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コロナ禍でカメラマンの仕事を失い、「“今を生きること”だけで精一杯だった」──。そんな彼女が、ライブ配信アプリ「Pococha」と出会い、人生を大きく好転させた人気ライバー「ななまる」に、独占インタビューを実施した。
彼女は、いかにしてオンラインでの応援を、ファンが実際に集う“リアルな場所”(フォトスタジオ&Bar)へと繋げ、オープンさせるに至ったのか。
その軌跡と、知られざるプライベートな素顔に迫る。
Q1.まずはライバーを始めたきっかけを教えてください
私がPocochaを始めたのは、2021年1月です。当時はカメラマンの仕事をしていて、スタジオで働いていました。ちょうどその頃、コロナの影響でスタジオが臨時休業になって、仕事がどんどん減っていったんです。 “このままじゃまずい、何かしないと”っていう状況でした。
在宅でもできる仕事を探していた時に、友達から「今、ライブ配信がすごくいいよ」って勧められて。「絶対向いてると思うよ」と言われて、それがきっかけで始めました。
その時は、私自身ライブ配信というものをまったく知らなくて、見るのも初めて。それでも気になってネットで調べてみたら、一番最初に出てきたのがPocochaだったんです。
“素人でも始められる”って書いてあったのを見て、「じゃあ、やってみようかな」と思い、始めました。
当時は、カメラマンの仕事に加えて、アルバイトも掛け持ちしていました。
ーー始める前に感じたことや不安はありましたか?
最初は、上のランクを目指そうとか、まったく考えていなかったです。
“プラスアルファの副業”みたいな感覚で、「どうなるかわからないけど、とりあえず夜の時間は毎日つけてみよう」くらいの気持ちで始めました。
その頃は事務所にも入っていなくて、具体的なアドバイスもないままスタートしていたんです。だからもう、「とにかく配信をつけよう」「まずは知ってもらおう」って思って、毎日配信ボタンを押していました。
そんな中で、リスナーさんたちがいろいろ教えてくれたんです。
不安なことも、わからないことも、配信を続けていくうちに少しずつ解消されていって、何か困ったことがあればリスナーさんに相談したり、一緒に作戦会議をするようにもなりました。
Q2.ライバーの魅力や楽しさ、ライバーを始めて良かったこと、やりがい
最初は、夢なんて全然なくて、“今を生きること”だけで精一杯だったんです。
「とりあえずやってみよう」──そんな気持ちで、ライブ配信を始めました。
でも、配信を続けていくうちに、少しずつ気持ちが変わってきたんです。
ライブ配信を通して、“本当にやりたいこと”や“自分の目標”が、だんだんとはっきり見えてくるようになりました。
カメラマンとして「自分のフォトスタジオを持ちたい」という夢が生まれたり、誰かに応援してもらえることで、「もっとたくさんの人を喜ばせたい」という想いも芽生えました。
リスナーさんからもらう言葉やエールは、いつも私の背中を押してくれて、本当に自信に繋がっています。
「私も、誰かにとってのきっかけになれたら」「新しいことに挑戦する姿を、誰かに見せていきたい」そんなふうに思えるようになったのは、間違いなくライブ配信のおかげです。
今では、自分のフォトスタジオを持つことができていて、さらに自分のお店としてBarも運営しています。
そして何よりうれしいのが、ライブ配信で出会ったリスナーさんたちが、実際にそのお店まで足を運んでくれることです。
ライブ配信って、“その場だけの関係”じゃないと思うんです。そこから先の人生にも繋がっていけるような関係性が築ける。たとえ配信をやめたとしても、つながり続けられるような、あたたかいコミュニティを作れる場所。それが、私が思うライブ配信の魅力です。
ーーライバーを始めて良かったこと、やりがいはありますか?
やっぱり、目標を決めて、自分で言ったことを有言実行できたときは、自分自身にとっても、すごく大きな達成感があります。
今回も、「配信を復活して、S帯に行きたい」と自分から発信したことで、みんながその目標に向かって一緒に走ってくれました。
その中で、自然と団結力も生まれて、本当に嬉しかったです。
そんな感覚があるからこそ、配信って本当にやりがいがあるなと感じています。
Q3.逆にライバーの難しさ、辛い部分、挫折した経験
思い返してみれば、当時しんどかったこともあったかもしれないんですけど、私自身、あまり引きずらないというか、すぐにポジティブに切り替えるタイプなので……。
今となっては、“楽しかった”っていう記憶しか残っていないんです。
でもやっぱり、当時は周りにたくさんのライバーがいて、どうしても自分と比べてしまったりして。その“比べる”という感覚が、一番しんどかったのかもしれません。
今は、「比べるなら“過去の自分”」っていうのが、いちばんだなと思っていて、「先月の自分より結果が出てる、成長できてる」っていうふうに、自分の変化に目を向けるようにしています。
Q4.飛躍したきっかけやターニングポイントは?
