名古屋を拠点に急成長を遂げるライバー事務所「アスタリスク」が、ついに東京・新宿に新たな拠点を構えた。個室20室完備、機材・衣装すべて無料という充実の配信環境に加え、ライバー経験者の女性マネージャーが対面でサポートする体制を整えた新宿オフィス。
実家暮らしや都心勤務者の「配信環境問題」を解決し、配信未経験者や挫折経験のあるライバーたちに新たな可能性を提供する場として注目を集めている。今回は、新宿オフィスでマネージャーを務める「NANO」さんに、施設の詳細から事務所の強み、そして「配信者目線」でのサポート体制まで、徹底的に話を聞いた。
新宿オフィスレポート
マネージャー 「NANO」さんにインタビューを実施!
ーーまずは、自己紹介と、新宿オフィスでの役割について教えてください。
新宿店マネージャーのNANOです。
新宿オフィスでは、ライバーさんのサポートを中心にマネージャー業務を担当しております。
事務作業はもちろん、アスタリスクで放送している「ライバーのぶっちゃけ小屋」というラジオ番組では、MCも務めています。
ーーアスタリスク第二の拠点として、なぜ「新宿」という場所を選ばれたのでしょうか?
新宿は東京の中でも特に多くの人が集まるエリアで、情報の発信力や影響力が非常に大きいと感じています。TikTokというプラットフォームの特性上、トレンドの最先端にいられることはとても重要なので、アスタリスクの第二の拠点として最適だと判断しました。と社長から伺っています。
ーー新宿オフィスで利用できる「配信ブース」について、その設備や特徴を具体的に教えてください。
個室は20部屋あり、配信に必要な機材も揃っています。特にコンデンサーマイクを完備しているため、ご自宅に音響設備がない方でも高音質で配信が可能です。
また、衣装もすべて貸し出しており、配信では画面映えしやすく、顔が明るく見える白系のお洋服もたくさんご用意しています。加えて、メイク道具も一式揃っているため、普段あまりメイクをしない方にはメイクサポートも行っています。
ーー「立地」以外に名古屋本社との役割の違いはありますか?
本社と基本的な取り組みは同じなのですが、新宿店では私自身がTikTokを動かしていて、そこでコスメの紹介を積極的に発信しています。そのコスメを実際にメイクブースで試していただけるのは、新宿店ならではメリットだと思います。
ーー「対面でのマネジメント」について、具体的にどのようなサポートをされているのでしょうか?他の事務所との違いがあれば教えてください。
対面でのマネジメントについてお話しすると、まず配信の経験がなく「何を話せばいいかわからない」というライバーさんには、最新のノウハウをお伝えしています。TikTokは本当にさまざまなリスナーさんがいるので、ときには心ない言葉を受けてしまうこともあります。そうしたときのメンタル面のサポートや、イベントに参加する際の戦略づくりなどを、ライバーさんと一緒に取り組んでいます。
他の事務所との違いで言いますと、マネージャー全員がライブ配信の経験者なので、配信者目線でのアドバイスができる点が大きいと思います。さらに、マネージャーは全員女性なので、特に女性ライバーさんにとっては同性ならではの視点からサポートできるのが強みです。例えば、男性マネージャーだと「男性が女性リスナーを集めるコツ」は分かっていても、女性ライバーに特化したアドバイスは難しいと思うんです。私たちは、女性ライバーさんが男性リスナーを獲得するための具体的なコツもお伝えできますし、同性だからこそ話しやすい部分もあるのかなと思います。
私はまだ入って3ヶ月ですが、ライバーさんとの関係をもっと深めていきたいと思っています。特にオフラインで直接お会いできると、オンライン上のLINEだけのやり取りとは違って、より親しみやすく、話しやすい関係を築けると感じています。
ーー現在、新宿オフィスはどのような方が利用されていますか?
