラトリアム」が悲願の初優勝
決勝戦の審査結果発表では、UNIDOL史上類を見ないドラマが待っていた。上位3チームが総合得点449点で並ぶという、まさに歴史的な大接戦。司会者から「UNIDOL史上かつてないことが起こりました!」と驚きの声が上がる中、大会規定により審査員票の得点が最も高かったチームを上位とするルールが適用された。
この激戦を制し、審査員順位1位を獲得した慶應義塾大学「さよならモラトリアム」が見事、栄冠を手にした。僅差で準優勝には京都女子大学「Cotton Candy」、第3位には関西学院大学「星空パレット」が輝いた。
優勝した「さよならモラトリアム」には賞金に加え、副賞として17LIVE株式会社より、振付師 CRE8BOYによる特別レッスン券が贈呈された。
〈優勝チーム「さよならモラトリアム」受賞コメント〉
「優勝という本当に素晴らしい賞をいただけて、本当に本当に嬉しいです。ありがとうございます!本日はお足元の悪い中、会場に足を運んでくださった皆様、配信を見てくださった皆様、この大会を作り上げてくださった関係者の皆様、そしてメンバーのみんな、OGの皆さん、本当にたくさんの方に感謝の気持ちでいっぱいです。予選では泣いてしまったんですが、今はまだ優勝というのが信じられていません…。
『さよモラ』、初優勝とったぞー!
予選に引き続き同じ7人で出場し、新体制にもなって不安なことばかりで、何度も壁にぶち当たりました。でも、普段は仲良く楽しく、練習では厳しく、という“さよモラらしさ”を貫けたことが、この結果に繋がったと感じています。
この大きな会場で、さよモラとして初めての優勝という素晴らしい賞をいただけたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました!」
豪華審査員とシークレットゲスト「いぎなり東北産」が会場を盛り上げる
今大会の審査員には、乃木坂46やAKBグループの振付を数多く手掛ける「CRE8BOY」、ハロー!プロジェクトの振付・指導を担当する「みつばちまき」の両氏が登場。さらにシークレットゲストとして、先日の日本武道館公演を成功させ、8月9日にavex traxからのメジャーデビューが決定している「いぎなり東北産」がパフォーマンスを披露し、決勝戦の舞台を一層華やかに彩った。
〈「いぎなり東北産」授賞式コメント〉
「本当にキラキラしていて、私たちも同じアイドルとしてすごくパワーをいただきました。そして、もっともっと頑張りたいなと思いました。頑張っているからこそ感じる気持ちがたくさんあると思うんですけど、夢さえ見失わなければ、回り道をしても、どんなに傷ついても、絶対に武器になる。無駄になることなんて1個もないと思うんです。皆さんの横顔を見て、これからもずっと夢をキラキラ追いかけてほしいなと思いました。今日いただいたパワーで、皆さんが『ダメかも』ってなった時に少しでも光を発せるように、私たちも頑張ります。人生は1度きりなので、一緒にありったけ輝いて、楽しい人生にしましょうね。本日は本当に素敵なイベントに呼んでいただき、ありがとうございました!」
慶應大/さよならモラトリアム インタビュー
ーー優勝した率直な感想は?
ひらり:正直、まだ全然実感が湧いていません。ですが、『さよモラ』として初めての優勝という、この誇り高い賞をいただけて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。応援してくださった皆様に感謝しかありません。本当にありがとうございます。
ーー練習で大変だったことは?
いろは:2曲目の表現です。かっこよさの中に色気を出すという表現と、技術的な部分の両立に苦戦しました。また、セットリストをどう繋げて8分間を表現するか、ゼロから1を作り出す作業も大変でした。どうすれば私たち7人の良さが出るのかを何度も何度も考え抜いたことが一番難しかったです。辛い時もありましたが、結果的に良いステージを作ることができて満足しています。
ーーセットリストや衣装を含め、一番の見どころ・ポイントは?
ふゆか:今回のステージのキーワードは『虹』でした。7人の7色それぞれの個性が光るようなセットリストや演出を目指しました。例えば3曲目の衣装は全員が違う色になっていて、さらに光る工夫もしています。7人という少人数だからこそ、一人ひとりの個性を最大限に生かせるステージ作りを意識しました。
ーー新しい会場「Kanadevia Hall」でパフォーマンスした感想は?