私はけっこうコツコツ積み重ねるタイプで、最初にS帯に上がるまでにも、約8か月かかりました。B帯の時期がすごく長くて、その頃は“レインボー(Pocochaコアファンの最上級)を取ってくれる人”がたった1人しかいなかったんです。
でもその1人が、毎日ずっと枠を支えてくれていて――。
「もっと仲間を増やしていきたい」「いつかこの人を超えるくらいの存在を見つけていくね」ってずっと伝えていて、そこからは「まずは数を集めよう」と決めて、コアファン200人を目指して配信を続けました。
それが達成できたあたりから、1Kの応援だった方が、いつの間にか20K、30Kを目指すようになってくれて。私はずっと、「数から勝負していく」という意識で配信をやってきました。
S帯にはコツコツと登っていけたんですけど、自分の中で一番変化があったなと思うタイミングがあります。
それは、「負けるかもしれないイベント」に挑戦できなかった自分を乗り越えたときでした。それまでは、グッズや食べ物など、物がもらえるようなイベントばかり選んでいて、「自分が確実に入賞できそうなもの」にしか出ていなかったんです。
でも、自分の誕生日月に、Pocochaで「関東のCM出演権」をかけたイベントがあって、
それが、私にとって初めて「出演権」を争うような本格的な挑戦でした。
そのイベントでは、当時のトップライバーさんたちと戦うことになって、正直プレッシャーもすごかったし、本当にしんどかったです。
でも、そこで「挑戦する」と覚悟を決めて、しっかり優勝することができました。
あの経験が、自分をすごく変えてくれたと思っています。
それからは、関西ウォーカーや駅広告など、「自分には難しいかも」と思っていたような大きなイベントにも、どんどん挑戦するようになりました。
Q5.活躍し続けるために大事にしていることや努力していること
やりたいことや目標については、しっかりリスナーさんにも伝えるようにしています。
それと同じくらい大事にしているのが、スケジュール管理です。
「この時間に配信やるよ」ってあらかじめみんなに伝えておくことで、自分の中でも“この時間にやる”と決めて取り組めるんです。
私自身、今回が初めての“兼業ライバー”だったので、最初のコロナの時期はライバー中心の生活でした。
でも今は、カメラの仕事があったり、マネージャー業やバーの仕事もあったりする中で、
「配信はどの時間でやるか」というのを明確に決めて取り組んでいます。
“空いた時間に配信する”というよりも、まず配信の時間を優先的に決めて、前後に他の予定を入れていくイメージです。
たとえばBarで「夜は絶対に入らなきゃいけない」という日があれば、配信はその前の時間帯にやるようにしたり、1週間分の予定を見ながらスケジュールを組んで、リスナーさんにもシェアしています。
ーーモチベーションが下がる時はありますか?
配信自体がすごく楽しいので、モチベーションが下がることはあまりないですね。
むしろ楽しすぎて、つい長時間やりすぎちゃうこともあります(笑)。
1日に7〜8時間ぶっ通しで配信したこともあって、逆に寝る時間を忘れてしまい、翌日しんどくなっちゃうこともありました。
Q6.これからライバーを始める人や、もっと活躍したいと思っているライバーにアドバイスするなら?
