
Sponsored by ライバー事務所WASABI
Pocochaの最高ランク「S帯」を1年以上キープし続ける人気ライバー、ゆきの。 その華々しい実績の裏には、うつ病・対人恐怖症による挫折という意外な過去があった。
「毎日の応援は決して当たり前じゃない」 不安と隣り合わせのトップライバーがたどり着いた、S6を維持するための“思考法”とは?
一度は自分の居場所を見失った彼女が、なぜスマホの中に「心の居場所」を作り続けるのか。 その知られざる覚悟と、プライベートな素顔にも迫る。
まずはご自身のプロフィール情報、配信歴や実績を教えてください。
配信歴としては、最初に半年ほど配信をしていて、その後9ヶ月間休止期間がありました。休止明けから現在までで、1年3ヶ月ほど配信を続けています。
実績としては、S帯を昨年の11月から約1年1ヶ月ずっと維持させていただいていて、現在はS6をキープしています。
イベントでは、Pococha内のイベント「花火大会」で、S4〜S6の部門(ランキング)において全体2位を獲得しました。また、9月に開催された「ブラックプロフィール」というトップライバーが参加するイベントでは、S1〜S3の部門で1位を取らせていただきました。
そのほか、事務所内ランキングでは、8月から現在までずっと1位を維持させていただいています。
現在は熊本に住んでいますが、出身は岡山県です。
職業は今はライバー1本で活動していますが、もともとは医療ソーシャルワーカーとして働いており、配信と兼業していました。仕事を辞めたのは今年の6月で、辞めてからはまだ半年ほどです。それまではずっと兼業ライバーでした。
社会福祉士の資格を持っていて、約8年ほど、相談員としての仕事をしていました。

Q1.ライバーを始めたきっかけは?
最初に始めたきっかけは、医療ソーシャルワーカーの仕事が人の人生に深く関わる仕事だったこともあって、その重圧が大きすぎて、うつ病になり、対人恐怖症も出てしまったことでした。その結果、仕事を辞めることになったんです。
家でできる仕事はないかなと思い、探していた中で出会ったのが配信アプリで、そこから半年間は配信だけを続けていました。
その間に少しずつ病気も良くなってきて、仕事に復帰することになったので、9ヶ月間お休みをして、まずは仕事のほうに専念していました。ただ、その間も事務所の方やマネージャーのゆうはさんからずっと復帰の声をかけていただいていて。
ただ、配信をすると応援してもらっている以上、その責任を全うできない気がしてしまい、正直かなり悩んでいました。
それでも、「とりあえず楽しんでやってみよう」という気持ちで復帰しました。
ーー配信始める前に感じたことや不安や期待はありましたか?
元々、Pocochaや「ライバー」というよりも、ツイキャスを見ることがすごく多かったです。Pocochaも、実は2ヶ月ほどだけやったことがあったので、最初からめちゃくちゃ不安があったというよりは、「できればいいかな」くらいの、本当に軽い気持ちで始めました。仕事になるとは全く思っていなかったです。
家で人と喋ることや、コミュニケーションを取ることはすごく好きだったんですけど、対人になるとダメで。仕事としてどうこうというよりも、ひとりでずっと家にいるよりは、誰かと喋りたいなという気持ちのほうが強かったですね。なので、ここまで大事になるとは思っていませんでした。
Pocochaを選んだ理由は、「稼げるアプリ」で調べたときに、最初に出てきたからです(笑)。投げ銭というより、時給という仕組みが魅力に感じました。
ーーライバー事務所「WASABI」に入ったきっかけは?
