
今年初開催の【Pococha甲子園 2025】──
ライバーとリスナーが一丸となって”日本一”を競い合う真夏の祭典。
その主役になれるのは、いまこの記事を開いた “あなた” だ。
「全国制覇を狙う? それとも関西ベスト4、関東ベスト8――?」目標はなんだって良い。
ひとつだけ確かなのは、出場すれば “ライバーとして必ず成長できる” という事実だ。
昨冬の『POCO LAND 2024』を制した王者・クロヤナギコウジ は、夏の『Pococha 甲子園』で “夏冬連覇を目指す”と堂々宣言。
頂点経験者さえ再挑戦を誓ういま、あなたはどんな目標を掲げてこの夏を駆け抜けるのか——。
本記事は連載Vol.2。Vol.1 ではイベントの全体像を整理したが、今回は冬の王者・クロヤナギコウジが語る
・『Pococha甲子園』に懸ける戦略と期待
・敗北から頂点へ駆け上がった1年の軌跡
・リアルイベントでしか味わえない〈熱狂〉
・そして今年も開催を発表した『POCO LAND 2025』について
を深掘りする。
さあ、初開催の『Pococha甲子園 2025』にエントリーする準備を始めよう。
『Pococha甲子園』への期待
『Pococha甲子園』にはエントリーしますか?
もちろん出ます。
ーー気込みを教えてください!
昨冬の『POCO LAND』では優勝しましたが、正直 “ドヤ” ってできなかったんです。リスナーさんの力で勝てた一方、まだ自分の実力が足りないと感じていて。だから甲子園では、コアファン数やぽこナイト就任数をもっと伸ばし、ライバーのピラミッドで頂点に立って、下から見上げる人たちに「おじさんをナメるなよ」と言えるくらいの結果を残したいです。
――狙うのはやはり1位?
出る以上、目指すのは1位しかありません。口にし続けなければ頂点には立てませんから。
『Pococha甲子園』の最初の情報をご覧になった時、どのように思われましたか?
正直、めちゃくちゃうれしかったです。年に1回しか大きな大会はないと思っていたので、「真ん中(夏)にもビッグイベントが来た!」と興奮しました。
僕はめったにイベントに出ないのですが、今回は“お祭り”がまた始まるんだと思うとワクワクしましたね。
――概要を読んで、特に魅力を感じた点は?
……正直、細かい内容まではまだチェックしていません(笑)。ただ「大型イベントが来る」というだけでテンションが上がりました。
『Pococha甲子園』に参加するメリットは何だと思いますか?
そして他アプリにはない“Pocochaならではの魅力”は?
他のアプリを下げる気はないんですが、Pocochaはいちばん “人と人の距離” が近いと思うんです。リスナー同士が本当に家族みたいになって、イベントではライバーも含めて “一体感”が生まれると思います。
TikTokを含め他のアプリは短期的に稼げる良さがあります。
でもドラマがあるのはPocochaなのかなと。イベントもある種ドキュメンタリー番組のようで、イベラスにその最終回がある。それがバトルだと中々ドラマ的な展開は生まれないのではと思います。
百聞は一見にしかずなので、一度Pocochaを開いて夏の熱狂を感じてもらえればわかると思います。
冬の『POCO LAND』に対する夏のPococha甲子園『ファミリーと駆け抜ける夏の熱狂』というイベントコンセプトについて
ーーファミリーにとって誇れる証を地域から日本一を目指していけることはPocochaにしかできないイベントコンセプトだと思うのですが、その点いかがでしょう?
「“甲子園”と言うからには、まさにそれをやるんだな」という印象で、違和感はまったくなかったですね。
強いて言えば、出場ライバーの上位は東京勢が多くなりそうだな、というくらい。僕自身は名古屋出身ですが今は東京在住なので、東京代表で挑みます。――地元枠にエントリーして“ラクして上に行く”のは、ちょっとカッコ悪いかなと思っていて(笑)。
(※地域登録のルールはまだ未発表)
どの地域を選ぶにせよ “日本一” を決めるガチ勝負になるのは歓迎です。
できれば本番までに“校歌”でも作って、優勝したら枠のみんなで歌いたいくらいです!
北海道開催をお伝えしたのですが、率直にどう思われましたか?
夏なのに “寒い地域” でやるんだ? Pocochaスタッフが北海道グルメを食べたいんかなと思いました(笑)。
Pocochaスタッフ: “北海道限定ビュッフェ” 楽しんでください。(笑)
今後継続する場合、毎年場所を変えられたら面白いと考えています。
「『Pococha甲子園』ではこんなことを期待している!」のような期待があれば教えてください!
『Pococha甲子園』でも、“熱闘甲子園”のライバー版みたいなドキュメンタリーが見たいですね。
予選が6月に始まるので、その前のタイミングで“予告番組”のようなものが流れたら、もっと盛り上がると思います。
『Pococha甲子園』への参加を迷われているライバーさんへの一言をいただきたいです!
