
国内累計1,800万ユーザー突破、月間訪問者数500万人を超える人気ライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」。
その最前線で結果を出し続けるNAVIのセルフブランディング術を徹底深掘り!
自分自身の価値を落とさないための考え方や、交友関係、SNS の一言一句まですべてを戦略的に設計してきた彼女のブランド構築の極意を、余すことなくお届けします!
そして、憧れの夢を叶えるために婚約を破棄し、その結果「TGC」「関西コレクション」「GirlsAward」のステージを制覇。
雑誌のレギュラーモデルにも抜擢され、この春にはモデル事務所との提携も実現。
まさに“ライブ配信で人生を変えた”彼女の軌跡――
配信者なら見逃せない必読インタビューです。
Q1.ライバーを始めたきっかけは?
ライブ配信を始めたのは、今から約4年前、26歳の頃です。当時は病院で働いていて、同じ職場の同期と婚約したことが大きな転機になりました。
『このまま結婚してもいいのかな?』『自分はやり残したことがないだろうか?』そんなふうに、自分の人生と改めて向き合うようになったんです。
結婚すれば、“自分のやりたいこと”を我慢して、家族のために全力で生きなければいけない。そう思った時に、『女の子として生まれてきたからには、最後に一度は女の子が憧れるような仕事をしてみたい』と考えるようになりました。
その時思い浮かんだのが、モデルという職業でした。一度だけでもいいから、『雑誌に載ってみたい』そんな気持ちが芽生えていた頃、Instagramのストーリーズに流れてきたのが、ミクチャの『CanCam』の雑誌掲載イベントの広告だったんです。
そのイベントでは、ライブ配信に参加することが条件になっていて。そこから、私の配信生活がスタートしました。
ーー始める前に不安や期待はありましたか?
正直、配信のことは全く知らなかったので、不安もなければ、稼げるという期待も全然ありませんでした。ただ、「雑誌に載りたい」その一心でした。
Q2.ライバーの魅力や楽しさ、ライバーを始めて良かったことは?
運が良ければ収入が一気に跳ね上がることも大きいですし、一般人から芸能事務所に入るチャンスができたり、雑誌モデルを経験できたり、ランウェイを歩けたり。
平凡だった人生を180度変えることができるのが、この仕事の一番の魅力だと思います。
配信を通して、「やりたいこと」や「叶えたい欲」が湧いてきて。
自分の人生を“変えられる場所”だなと、心から感じました。
ーー当時目指していた雑誌に出演できましたか?
はい、実際に雑誌に載ることができました。
やっぱり雑誌イベントはほとんどの人が掲載されない中、結果を出すことができて、本当に嬉しかったです。
「配信を始めてよかったな」「配信っておもしろいな」と心から思えた瞬間でした。
ーーやりがいは?
配信を始めてみて、自分は“配信の仕事が好きだったんだな”って気づくことができました。
自分の好きなタイミングで始められる仕事で、時間や場所に縛られることもなくて。制限がないからこそ、すごく自由に働けるのが魅力だと思います。
そして何より、「頑張った分がすぐに結果に繋がる」この点に一番やりがいを感じています。
そういう意味でも、ライバーってすごくいい仕事だなって思いました。
Q3.逆にライバーの難しさ、辛い部分はどのあたりにありますか?
ライバーって、誰でも簡単に始められる仕事だからこそ、“続けること”がすごく難しい職業だなと感じています。
この世界は1人の爆投げしてくれるリスナーさんの存在で、人生が大きく変わることもあるんです。
でも、もしその方が離れてしまったら、また一から自分の配信スタイルを見直して立て直さなきゃいけなくて。
実際、それをきっかけに辞めてしまう人も少なくないんです。
新しいリスナーさんが自然と増えていくような、“再現性のある配信”をどう作るかが大切だと気づきました。
ーー挫折した経験はありますか?