はるこ:今までは2階席まである会場が普通だと思っていたのですが、Kanadevia Hallは何層にも客席が見えて、空間がとても広く感じました。仕切られた空間ではなく、開かれた場所で踊っているような感覚で、とても開放的な気持ちでパフォーマンスできました。
ーーメインスポンサーは、17LIVEでした。ライブ配信を経験して得られたものはありましたか?
みく:私たちは普段、個人アカウントのXで発信していますが、17LIVEではリアルタイムで皆さんとお話できるので、より深くコミュニケーションが取れている実感が湧きました。私たちのことをもっと知っていただける良い機会になったと感じています。セットリストを公開した時も、配信のコメント欄でたくさんの感想をいただき、それに対して私たちが反応することで、大会のことについて皆さんとコミュニケーションを取れたのが良かったなと思います。
ーー結成は、2016年。“今年こそは”という気持ちはありましたか?
いろは:昨年卒業された9期生の先輩方は、グループを再始動させ、繋いでくれた偉大な存在です。その先輩方と戦った昨年の夏の決勝戦では、本当に優勝したいと毎日必死にもがきましたが、結果は3位でした。偉大な先輩方が抜けた後、1つの区切りを迎え『さよモラは大丈夫なのか』という不安が私たちにも、応援してくださる方々にもあったと思います。だからこそ、私たちは『さよモラ』の強さを見せつけたかった。先輩方が繋いでくれたこのグループを、ここで終わりにしたくないという強い気持ちがありました。この7人で伝説を残したい、この夏絶対に優勝しようと誓い合い、”新章”という意味も込めて優勝を目指し、実現することができました。
ーーこれから大学生になる方たちに向けてメッセージをお願いします。
ひらり:大学生になると、サークルや勉強など、色々と決めることがあると思います。私たちが今回1曲目に使わせていただいた「タイトル未定」さんの『空』という曲に、『グシャグシャになっても 躓いて泣いても そうだ 選んだのは僕だ』という歌詞があります。その歌詞のように、もし辛くて逃げたいと思っても、自分で選んだ道なんだと思って突き進んでほしいです。私たちもそうありたいと思っています。
17LIVE特別賞は上智大学「SPH mellmuse」が受賞
また、今大会のメインスポンサーである17LIVE株式会社からは、ライブ配信を積極的に活用し、ファンとの交流を深めたチームに贈られる「17LIVE特別賞」が発表され、上智大学「SPH mellmuse」が受賞。副賞として、ラジオ日本「60TRY部」へのゲスト出演権が贈られた。
UNIDOLとは
UNIDOL(ユニドル)は、日本唯一の「大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦」。2012年の初開催以来、今年で14年目を迎え、Zepp DiverCity(TOKYO)、中野サンプラザホール、NHKホールなど、数々の著名会場での開催実績を重ねてきた。2024年度の年間総動員数は学生主催イベントとしては日本最大級となる2.6万人を記録。2025年2月に開催した冬の決勝戦/敗者復活戦でも会場と配信を合わせて約5,000人を動員し、学生イベントとして類を見ない規模へと発展している。
■UNIDOL(ユニドル)大会情報および公式SNS
【北海道予選】
日程:6月29日(日) 会場:ZEUS SAPPORO
【関東予選】
日程:6月30日(月)〜7月2日(水) 会場:新宿ReNY
【東海予選】
日程:6月23日(月) 会場:DIAMOND HALL
【関西予選】
日程:6月24日(火) 会場:GORILLA HALL
【九州予選】
日程:6月21日(土) 会場:BEAT STATION
【決勝戦 / 敗者復活戦】
日程:9月11日(木) 会場:Kanadevia Hall (旧 TOKYO DOME CITY HALL)
【出場チーム】
58大学64チーム
・公式HP: http://unidol.jp/about
・X(旧twitter):https://x.com/UNIDOL_EXCO
・YouTube: https://www.youtube.com/@unidol2408
・Instagram: https://www.instagram.com/unidol_exco
【UNIDOL実行委員会】
Momoka_unidol( https://17.live/ja/profile/r/29078105 )
〈ライブタイムズ編集部〉