
ライブ配信アプリ「Pococha」が、全配信アプリのライバーを対象にした 『Pococha始球式』 の開催を発表した。現在盛り上がりを見せる夏の大型イベント 『Pococha甲子園』 と並行して実施され、1位入賞者は9月14日(日)に阪神甲子園球場で行われる〈阪神タイガース vs 中日ドラゴンズ〉戦の始球式に登板することができる。
他配信アプリ勢の参戦も見込まれるなか、Pocochaのトップライバーたちは、意地とプライドを掲げて挑む――が、ライバルを敵視するわけではない。「違うアプリのライバーさんとも一緒にこのイベントを盛り上げたい」。そう笑顔で語るのが、BABY CROWN所属のわんこだ。
保育士から専業ライバーへ転身し、「いつか甲子園のマウンドに立つ」という夢を胸に5年間配信を続けてきた彼女に、イベントへの意気込みから配信に対する想い、ファンへのメッセージまでをたっぷり語ってもらった。
まずは自己紹介をお願いします!
わんこと申します。Pococha歴は5年で、今年の6月で6年目に入りました。
所属事務所は、BABY CROWNです。
もともとは保育士をしながら配信をしていたので、配信外での活動は保育士としての仕事が中心でした。専業ライバーになってからは、約2年が経ちます。
阪神始球式イベントの情報が公開された時の印象は?
最初に発表されたときは、開催日が7月に行われるということが決まっていたので、それまでにどう準備を進めていこうかというのを、すごく考えていました。
特に今年は「応援バースト(※純粋な応援の量ではなくたくさんのひとの応援の量で加算)」など、今までの始球式イベントとは開催日数や条件もまったく違っていて、私自身もまずルールをしっかり理解して挑まないといけないし、リスナーさんとのすり合わせも丁寧にしていかなければならないなと感じていました。その分、責任や不安を感じることがどんどん大きくなってしまって……。
このイベントに対する気持ちが強い分、そういった戸惑いや不安が、配信中にもリスナーさんに伝わってしまうほどでした。
でも今は、みんなに話を聞いてもらって気持ちを共有できたり、ルールについても分からなかった部分をきちんと説明していただいたことで、気持ちも落ち着いてきて、今はもう前向きな気持ちで挑もうと思っています。
本イベントに挑戦する理由は何でしょうか?
もともとPocochaの始球式イベントには阪神がなかったのですが、「もし阪神があったら挑戦したい」という気持ちは、ずっと伝え続けていました。その後、阪神の始球式イベントが実際に開催されましたが、そのときはまだ保育士として働いていたこともあり、自分に自信が持てず、なかなか挑戦するタイミングを決められずにいたんです。
「いつか挑戦したい」という想いはずっと心の中にありましたが、今回、専業ライバーになることを決めたのは、「甲子園で始球式を投げたい」という目標が自分の中ではっきりと形になった瞬間でした。
そして、リスナーさんには「いつか私が始球式に出るときは、どこにいても、何をしていても、必ず私のところに帰ってきてね」と、ずっと伝えてきました。
そしてもうひとつ理由があり、兵庫県出身の父と大阪府出身の母のもとで育ち、小さな頃から阪神を応援する環境にいました。
家族で営んでいる実家の飲食店では、阪神ファンの方たちと一緒に応援することもあり、高校生になってからは、阪神のユニフォームを着て両親の手伝いをしながら、お店に立っていました。
そんな中で、熱い阪神ファンの皆さんに囲まれて過ごすうちに、当初はあまり興味のなかったプロ野球にも自然と惹かれていき、気づけば阪神タイガースからパワーをもらいながら、全力で応援するようになりました。そして今度は、そのパワーを自分からも誰かに繋げていけるように、これからも頑張っていきたいです。
開催まで残り約1ヶ月です。準備は整っていますか?心境も含めて教えてください。
今はすごく楽しみで、ワクワクした気持ちでいっぱいです。
イベント期間中は、妹も以前ライバーをしていたことがあるので、一緒に来て手伝ってくれたり、家族みんなが応援してくれています。
それから、おばあちゃんの家には甲子園の土があるので、イベント期間中だけ、少し借りてパワーをもらおうと思います。
リスナーの皆さんやファミリーの反応・雰囲気はいかがですか?