私は、辛いことがあってもアイテムが飛んだ瞬間に全部忘れちゃうような、けっこう単純なタイプなので、今のところ「挫折した」と思うような経験はないんです。
ただ、配信を始めてまだ4年目に入ったばかり。社会人でいえば、まだまだひよっこの段階なので、これから挫折する可能性は高いんじゃないかなって思っています。
配信を続けられている人って、新人の頃から結果を出している印象が強いんですよね。
だからある程度、“ポテンシャル”ってすごく大事なんだなと感じています。
正直、2〜3ヶ月やっても、半年続けても結果が出ないなら、思い切って辞めるのも一つの選択肢だと思うし、自分に合った媒体に切り替えるのもアリだと思います。
人には向き・不向きがあるので、早めに見切りをつけて、別の適性のある仕事を探すこともすごく大事だと感じます。
Q4.飛躍したきっかけやターニングポイントはありましたか?
1人で1,000万ポイントを投げてくれるようなリスナーさんが、何人もポンポンポンとついた時期があって。それはもう、本当にたまたまだったと思います。
この世界は、やっぱり運の要素もすごく大きいんですよね。
だからこそ、その課金して応援してくれる方々がたくさんいるうちに、ミクチャで有名な「GirlsAward」や「TGC」など、タイトル系の大きなイベントを全部取りに行ったんです。
その実績が、後々になって自分の“付加価値”として積み上がっていって、今では1人のリスナーさんに負担が偏ることなく、出たいイベントで結果を出せるようになりました。
沢山応援してくれている間に、出たいイベントは全部出ておこうっていう考えで動いていたので、あのときの判断は間違っていなかったなと思っています。
今でもあの時まだ何も結果を残してない新人だった自分に価値を見出して応援してくださった方達には本当に感謝しています。あの頃があるから今があります。
ーー運を掴むために何か行動はしましたか?
私が意識していたのは、自分の価値を自分で下げないことでした。
たとえば、配信中のコメントを読んでる時に「漢字が読めない」ってつぶやいたり、ちょっと“賢くないのかな?”って思わせてしまうような発言をよく見かけるんです。
でも私は、そういう言動は極力しないようにしていました。
というのも、私たちはリスナーさんにお金を使って応援してもらっている立場であって、ある意味“商品”なんですよね。
だからこそ、「高く買ってもらう」ことがすごく大事なんです。高く買ってもらわないとポイントが上がらないので、イベントに勝ち続けることができなくなります。
リスナーさんの中で、課金をたくさんしてくださる人は経営者の方など賢い方たちが多いです。
そういった方々に応援してもらい続けるためには、自分の“商品価値”を自ら落とすようなことは絶対に言わない。これはすごく気をつけていました。
Q5.活躍し続けるために大事にしていることや努力していることはありますか?
この仕事って、イメージが大事なんですよね。だからこそ誰と仕事をするか、誰と友達付き合いをするかといったリスク管理をとても大事にしています。
配信を始めたばかりの新人時代やイベントでタイトルをたくさん取り続けていると、同業のライバーさんに表立っては言われなくても、なんとなく嫌味が伝わってきたりすることがあるんです。
やっぱり、女の子ってそういう空気に敏感じゃないですか。
正直、それがちょっと面倒に感じることもあって、同業の子とリアルで遊んだりすることは、ほとんどなかったですね。
私のLINEを知っている人とか、実際にリアルで会って遊んだことがある人って、かなり限られた存在なんです。
ライブ配信って、噂ひとつで印象が変わる世界なので、たとえば悪い噂がある子だったり、何でもペラペラ話してしまうようなリスク管理が甘い子と付き合っていると、自分まで巻き添えを食う可能性があるんですよね。
だから私は誰と付き合うか、その人間関係を選ぶこと自体が、活動を続ける上での“努力の一つ”だと思っています。
ーーモチベーションが下がった時にどうやって持ち直しますか?
私は、モチベーションのためにも「自分が出たいイベントには、素直に出るべきだ」と思っています。
どうしても気持ちが乗っていないと、その雰囲気ってリスナーさんにも伝わっちゃうんですよね。
そうなると、アイテムも飛ばなくなってしまったりします。
例えば、最初から強い相手が出ていて「もう勝てなさそうだな」って感じることもあるんですけど、そこでひよって出ないのではなくて、たとえ入賞の確率が低くても、自分の出たいイベントに出ることが、モチベーションを保つ一番の方法だと思っています。
たとえそのイベントで入賞できなかったとしても、その次のイベントに繋がることもあるし、何よりリスナーさんって、「一生懸命食らいついて頑張ってる配信者」を応援したくなるものなんですよね。
だからこそ、結果が出なかったとしても、次は「この子を入賞させよう!」って、配信者以上に全力で応援してくれるようになるんです。
そういう瞬間に、新しいリスナーさんがつくことも多いので、自分の気持ちに正直に、やりたいイベントにはどんどん挑戦するのがいいと思います。
Q6.ライブ配信(ライバーとして)での今後の目標は?
