
国内最大級のライブ配信アプリ「Pococha」が、全国の頂点をかけて開催した『Pococha甲子園 2026』。8月9日(日)に福岡で行われた全国大会本戦決勝のDiamondステージで初入賞を果たしたのが、人気ライバー「りちゃん」だった。
昨年の同大会は14位。「みんなでやり切ろう」という空気で終えた前回から一転、今年は「絶対に3位以内に入る」という明確な目標を掲げて臨んだ。目標ポイントをファミリーに伝え、そこへ向かって全員で走れる枠になったからこその挑戦だった。
2023年1月、税理士事務所で働きながら配信をスタート。知り合いもいないフリーの状態で始め、毎日泣いていた時期もあったという彼女を変えたのは、それまで避けてきた大型イベントへの挑戦だった。初入賞までの道のりと、「挑戦した分だけ、出会える人がいる」と語るその理由について話を聞いた。記事の最後には、素顔に迫る一問一答も。
14位から初入賞へ、2度目の甲子園
ーー入賞が決まった瞬間、最初に浮かんだことを教えてください
まず、本当に驚きでした。去年は14位で、最後の方は「とにかくみんなでやり切ろう」という雰囲気だったんです。でも今年は「絶対に3位以内に入る」という明確な目標を持って挑んだので、「本当に目標を達成した」という達成感がすごかったです。
ーー明確に目標を掲げられたのは、枠が強くなったからでしょうか。
そうですね。POCO LANDである程度土台ができていて、今年に入ってさらに仲間が増えたことで、具体的な数字を出せるようになりました。
今までは、目標のポイントをなかなか明確にできなかったんです。それを言ったところで「無謀だよ」とマイナスの方に働きかねないと思って、あまり言えなかった。でも今年は、目標ポイントをはっきり伝えてもプラスの方向に働くくらい、強い枠になったので。「ここまで行くぞ。そのためにはこれぐらい必要だよね」という建設的な話ができるようになったなと思います。

ーー「またこの舞台に戻ってきた」と感じた瞬間はありましたか?
やっぱり会場に入った時ですね。すごく大きな音楽と照明、きらびやかなステージを見て、「こんな感じだったな」と思って。
今年は自分が高めの順位で、去年よりも注目度がある状態での決勝の舞台でした。楽しむのはもちろんですけど、「絶対に結果を残すぞ」という熱い気持ちがありましたね。
ーー予選は関東地域からエントリーされました。地域は意識されましたか?
出身が神奈川で、今は東京に住んでいるんですけど、ずっと関東にいるので関東でエントリーしました。
戦略として、もっと注目度が低い、参加者が少ない地域もあったんです。でも逆に、予選の段階から名前を知ってもらいたい、注目されたいという気持ちがすごくありました。関東は強いライバーさんが集まる地域なので、そのライバーさんやリスナーさんたちにも「りちゃん枠」を認知してもらう機会になるなと思って、あえて関東にしました。

ーー今年もエントリーしようと思ったきっかけは何でしたか?
まずPococha内での認知を広めたいというのがあります。それと、この枠を「いいな」と思ってもらえたり、目標としてもらえるようなライバーさんが増えたらいいなと思っていて。後輩たちにも知ってもらいたいという気持ちがありますね。
他のライバーさんやその枠のリスナーさん、Pocochaを普段からやっている方たちに知ってもらうきっかけは、やっぱりPococha甲子園やPOCO LANDだなと思ったのでエントリーしました。
ファミリーと歩んできた道のり
ーー去年から、リスナーさんの存在はどう変わりましたか?
去年まではフリーライバーとして参加させていただいていて、今年になって自分で事務所を立ち上げました。アカウント自体も変わって、今年の3月に転生しているんです。
その時点で、リスナーさん全員がついてきてくださるわけではありません。それでもずっと応援してくれる方もたくさんいるんですけど、そこに新しい出会いも加わって。今すごく波に乗らせていただいていて、枠の火力が上がったという意味では、今年は大きなチャンスをいただけているなと思っています。
それとは別に、2年以上ずっといてくれるリスナーさんもとても多くて。その方たちも「強くなったよね」「今年は取りきるしかないよね」と、枠が強くなったことをしっかり自覚してくれていました。「今年こそはファミリーの名に恥じないよう、みんなで頑張ろう」という意識はありましたね。

