紅白10名のライバーが激突、リスナーとの絆が試される7競技
出場したのは、赤組がゆきち、みなの、れな、晴、あくあの5名。白組がましゅ、みかるん、Nico、ねむ、ろんの5名。開会式では会場に集まったライバーたちが順に入場し、イベントは和やかな空気の中でスタート。


赤組・白組それぞれが自己紹介を行うと、赤組代表のゆきちと白組代表のましゅが選手宣誓を行い、「リボンが取れても、髪が乱れても、かわいく、元気に、最後まで頑張ることを誓います!」と高らかに宣言。可愛らしい宣誓でイベントの幕が開けた。

マネージャー「おこめちゃん」の激しいラジオ体操でスタート




最初に行われたのは、マネージャー・おこめちゃんによる準備体操。
想像以上に激しい“ラジオ体操”に、ライバーたちは開始早々息を上げつつも笑顔。
緊張感が一気にほぐれ、会場全体が楽しい一体感に包まれた。
スマホフラッグ:リスナーとの関係性が勝負を分ける


最初の競技「スマホフラッグ」は、リスナーとの絆が試される種目。ライバーたちは自分の配信画面を探し出し、いち早く着席することを目指した。コメント欄が隠された状態で、ギフトのアニメーションや音で自分の枠だと伝えるリスナーたちの工夫が光った。赤組・白組ともに一歩も譲らぬ展開となり、結果は10対10の同点。序盤から互角の勝負が繰り広げられた。
(赤10ポイント – 白10ポイント)
玉入れ:ライバーたちが息を切らす新鮮な一面






続く玉入れも、ライブ配信ならではのルールが加わった競技。ライバーたちは開始と同時に、各自に配られた紙に書かれた「ライブゴール(指定ギフトの種類と数)」を設定。リスナーからのギフトでライブゴールを達成し、審判に報告して初めて玉入れに参加できる仕組みだ。
普段は配信で画面の前に座っているライバーたちが、ゴール達成後に体育館を駆け回る姿は新鮮そのもの。動き回ることに慣れていないライバーたちが息を切らしながら必死に玉を投げ入れ、中には疲れて倒れ込むライバーも。白組が2回戦とも制し、10ポイントを獲得した。
(赤10ポイント – 白20ポイント)
箱の中身で並べ替えクイズ:推しのリアクションや表現力が試される




午前最後の競技は「箱の中身で並べ替えクイズ」。箱の中身を触ったライバーがリスナーに言葉でヒントを伝え、そのリスナーが回答者に報告。頭文字を並び替えて正解を導き出す。マシュマロ、イヤフォン、靴下などが入った箱を触るライバーたちのリアクションに、会場は終始笑いに包まれた。白組が正解し5ポイントを獲得。
(赤10ポイント – 白25ポイント)
ランチタイム:お土産交換で交流を深める


午前の競技を終え、ライバーたちはランチタイムへ。配信をしながらの食事や、記念写真、お土産交換での交流など、競技とは違った和やかな時間が流れた。
風船気配切り:目隠しでも仲間の声を頼りに







後半戦最初の競技は「風船気配切り」。床に置かれた複数の風船を、目隠しをした状態で棒を振って割るゲームだ。まず4コラ(4人コラボ)でバトルを行い、その結果によって棒を振れる回数が決定。1位は3回、2位は2回、3位・4位は1回、獲得ポイント数によっても追加で振り下ろすことができる。
目隠しで何も見えない中、頼りになるのはチームメイトの声掛けのみ。「もうちょっと右!」「そこ!」といった仲間の指示を頼りに風船の位置を探り当て、1個割るごとに5ポイントが入る仕組みだ。棒が振り下ろされるたびに会場からは歓声や笑いが起き、大きな盛り上がりを見せた。
(赤55ポイント – 白50ポイント)
小窓deモノマネ:リスナーの声真似が勝敗を分ける



「小窓deモノマネ」は、リスナーが主役の競技。有名なアニメのキャラクターのモノマネ等をリスナーが小窓で披露し、伊藤代表が勝者を決定した。1回戦と3回戦を赤組、2回戦を白組が制し、60対60の同点に。
(赤60ポイント – 白60ポイント)
早押しイントロドン:4コラでヒントをもらいながら回答