これから徐々にTikTokの配信を始めていくんですが、目標は「TikTokで女性配信者として1位になること」です。
今は男性ライバーさんがトップをキープしているじゃないですか。
だからこそ、「女性でも1位を取れる」っていう前例をつくりたくて、その壁を自分の手で塗り替えていきたいです。
Q7.これからライバーを始める人や、もっと活躍したいと思っているライバーにアドバイスするなら?
自分の“NO”をちゃんと言えない人は、やっぱり伸びないなと思うんです。例えば、『これ嫌だな』『あれはやめてほしいな』って思っても、それをはっきり伝えられないと、自分の枠がどんどん崩れていきます。ライバー自身が気にしていることだったり、『それ、わざわざ言わなくてもよくない?』みたいなことを、悪気なくリスナーさんが言ってくることもあるんですよね。
だからこそ、『これは言わないでね』『こういうのはやめてね』って、自分の“地雷”をきちんと伝えて、リスナーさんを自分好みに“育てていく”ことが大切だと思います。リスナーさんも人間なので、ちゃんと伝えれば理解してくれるし、言わなくなります。だから教育って本当に大事だと思うんです。
あとは煽りやおねだりって、トップライバーさんたちは本当に上手なんですよ。煽られても嫌な気持ちにならないどころか、むしろ『もっと投げたくなる』っていう気持ちにさせる技術。でもそれって、しっかりとした信頼関係やキャラ設定、長く積み重ねた人間関係があってこそ成り立つものなんです。
そこを飛ばして、『あ、この人は他枠でよく投げてるから、うちでも投げてもらえるだろう』って、いきなり同じような煽りをしてしまうと、だいたい事故ります。だから、最初のうちは無理にトップライバーの真似をしない方がいいと思います。煽りやおねだりをする前に、まずは自分だけの配信スタイルを確立すること。それが何よりも大切だと思いますね。
Q8.ミクチャについて教えてください!
ミクチャは、配信を始めたばかりの子でも注目されやすいようなシステムになっていると思うんです。誰でもポイントを稼げるチャンスがあるから、やりがいは感じやすいですね。
ただその一方で、新人ライバーさんがどんどん出てくる世界でもあるので、油断すると飽きられて、リスナーさんがそっちに流れてしまうこともあります。だから、長く続けていくには、ある程度計算というか、戦略的に動く必要があると感じています。
でもやっぱり、ミクチャの一番の魅力はイベントですね。ランウェイイベントや、雑誌の専属モデルをかけたイベントなど、小学生からママさんライバーまで、幅広い層を対象にしたイベントが用意されているのも、ミクチャならではの魅力だと思います。
Q9.人生において大事にしていることや考え方、流儀などがあれば教えてください。
私は“人と比べないこと”を大切にしています。この世界って、自分では比べていないつもりでも、どうしても他人から評価されて比べられてしまう場面が多いんですよね。
やっぱり“自分には自分の良さがあるし、他人には他人の良さがある”っていう考えを持つようにしていて。そのうえで、自分の良さをしっかり伸ばしていくこと、自分の人生にだけ集中することを意識しています。
それともうひとつ大事にしているのが、“陰口を言う側には絶対にならない”ということ。誰かからうらやましがられたり、陰で何か言われる立場になることは、この活動をしている以上ある程度避けられないです。それでも私は“言われる側”であって、“言う側”には絶対にならない。それが大事にしていることです。
Q10.ライブ配信に限らず最終的な夢や目標があれば教えてください。
いずれは自分で会社を立ち上げると思います。そしてその会社で、私がこれまで培ってきた配信の知識や経験を、私が配信を教えた子たちにしっかり伝えていきたいです。
そしてその子たちがちゃんと結果を出せるようになっていくこと。それが目標でもあり、夢でもあります。
〈ライブタイムズ編集部〉