ーーここまで結果がついてくるようになったのは、何がきっかけでしたか?
今まではイベントを結構避けてきていたんです。「これはきついイベントだし、リスナーさんも大変だろうな」と勝手に自分で考えて、出ないという判断をしていて。その考えをやめて「もっと挑戦しよう」と思ったきっかけが、去年9月のTGC北九州の出演権をかけたイベントでした。
その時は入賞はしたんですけど、ランウェイを歩くことはできませんでした。それでも、あのイベントに挑戦してから、いろんないい出会いに恵まれたんです。勝ち負けは一旦置いておいても、挑戦しないと出会えるはずのものも見つからない。自分から、もっと積極的に探しに行かなきゃなと思いました。
そこから大きいイベントに参加するようになって、だんだん強くなりました。毎月何かしら、新しいリスナーさんや結果がついてくるようになって。明らかに変わったなという感覚があります。
ーー「みんなで勝ち取った」と感じた瞬間はありましたか?
今回のPococha甲子園もそうなんですけど、リスナーさんがファミリーチャンネルに「今やってるよ」と書き込んで、お互いに声をかけ合ってくれるんです。枠の中でも「今から行くよ」「絶対勝つよ」という声が飛び交って、チャットではそれぞれが自分の気持ちを言葉にして投稿してくれて。
その場に来られていない人も含めて、応援の大小に関係なく「来てほしい」という気持ちを全員が出してくれた時に、「みんなで戦ってるな」と強く感じました。
配信を続けてこられた理由
ーーライブ配信を始めたきっかけを教えてください。
私が働いていた税理士事務所が、インフルエンサーやライバー、YouTuberの方を担当することが多かったんです。それで、一緒に働いていた先輩に「やってみなよ」と、多分ノリだったと思うんですけど軽く言われて。仕事柄も興味はあったので、そんなきっかけで始めてみました。
本当に、仕事が終わったその日にインストールして、そのまま配信をつけました。顔写真もプロフィールも何も設定せず、何も知らない状態で始めましたね。

ーー始めた動機は、どんなものでしたか?
その時ちょうど生活の環境も変わって、「新しいことを始めたいな」「環境を変えたいな」と思ったのがスタートでした。配信って結構勇気がいるけど、息抜きになるというか、また違う何かを感じられそうだなと思って、興味本位でつけてみたんです。
ーー始めた時点では、仕事にしようという認識はなかったんですね。
「本職にしたい」と思ったのもだいぶ後でした。最初は何も知らなかったので、メーターを取ることも、アイテムをもらうことも分かっていなくて。3ヶ月くらいして、やっと「本気で頑張ろう」と思えたという感じです。
ーーそこから税理士事務所を辞められたんですね。
そうなんです。私、結構負けず嫌いで、仕事を理由に配信時間を短くしたくなかったんですよ。「仕事だから」というのがすごく嫌で。限界までやった結果、体調を崩してしまって。そこで「どうしよう」と考えた時に、配信の方が楽しいなと思って、その瞬間に配信1本にしました。勢いで決めちゃうところがあるんです(笑)。