イントロを聴いてリスナーからヒントをもらいながら曲名を当てる「早押しイントロドン」。全10問の熱戦の結果、僅差で白組がリード。世代を超えたお題に、リスナーから答えを教えてもらいながら挑む場面が印象的だった。
(赤64ポイント – 白66ポイント)
ギフトリレー:最終競技で勝敗が決定




最終競技「ギフトリレー」は、リスナーの団結力が試される種目。ライバーがライブゴールを達成したら走り出し、次のライバーにタスキを繋ぐ。この競技は白組がスムーズにライブゴールを達成して圧勝し、10ポイントを獲得。接戦を繰り広げてきた両チームの勝負が、ここでついに決した。
(赤64ポイント – 白76ポイント)
閉会式:白組優勝、MVPは赤組れな




全競技終了後、閉会式が行われた。最終結果は赤組64ポイント、白組76ポイントで白組の優勝が決定。伊藤代表からメダルが授与された。また、大会を最も盛り上げたMVPには、敗れた赤組かられなが選出された。
優勝チーム・白組のコメント
ましゅ

――「アスリンピック」の感想をお聞かせください
こんな機会でしか事務所のライバーさんと出会う機会がそもそもなかなかないので、こうやって集まってワイワイできているのがすごく楽しいです!
――優勝した感想をお聞かせください
やっぱりTikTokライバーなので、バトルするとなったら勝つしかないんです。途中ちょっとまくられちゃいましたが、最後のリレーで大きく勝てたのでいい終わり方でしたね。動画的にもよかったんじゃないでしょうか(笑)。
――読者にメッセージをお願いします
アスタリスク事務所のましゅと申します。現在ライブファイトクラブに出演させていただいたり、メディアなど色々活動させていただいております。普段の枠は企画配信だったり、絵を描くのが好きなので絵を描いたり、リスナーさんと楽しめることをしたり、雑談もするんですけど、バトルもめちゃくちゃ強いので、ぜひましゅの枠に遊びに来てくれると嬉しいです!
ねむ

――「アスリンピック」の感想をお聞かせください
画面越しに見ていたライバーさんと直接会って、白組・赤組に分かれてチーム対抗で競うイベントってなかなかないと思うので、すごく貴重な経験をさせていただきました。
――優勝した感想をお聞かせください
白組全員が『勝つぞ』という気持ちでいたので、本当に勝てて嬉しいですし、それを白組のみんなと共有できたのがとっても嬉しいです。リスナーさんの応援と、同じ白組のライバーさんのおかげで勝てました。
――読者にメッセージをお願いします
いつも応援をありがとうございます。未経験から始めて右も左もわからずにあわあわしている私を見つけてくれて、出会ってくれて、応援してくれることに本当に感謝しかありません。ありがとうじゃ伝えきれないんですけど、ねむが今ここにいられるのはみんなのおかげです。本当にありがとうございます。
みかるん

――「アスリンピック」の感想をお聞かせください
私、今年29歳になるんですけど、この年になって誰かと運動会するなんて子供の運動会ぐらいしかないって思っていたので、自分がメインでちゃんと出られる運動会が経験できて、本当にめちゃくちゃ楽しかったです。なかなかない経験をリスナーの皆さんにも、企画してくれた事務所の人にも本当に感謝したいです。またやりたいです!
――優勝した感想をお聞かせください
そもそも今日は負けるつもりなかったんですけど、途中ちょっと巻き返されたからビビりました。でもやっぱりみんなの団結が本当に強かったので、勝てましたね。やっぱり負けなかったです(笑)。
――読者にメッセージをお願いします
いつも応援してくれている皆様、本当にありがとうございます。歌配信者としてアスタリスクの看板を背負えるように日々頑張っているんですけど、なかなかうまくいかない時もみんなに助けてもらいながら、ちょうど1年、1周年を迎えてここまで頑張ってこられました。引き続き2年目も応援と温かい見守りをよろしくお願いいたします。新規で来てくれる皆さんも、楽しい枠なのでぜひ遊びに来てください!
ろん

――「アスリンピック」の感想をお聞かせください
最初どんな感じになるかなと思ったんですけど、初めて会った皆さんと仲良く団結できてめっちゃ嬉しかったです!
――優勝した感想をお聞かせください
途中で抜かされちゃったのでどうだろうなと思っていたけど、勝てて嬉しいなって思っています。
――読者にメッセージをお願いします
配信を始めてまだ2ヶ月で、今3ヶ月目に突入したところです。よかったらろんの枠に来てくれたら嬉しいです。
Nico