これからライブ配信を始める人に伝えたいのは、「最初にどれだけ配信時間を取れるか」が本当に大事だということです。
やっぱり、最初の段階で配信の優先順位をしっかり上げておくと、その後がすごく楽になると思います。
後から「もっと配信時間を増やさなきゃ」って気づくよりも、最初の1ヶ月をどう過ごすかがすごく大きいなって、私自身の経験から感じました。
私の場合、最初は事務所にも入っていなくて、何もわからないままスタートして、
1日1時間だけ、しかもバラバラな時間に気まぐれで配信していたんです。
でも今だからこそ思うのは、ちゃんと固定の時間で配信しておけばよかったなっていうこと。最初の1ヶ月って、実は“見てもらいやすくて、フォロワーさんも増えやすい”大事な時期なんですよね。
だからこそ、これから始める方には、「配信時間をしっかり確保しておく」ことを何より大事にしてほしいって、心から伝えたいです。
もっと活躍したいと思っているライバーさんに伝えたいのは、「自分で考えること」の大切さです。
リスナーさんが増えてきた今こそ、「この人にはこうしたら喜んでもらえるかな?」って想像しながら動くことが大事だと思います。
「もっとこういう企画があったらいいな」とか、「こういう演出が自分らしいかも」って、どんどんアイデアを出して、自分の個性を前に出していくことが、これからはすごく重要なんじゃないかなって思います。
私自身も、マイイベントや配信企画は毎回いろいろ考えながらやっています。
時にはリスナーさんからアドバイスをもらって、「それいいね!じゃあこうしてみようか」って形にしていくことも多いです。リスナーさんと一緒に“枠を育てていく”感覚があるのが、ライブ配信のすごく面白いところなんですよね。
もちろん、「言われたことを素直にやる」っていう姿勢もすごく大事。でも、そこに“自分で考えて動く力”が加わると、もっと強くなれると思っています。
「こういう枠をつくりたい」っていうのは、ライバー自身にしか描けないものだから。だからこそ、自分の手で、考えて、つくっていくこと。それを大切にしていってほしいなって思います。
Q7.所属事務所について教えてください!
私が所属しているのは「BUZZ L!VE」という事務所なんですが、本当に“ライバーファースト”を大切にしてくれている事務所です。
やりたいことや目標に向かって、 “配信という手段を通じて活躍できる場所”を一緒に作ってくれるし、マネージャーとライバーが伴走型で取り組める関係性なんです。
ライバーさんが成長すればするほど、マネージャー側も一緒に成長できる。私はその環境って、本当に素敵だなって思っています。
私自身もマネージャーとして活動しているんですが、ライバーさんの成長を見守る中で、自分自身もたくさん学ばせてもらっています。
それに、代表や副代表との距離もすごく近くて、ライバーさんのことも、マネージャーのことも、すごく親身になって考えてくれるんです。
今は、関西と関東でライバーさん同士のオフ会なども企画しているんですが、そういう場にも代表や副代表が足を運んでくれたり、私がお店をオープンしたときにはお花を送ってくれたりと、ライブ配信以外の部分でも、本当に温かく応援してくれているのを感じます。
Q8.普段はどんな配信をしている?(どんな人が楽しめる?)
私が初めて配信したとき、リスナーさんに「好きなこととかあるの?」って聞かれたんです。
そのときに「お酒を飲むのが好き」って答えたら、「じゃあ飲み配信もできるよ」って言ってもらって。「えっ、飲みながら配信できるの!?」って思って。普段お酒を飲むのと同じ感覚で、配信しながらお酒を楽しめるんだったら、いいなと思ったのがきっかけでした。
配信中も、夜はお酒を持ってきて乾杯したり、お酒好きのリスナーさんが自然と集まってくれるんです。
「一緒に夜飲みたい」っていう人が楽しめるような、そんな枠になってると思います。
Q9.配信を続けている理由や配信にかける想い、原動力
リスナーさんがかけてくれる言葉の中で、「私が挑戦していく姿を見るのが、生きる楽しみになってる」や「長生きしてよかった」って言ってくれることがあって、
そういう言葉をもらうたびに、“自分が見せていく景色を、もっとリスナーさんに届けたい”って強く思うようになりました。
だからこそ、駅広告に乗るという挑戦だったり、もう一度S帯を目指したいという挑戦も、“自分だけの思い”というより、“リスナーさんと一緒に、その景色を見に行きたい”という想いがあるから、続けられているんだと思います。
Q10.普段応援してくれるファンやリスナーさんはどんな存在?好きなところは?
本当に、リスナーさんたちは家族のような存在でいてくれていて。私自身、今年の4月に実家を出て、初めて一人暮らしを始めたんですけど、お米や食材を送ってくれたりすることもあって、料理を始めた私の様子を見て、「このレシピいいよ」とか「今日の献立、一緒に考えようか」って、配信を通してサポートしてくれるんです。
一人暮らしをしてると、本来なら“ちょっと寂しいな”って感じることもあると思うんですけど、、配信してるとその感覚が全然なくて、家にいながらみんなと会話ができることが、すごく心強くて温かいなって思います。
うちのリスナーさんたちのいいところって、ノリがよくて、コメントも面白いんですよね。
リスナーさん同士も仲が良くて、私がボケたらちゃんとツッコんでくれるし(笑)、楽しい存在でもあるなって思います。
そして、やっぱり一番好きなところは、私のことを本気で応援してくれているのが伝わってくるところです。
Q11.普段の1日のスケジュールは?