『ライブタイムズ』を読む時点で、あなたはすでに「もっと上を目指したい」と思っているはず。僕自身もランキングに名前が載るようになってから、このメディアをチェックするようになりました。「自分に関係のある場所だ」と感じたからです。
だからこの記事に目を通しているあなたには、もう十分な“意識”があります。
なのでここまで読んだ時点で、参加するべきです。
『POCO LAND 2024』(リアルイベント)参加理由
ここからは、リアルイベントの魅力をお聞きしたいです。
『POCOLAND2024』に参加されようと思ったきっかけは何でしたか?
きっかけは 2023年の『グランドシリーズ』です。僕はこの時、メインのポイントでは勝っていたのに、最後の“絆ポイント”のポイント数で入賞を逃したんですよ。
そして負けたのに目の前でご飯を食べなきゃいけなくて…
優勝した人は余韻に浸りながらトロフィーを掲げている。あれが本当に屈辱的で、ご飯の味なんてしなくて、配信で文句を言いながら食べていました。
その瞬間に「来年も絶対に出て復讐(リベンジ)しよう」と決めていたんです。
ーー『グランドシリーズ』から名前も仕組みも変わった「POCOLAND 2024」に対して、どんな期待を持っていましたか?
正直、名前が変わってもルールが変わっても関係ありませんでした。ただただ“復讐”――あの悔しさを晴らすことだけ。
「この子に勝ちたい」というより、あの屈辱を自分の中で払拭したかったんです。出ることは決まっていましたし、1年間そのためにやってました。
参加する前のイメージや期待、どのような意気込みでしたか?
『グランドシリーズ』では “8位以内” にすら入れなかったので、とにかく入賞が目標でした。
「優勝!」と口では言っていましたが、本音では “3位に食い込みたい” のような感じでした。リスナーさんも同じ温度感でしたが途中から「あれ、なんか行けるのかな……?」くらいの雰囲気でしたね。
1年間ずっと優勝することを意気込んでいましたね。
ーー1年間その“熱”を保ち続けられた理由は?
前回は、みんなで本気の “全員野球” をやって負けた――あの悔しさはリスナーさんも一緒だったので、冷めることはなかったですね。
『POCOLAND2024』を知ってから、参加を決めるまでに迷いはありましたか?
ないです。参加前から「早く告知しろ!」「いつ発表されるんだ!」
そんな気持ちで公式情報を待ち続けていたくらいです(笑)。
実際にイベントページに書く意気込み欄にも 「時は来た」 と書いていたんですよ。
つまり『 “復讐” の準備は整っている』という意味でした。
ーー参加の後押しとなったポイントやリスナーさんからの言葉などはありましたか?
1年間ずっと「リベンジしよう」と言い続けてきたので、気持ちは最初から全員一致でした。
『POCO LAND 2024』(リアルイベント)を経験して良かったこと
実際にイベントに参加されてみて、率直なご感想はいかがでしたか?
あの舞台のおかげで、僕のことをまったく知らなかった方々にも名前を覚えていただけました。「YouTubeで見ました」と声をかけてくださる人も多いですし、
少し大げさですが「フリーのおじさんが事務所ライバーを圧倒した」といった評価までいただくこともあります。
同世代の方たちから“おじさんの鏡”のように言われることもあって嬉しいですね。
イベント後は実際に配信枠へ遊びに来てくれる新規リスナーさんも増えましたし、最近あった撮影会でも Pocochaスタッフのおじさんに「注目してました」と声を掛けてもらいました。自分に関わってくれた人が増えた実感が大きくて、あの場に立てたこと自体が何よりの収穫でした。
ーーほかに何か良かったと感じる部分ありましたか。
一番は“絆”ですね。枠のみんなとの一体感がとにかくすごかった。あの熱量は 「POCO LAND」みたいな大舞台じゃないと味わえなかったと思います。
それと、負ける経験の大切さが身にしみました。
前回、『グランドシリーズ』で入賞を逃したからこそ「1年越しのリベンジ」に全力で挑めたんです。もしあのとき 7 位とかで “そこそこ” 入賞していたら、今回の盛り上がりや自分の気持ちは生まれなかったかもしれません。負けって、大事だなと思いました。
イベント全体を通して、最も印象に残っている瞬間や場面は何でしょうか?