私がここに入ってからは、3ヶ月ほど経ちます。現在は8名ほどの利用者がいて、その多くが“配信ルームを貸してくれると聞いて”という理由で新宿に来てくれています。
都内在住に限らず、職場が都心部という方も多くて、仕事が終わった後にここで配信して、そのまま帰宅する方もいらっしゃいます。
利用者の年齢層は18歳から25歳くらいが中心です。名古屋だと20代後半が多い印象なので、土地柄の違いかもしれませんね。
ーー未経験の方が多いですか?
未経験から始める人、過去に3ヶ月ほどで辞めてしまった人、別の事務所で続かなかった人など、さまざまです。共通して多いのは“途中で挫折した経験がある子”だと思います。特に、『お家で配信すると続かない』と話す子が多くて、配信ルームというオフラインの環境がモチベーションの維持や継続のサポートになっているのだと感じています。
ーー新宿オフィスは、どのような方に特におすすめしたいですか?
新宿店はアクセスの良さが大きな魅力です。会社が近い方や普段なかなか配信時間を確保できない方でも、帰り道に1〜2時間だけ配信してから帰る、といった使い方がしやすいと思います。
また、新宿付近にお住まいの方や、実家暮らしで配信が難しい方にもおすすめです。ご自宅では時間帯によって声を出しにくい、近隣への配慮が必要といった場合でも、安心して配信できる環境をご利用いただけます。
ーー最近所属されたライバーさんで、サポートを通じて成長を感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。
元々、他の事務所に所属していたけれどサポートが十分でなく、なかなか配信を続けられなかった子がいました。その子がアスタリスクに来てくれてからは、マネージャーから配信後すぐにフィードバックがもらえることや、お菓子や飲み物が自由に楽しめる環境が嬉しいと話してくれています。実際に楽しく出勤してくれていて、「配信ブースがあってよかった」と言ってもらえました。直接フィードバックを受けられることも、配信を続ける意欲につながり、成長を実感できるきっかけになったと思います。
ーー新宿オフィスとしての、短期的な目標と、長期的なビジョンを教えてください。
長期的なビジョンとしては、新宿店からアスタリスクの「顔」となるライバーを3人ほど輩出したいと考えています。
まだ発展途上の事務所なので、今すぐというよりも、じっくり伸ばしていき、12月までにはアスタリスクの「顔」になってもらえる方が生まれたら嬉しいですね。
ーー最後に、東京でライバーとして活動したい方々、そして事務所選びに悩んでいる方々へ、メッセージをお願いします。
多くのライブ配信事務所がある中で、ぜひアスタリスクを選んでいただきたいと思っています。
特に新宿近郊にお住まいで「家での配信環境が整わず、夢を諦めてしまっている」という方には、当社の配信ブースをはじめオフラインの環境を活用して挑戦していただきたいです。
事務所が増えているからこそ、信頼できない事務所も出てきていると感じます。何もわからない状態から、ライバー経験のあるマネージャーと二人三脚で「トップライバー」を目指したい方は、ぜひアスタリスクを選んでいただけたら嬉しいです。
マネージャーとライバーさんの関係性は、友達に近いけど友達ではない、という絶妙な距離感です。
仲のいい先輩のような存在でありながら、ライバーさん一人ひとりにしっかり寄り添いサポートします。
逆に、マネージャーがつくことに緊張してしまう方は、適正な距離感を保つので気楽に来ていただきたいし、しっかりマネジメントしてほしい方には、1対1で担当のマネージャーがついてサポートします。
そして、ライバーさんのイベント最終日は、必ずそばで見守ります。イベラスを見ながら一緒に泣くこともあり、「ライバーより泣いてるやん!」と言われることも(笑)。一緒に悩み、一緒に笑い、喜びや悔しさを共有する――そんな関係性を大切にしています。
ASTERISKライバーズレポート(5月号)
2025年5月末時点 所属ライバー数:116人
新規所属ライバー:25人
5月月間ベストライバー
ピックアップ新人ライバー
〈ライブタイムズ編集部〉