――「アスリンピック」の感想をお聞かせください
初めて参加させていただいて、すごく楽しかったです。想像以上の規模の大きさで、リアルで普段会わないライバーさんや、自分の枠以外のリスナーさんとも交流することができて、チームで団結できました。企画から視聴まで、見に来てくださった皆様、支えてくださった方、ありがとうございます。
――優勝した感想をお聞かせください
すごく嬉しいです。勝ち取りました。最後アンカーをさせてもらったんですけど、最後の最後までハラハラでした。自分の枠のリスナーさんが引っ張ってくださる中、今まで繋いでくれた先輩方のリスナーさんも応援に参加してくださって、みんなで勝ち取れた勝利でした。
――読者にメッセージをお願いします
記事を読んでくださってありがとうございます。TikTokライブでは本当にたくさんのスタイルで配信がされていると思います。私はお仕事や自分の夢に向かって頑張る方に元気を届けたいという思いで活動しています。朝と夜、『行ってらっしゃい』『おかえり』を全力でお届けしているので、ニコニコビームをぜひ浴びに来てください。
伊藤代表 総括コメント

ーー今日の総括をお願いします
事務所内でのプチオフラインイベントとして初めて開催しました。正直どうなるかなと思いつつ、あまり期待値を上げないようにしていたんですけど、思った以上にできたなと。初めてなのでグダグダなところもあったんですが、それはそれでよかったかなと思っています。これを足がかりにして、反省点や改善点も見えてきたので、徐々にクオリティアップしていけたらいいなと思います。
――開催した理由、ライバーに得てほしかったものは?
オフラインイベントってバトル系が多いじゃないですか。バトルを主軸としないイベントをやりたいなというところから思い立ちました。リスナーも参加できて、投げ銭の負担にならないというところをメインの軸として組み立てたんです。日頃バトルで大変なライバーさんやリスナーさんにとって、息抜きというか、投げ銭が飛ぶ別の世界線もあるんだよということを実感してもらえたらなと。バトルだけのライブ配信がどこまで続くか正直わからないですし、過度なものは規制される流れもある。そうなった時にこういう企画ができていると、時代の流れに取り残されないのかなと思っています。
――今後もオフラインイベントは続けていく予定ですか
運動会は1つのコンテンツとして使っただけなので、それ以外でできそうなものがあればどんどんやっていきたいなと思っています。ただ当然お金もかかるので、規模感や頻度を見ながらやっていきたいですね。

ーー2026年事務所としての目標と、伊藤代表ご自身の目標を教えてください
色々挑戦はしていますが、まだまだ大きい事務所ではないです。しっかりと『アスタリスク』として認知される事務所になりたいですね。個人的には『ライブファイトクラブ』に多く出演させてもらっているので、もうちょっと目立てるというか、『ライブファイトクラブに出演している社長』として認知されるような動きをしていきたいなと思っています。
ーー最後に読者へメッセージをください
アスタリスクは、他の事務所がやらないような『それって意味あるの?』と思われることに結構チャレンジしていく事務所です。例えばこのオフラインイベントも、普通の事務所さんなら『バトルでやらないの?』『バトルの方が稼げるじゃん』と思うと思うんですよ。でも投げ銭の量だけで判断しない世界線を見ていきたい。所属ライバーへの時給制度や広告媒体・ライブファイトクラブへの出演なども、短期的な費用対効果で見れば割に合わないこともありますが、あくまで長期的に見て意味があることをやっています。知名度を上げるというところは正直まだ弱い部分ですが、マネージャー陣や所属ライバーの温かさや寄り添いというところはどの事務所にも負けないと思っています。そういうところに興味を持ってもらえたら、所属を検討してもらえたら嬉しいですね。
「画面越しの青春」が生んだ新しいつながり
初開催となった「アスリンピック」は、ライブ配信ならではの競技を通じて、ライバーとリスナーの絆を深める特別なイベントとなった。
普段は別々に配信活動を行うライバーたちが、チームとして声を掛け合い、協力し合う場面が随所で見られた。投げ銭重視ではなく、画面越しにリスナーと声を掛け合いながら純粋に楽しむことに重点を置いた競技構成が特徴的で、事務所内でのライバー同士のつながりやコミュニティ形成を意識したイベント設計となっていた。
「画面越しの青春」というサブタイトルの通り、配信を通じてつながる新しい形の運動会となった。
ギャラリー
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〈ライブタイムズ編集部〉