いつか私が始球式に挑戦するときは、集合してほしい――そんなふうにずっと伝えてきたので、同窓会のような雰囲気で、みんなでワイワイ楽しめたら嬉しいです。
私自身、「すべては7月のために」というキーワードを掲げていて、リスナーさんも一緒にその言葉を目標として受け止めて、同じ方向に向かってくれていることに、本当に感謝しています。
阪神タイガースのスローガンに「鼓動を鳴らせ、虎道を進め」という言葉があるんですけど、それと同じように、私たちも“同じ歩幅”で、1ヶ月間、気持ちをそろえて進んでいけたらと思っています。
今回は他のライブ配信アプリからの参加も可能ですが、”Pocochaライバー”としての意気込みや目標を教えてください。
私はPocochaで5年間配信を続けていて、いつか阪神タイガースの始球式に出ることを目標に、これまで頑張ってきました。
今回、他のアプリの方もエントリーできると聞いて、阪神タイガースファンとして、みんなで一緒に盛り上げていけたらいいですね。
始球式イベントも含め、Pococha甲子園やPOCO LANDなど今年は大規模なイベントが数多く開催されています。その点についてどう感じていますか?
Pocochaライバー全体としても、すごく盛り上がっていますし、他のアプリやライバーさんたちも巻き込むことで、配信アプリ全体の活気につながったり、たくさんの方がいろんなことに挑戦できる機会になるので、とてもいい取り組みだなと感じています。
他配信アプリからも参加が可能なイベントのため注目が集まっています。ライバルにはなりますが、Pocochaイベントの魅力やPocochaの良さを教えてください。
Pocochaは、リスナーさんとの距離感がとても温かく、リスナーさん同士でも交流があるところが魅力だなと感じています。
私自身も、リスナーさんと一緒にひとつの目標に向かって毎日を過ごしてきた中で、これまでの思い出や積み重ねがあります。
それはきっと、他のライバーさんやそれぞれの枠にも同じようにあると思いますし、今回の始球式は特に大きなイベントなので、みなさんそれぞれに強い気持ちがあると思います。
私も負けないくらい熱い想いを持っているので、一緒にこのイベントを盛り上げていけたら嬉しいです。
配信にかける熱い想いや原動力を伺いたいです。
配信のいちばんの魅力は、リアルタイムでリスナーさんと繋がれることだと思っています。
それはテレビやYouTubeにはないもので、「この瞬間、この1つ1つを大切にできる」まるで対話のようなものだと感じています。
私にとって配信は、1日の中で少しでも誰かに寄り添える時間があったらいいなと思っていて、落ち込んでいる人を元気づけられたり、逆に私がみんなからパワーをもらったり…。
そんなキャッチボールのようなやり取りが、私の原動力になっています。
そして、配信を通じて「みんなでひとつの目標に向かう」というのは、すごく“大人の青春”のようなものだと思うんです。
一緒に笑ったり、一緒に悩んだり、支え合ったり── 大人になるとなかなかできなくなってしまうことだけど、配信にはそれがあると思っています。
私は、そんな瞬間をこれからも大切にしていきたいし、もっといろんな人と、その瞬間をひとつひとつ大事にしていきたいです。
最後に、リスナーの皆さんへメッセージをお願いします。
阪神もセ・リーグ1位、私も始球式イベント1位を一緒に目指していけたらいいなと思っています!実はもう、投げる練習も始めています(笑)。
読者の皆さんへ ──
話しやすさ、親しみやすさが私の売りなので、どんな人でも気軽に話せると思います。
是非遊びに来てください!
〈ライブタイムズ編集部〉