ーー最初からうまくいったのでしょうか。
そんなことはなくて、最初は全然でしたね。それこそ「この枠、本当に最悪の枠だね」と言われたりもして。始めたばっかりの頃は、もう毎日泣いていました。
誰にも教わらず、フリーで知り合いもいない中、ずっと1人でやっていたので。枠が安定するまで、いいリスナーさんとなかなか出会えなくて。本当に、ひとりきりで続けていたなという感覚です。
ーーそこからどう改善していったんですか?
本当にもう、失敗の繰り返しです。交流も何度も失敗して、「こうしなきゃよかった」「こういう時はこうすればよかったな」という経験から、「次はこうしよう」と変えていきました。一通りの失敗は全部したかなという感じです。
ーー孤独な状態は、どう解消されたのでしょうか
リスナーさんとの出会いと別れを繰り返していく中で、私自身ではなく、枠全体を見てくれるリスナーさんに出会ったんです。そこから変わりました。
これから見に行きたい景色
ーー去年の自分に声をかけるなら、何と言いますか?
「今のその行動も考えも、間違いないから。自分とファミリーを信じて、とにかく突き進んでください」という感じですかね。
ーー配信人生で一番嬉しかったことは何ですか?
ありすぎて迷うんですけど、TGCへの出演か、ダラスでの現地取材ですかね。TGCは今年1月の「SDGs推進 TGC しずおか 2026」に出させていただいて、ランウェイを歩きました。ただ、TGCはまだソロで歩けていないので、一番嬉しかったこととして挙げるならダラスですね。
ダラスは、Pocochaとサッカーキングさんのコラボ企画で入賞して、現地取材ツアーに参加させていただいたんです。4年に一度のサッカーの祭典を、アメリカの現地で取材させていただいて。配信をしていなかったら、絶対にあの場に行くことも、レポーターをすることもできませんでした。あの大チャンスをいただいて、現地の熱狂を体感できたことが、やっぱり一番「生きててよかった」と思うことです。

ーーPOCO LAND 2026に向けて、今から意識していることはありますか?
今、出ようと思っています。まずはファミリーに「もう出るよ」と今から伝えて、「そのための8月、9月、10月、11月。この4ヶ月を過ごすよ」と。全部はPOCO LANDのためにやっていることだという意識を、日頃から言葉で伝えていこうと考えています。
TGC系にも仲間集めとしてまた出ると思うんですけど、本気で獲りにいくのはPOCO LANDだと伝えていきます。
素顔に迫る一問一答

ーー最近ハマっていることや趣味は?
ガチャガチャが大好きで、配信の後ろにもたくさん飾ってるんです。アニメのフィギュアとか、そういうのもすごく好きで。結構多趣味で、いろいろなことに興味がある性格なんですけど、ゲームも大好きですね。Pocochaにゲーム配信機能ができたら、やっています(笑)。
ーー緊張した時に乗り切るルーティーンは?
とにかく甘いものを食べまくることですね。タピオカとか大好きです。今回のPococha甲子園の表彰式の時は、ひたすらファミリーに「助けて」と言っていました(笑)。笑わせてもらって、なんとか乗り切りましたね。
ーー休日やプライベートの過ごし方は?
外に出ることが多いです。山登りをしたり、釣りをしたり、お花畑に行ったり。自然に触れる時間が多いですかね。
ーー最近買ったベストな買い物は?
最近、RADWIMPSのライブがあって、そのグッズを買いました。ただ、かなり売り切れていて、タオルとポーチくらいしか買えなくて。本当はTシャツが欲しかったんですけどね。
ーー自分を一言で表すとしたら?
「負けず嫌いの男気の猪突猛進」という感じです。
ーー気分転換やリフレッシュの方法は?
ピラティスですかね。
ーー心の支えになっている言葉や座右の銘は?
「どんな時もやりきる」というのは意識しています。
ーー好きな映画や音楽は?
アニメで言うと『HUNTER×HUNTER』が大好きです。あとは『進撃の巨人』とか。音楽はRADWIMPSとSUPER BEAVERです。
ーー最後に、ファミリーの皆さんへメッセージをお願いします。
今の私があるのは、ファミリーのおかげというのが大前提で。これからもファミリーとみんなで突き進んでいきたいので、よろしくお願いします。ついてきてください。
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Pococha甲子園 2026 :https://livetimes.jp/news/60470/












Pococha甲子園 2026
『地元の熱が、はじける夏を。』をテーマに、ライブ配信アプリ「Pococha」が2026年夏に開催した、全国のライバーが頂点を目指す大型イベント。総エントリー数は10,500人を超え、全国6地区での予選、全国大会本戦を経て、福岡で開催された全国大会本戦決勝で日本一の座を争った。冬の大型イベント「POCO LAND 2026」(12月25日開催)とも連動している。
開催期間 全国大会予選(西日本):7/2〜7/6 全国大会予選(東日本):7/3〜7/7 全国大会本戦:8/1〜8/5 全国大会本戦決勝:8/9(昼の部 A・Bランク/夜の部 S4-S6・S1-S3)
特設ページ:https://koshien.pococha.com/
〈ライブタイムズ編集部〉