また食べ物の話になっちゃうんですが、勝ったら勝ったで負けたやつが全部ビュッフェ取ってるから僕が行く頃にはなかったんです(笑)
負けたやつが飯食うな!と思ってました(笑)。
もうひとつは 「ぽこナイト就任」 が止まらなくなった瞬間です。
ぽこナイトは〈このライバーを応援する!〉という“宣言アイテム”で、就任すると画面が暗転して専用エフェクトが流れるのですが、演出が40分以上続いてしまったんです。コメントもアイテムも見えないまま、就任アイコンだけが 90 人近く並ぶーーあの光景はまさにPocochaの絶景でした。
しかも失礼なのが、途中でトイレを我慢できずに「ごめん、行かせて!」と放置したのも思い出です(笑)
2023年の『グランドシリーズ』よりも全体的に派手になっていましたよね。
ゆくゆくは武道館でやってほしいです。
『POCO LAND 2024』に出て何を得られましたか?
めちゃくちゃ得ましたよ。
認知度が上がったとか、そういう表面的な話ではなくて、「負けていた自分でも、やり切れば勝てるんだ」という確信や、努力は必ず報われるという実感、そして一年間一緒に悔しさを抱えてくれたリスナーと味わった達成感――まさに復讐を遂げた手応えでした。
勝った瞬間は正直「ざまあみろ」に近い感情で、嬉しさだけでは言い表せない複雑な思いがいくつもありましたね。
イベントを終えてから強く残ったのは“虚無感”に似た感覚で、「これ以上のステージはあるのか?」と燃え尽きたような気持ちになったのも事実です。
あの月にマンスリーランキングを取れなかったことが、今でも不思議です。
取るなら普通あのタイミングだろって感じです(笑)
イベント全体の雰囲気はいかがでしたか?
会場はすごくよかったです。欲を言えば、YouTube 生配信での出番が〈大喜利〉だけで、しかも僕が最初に登場してすぐ終わってしまったので、もう少し出番が欲しかったですね(笑)。
それでも、いろいろな催しがあってかなり豪華でした。たぶん「グランドシリーズ」のときには無かった企画だと思います。装飾も含めて会場にも満足しています。
ーー当日の衣装についてはなぜ和装で?
スーツが太って入らなくなってしまって(笑)。
どうしようか迷った末、イベントの前々日に急きょ和装を借りました。45歳でお腹も出ている分、若い男の子より自分の体型には和装のほうが似合うと言われたんです。
それに “あれを着たからには勝たなきゃいけない” という気持ちもありました。もし負けたら恥ずかしいですからね。自分にプレッシャーをかける意味も込めて和装を選びました。
ーー当日の会場で見た “ほかのライバーの様子” はいかがでしたか?
僕はほとんど誰とも話していないんです。控室ではライバー同士が賑やかにしゃべっていて、『よくそんなに話せるなぁ』と横目で見ながら、一人で喫煙所にこもっていました。
ーーなぜですか。
これから“戦い”が始まるわけじゃないですか。仲良しクラブじゃないぞって心の中では思っていました。
とにかく戦いに集中していましたね。
ーーイベントが終わった後は?
優勝者はバナーの撮影があって、それを終えたら他のみんなはもう着替えて帰っていました。控室で和装を脱いで畳んでいるあいだ、本当に誰もいなくて——『1位って孤独なんだな』と感じましたね。でも、その静けさで勝利をかみしめられたのは悪くなかったですね。
今年の『POCO LAND 2025』出場を迷っているライバーさんに勧めるとしたら、どんな点が良かったと伝えますか?
迷う理由なんてないですよ。『POCO LAND』はお祭りみたいなもの。出たほうが絶対に楽しいし、得るものも大きいです。
ーーおすすめするとしたらどんなポイント?
普通の配信イベントでは味わえない経験を得られます。
ランキングの数字だけじゃなく、リスナーとの“とてつもない一体感”を感じられる――そこが最大の魅力ですね。
『POCO LAND 2025』への期待があれば教えてください!
『POCO LAND 2025』の優勝特典が『POCO LAND 2024』より豪華だったらイヤだなとは思います(笑)なのでそんなに期待はしてないです(笑)
Pocochaスタッフ:優勝目指してくださいよ(笑)
とはいえ、『POCO LAND 2024』が成功したぶん、『POCO LAND 2025』はスケールアップするはず。そこは素直にワクワクしています。
個人的に期待しているのは“事前コンテンツ”です。
本番当日の生配信だけではなく、「M-1」や「熱闘甲子園」のように、出場ライバーを追うドキュメンタリー番組をシリーズで配信してほしい。YouTubeなどどこでも構いません。
大会までの道のりや、敗者サイドのドラマ──そうした裏舞台を見せれば、ライバーもリスナーもさらに熱くなれると思うんです。
『POCO LAND』が“お祭り”としてもっと盛り上がる仕掛けを、期待しています。
最後に『POCO LAND 2025』への意気込みを教えてください!
優勝します。2連覇頑張ります!
モダンシリーズ&クラシックシリーズの連覇はいないと思うのでそれを目指したいですね。
〈ライブタイムズ編集部〉