夜は20時から2時までBarで働いていて、それ以外の時間にカメラの仕事をしています。その他の時間で、マネージャーの仕事や配信も行っています。
今、ライブ配信は主に朝の5時から7時をメインにしていて、お昼に配信する場合は11時半から13時半ごろ。Barの勤務がない日は、夜の20時半から22時ごろまで配信をしています。
Q12. 完全オフの日は何する?orハマっていること
完全オフのときは、旅行に行くことや、自然のある場所に行くことが好きです。
一昨年くらいまでは、「富士山に登るのが夢」で、そのためにいろんな山に登ったりしていて、実際に富士山を登り切ってからは、しばらく山には行っていなかったんですけど、最近また山登りも復活していこうかな、という気持ちになってきました。
今は、オフの日には自然に触れ合う時間を持つことを大事にしようかなと思って、そういった過ごし方をしています。
Q13.美の秘訣や美容法、ファッションのこだわりは、普段公開していない秘密は?
美容院には毎月通っていて、髪色は「明るいほうがいいな」と思い、ピンクを入れることが多く、それがちょっとしたトレードマークになっています。
ネイルも定期的にいっていて、そういった変化を配信中にリスナーさんに伝えると、「今日はここが変わったね!」と一緒に盛り上がれるんです。
服装は毎月届くファッションレンタルサービスを利用し、同じ服を着るよりも毎回違うコーデにすることで、画面越しにも華やかさを演出しています。
「この服かわいい!」「今日のコーデ新しいね!」とリスナーさんに褒めてもらえるのがうれしいですね。
スタイリストさんが私に似合う服を選んでくれるので、その点には特にこだわっています。
Q14.ファンに一言ください!
私自身、これまでいろんな挑戦をしてきました。配信を復活したときも、きっとみんなびっくりしたと思います。しかも、前のアカウントではなく新しいアカウントでの再スタートだったので、まさか本当にまた目指すとは思っていなかった人も多かったんじゃないかなと。だからこそ、そんな中でも一緒についてきてくれたことが、本当に嬉しかったんです。
これからも、私はいろんな挑戦をしていくと思います。だからこそ、その姿を一緒に見届けてもらえたら嬉しいなと思っています。
そして、私の挑戦する姿を見て、みんなの刺激を与えていける存在になれたらいいなと思っています。
これからも応援していただけたら嬉しいです。
Q15.人生において大事にしていることや考え方、流儀などがあれば教えてください。
私自身は、人とのご縁をすごく大切にしています。
今の自分があるのも、過去に出会った人たちや、過去にやってきたことが、すべて繋がっているんだなと感じていますね。カメラの仕事を始めたきっかけも、フリーでカメラマンとして活動できているのも、すべて人との繋がりから実現できたことだと思っています。
ライブ配信を通して出会えたリスナーさんたちがいるから、私自身、目標に向かって進めたり、「お店を持ちたい」と思った夢も、普通なら諦めてしまいそうなことでも、実現に向かって動くことができたんだと思います。
実際、その夢を叶えるのにかかったのは、たった1年半ほど。それができたのは、「応援してくれている人が待ってくれている」と思えたからです。
だからこそ、早くその人たちのための場所を作りたいという気持ちになれました。
自分の夢を口にしていく中で、「一緒にやろうよ」「協力するよ」って言ってくれる人が現れたのも、ご縁のおかげです。
人を大切にすること、ご縁を大切にすること。それが、私にとって人生の中でいちばん大事にしていることです。
Q16.今後の目標や展望、最終的な夢があれば教えてください。
直近で行きたい場所として、「オーロラを見に行きたい」というのは、リスナーさんにもずっと伝えています。
一昨年、富士山に登ったときに、目の前に広がる綺麗な景色を写真に収めることができて、すごく感動したんです。
それがすごく良い思い出になったので、次はもっとなかなか行けないような場所に行って、オーロラを見て、その景色を写真に残したり、配信できるなら配信して、リスナーさんにも一緒に見てもらいたいなと思っています。
いろんな場所、いろんな世界を自分の目で見てみたいし、その景色をカメラで切り取って、作品として残していきたいという気持ちがあります。
だからこれからも、旅行を楽しみながら、カメラの活動も続けていけたらいいなと思っています。
〈ライブタイムズ編集部〉