事務所については、最初はフリーで活動していました。その後、途中でゆうはさんに声をかけていただいて、アカウントを作り直し、事務所に移籍するという流れでした。
Q2.ライバーの魅力や楽しさ、ライバーを始めて良かったこと、やりがい
ライバーの魅力や楽しさについてですが、もともと私自身が「人と繋がりたい」という気持ちがきっかけだったんです。今の世の中って、人付き合いがすごく希薄で、お隣さんも誰が住んでいるかわからないような時代ですよね。人間関係が薄く、仕事と家の往復だけになりがちな中で、スマホを開けば自分の居場所が作れる。それはライバー側にとっても、リスナーさんにとっても同じだと思っています。居場所を与えてもらえること、居場所ができることが、いちばんの魅力であり、楽しいと感じる部分ですね。
ーーライバーを始めて良かったこと、やりがいはありますか?
最初は、うつ病や対人恐怖症がある状態でした。
もちろん治療として病院には通っていましたが、おそらく良くなったきっかけは、配信を通して自分を認めてもらえたことや、自分がどんな選択をしても応援してくれるリスナーさんがいたことだったと思っています。そういった存在があったことで、自分の心の安定というか、居場所だったり、自尊心だったり、承認欲求だったり、そういうものが満たされていきました。前向きになれたというか、自分を好きになれたことが、「配信を始めてよかったな」と思える一番の理由ですね。
やりがいについては、自分自身が居場所を求めて配信を始めたからこそ、リスナーさんから「ここに来たら嫌なことを忘れられる」とか、「今日すごく落ち込んでたけど、ゆきのの配信を見て元気になった。明日も頑張れそう」と言っていただけることが多くて。そういう言葉を聞くと、本当にやってきてよかったなと強く感じます。

Q3.逆にライバーの難しさ、辛い部分、挫折した経験
今までの中で、努力しても必ず報われるとは限らないということは、すごく感じてきました。長時間配信をしたり、いろいろ工夫をしても、なかなか結果につながらないもどかしさや、「頑張ればいいってものじゃない」という現実も経験してきたので、そこは正直、難しかったですし、きつかったなと思います。
Pocochaはメーター制で、配信時間やメーターの状況がある中で、どうしても確実にランクアップできない、むしろランクが落ちてしまう状況もあります。でも、そんな状況でも必ず来てくれるリスナーさんが、私の場合はいました。9ヶ月間休んでいる間も、ずっと待ってくれていたリスナーさんがいて、「この人たちを悲しませるような配信だけはしたくない」という気持ちは、ずっと強くありました。
「楽しみたい」と言って戻ってきてくれたり、アイテムを求められる場面でも嫌な顔ひとつせず、できることを一生懸命してくださる方々に恵まれていたので、相対評価の中でやってもらったことを否定してはいけないと思っていました。リスナーさんが嫌な思いをしないように、ということだけを考えて過ごしていたら、意外と気持ちは平気でいられて、「また頑張ればいいか」と切り替えることができていました。
挫折した経験としては、最初の半年間ですね。S帯に上がりたいと思っていても、どうしても上がれず、ずっと同じランク帯で停滞していました。仕事復帰という理由も一つではありましたが、自分の中では、そこで一度、心が折れてやめたに近かったかなと思います。今振り返ると、人を楽しませるということよりも、自分自身の欲求、例えばランクを上げたい、アイテムが欲しい、という気持ちのほうが勝っていたことが、心が折れた原因になったと思います。
Q4.飛躍したきっかけやターニングポイントはあった?
復帰してからは本当にとんとん拍子で上がらせてもらっていて、復帰したときに気の持ち方を、大きく変えたところが一番大きかったかなと思っています。その日、メーターがマイナスでも、それでも応援してくださったリスナーさんを否定しない、悲しませない、ということを絶対に誓っていたのが、復帰してからでした。自分の自信のなさよりも、その場に来てくれたことに対して、まずは「ありがとう」を伝えることだけを大事にしていました。
そうしていくうちに、結果として、リスナーさんのほうが悔しがってくれたり、悲しがってくれたり、「じゃあ次は頑張ろう」と一緒に前を向いてくれるようになったんです。なので、復帰してからの”気持ちの持ち方”が、一番大きかったと思います。
ーー気の持ち方を変えて変わったところはありますか?
「楽しそうに配信するようになったね」と言われることが増えました。今も来てくれているリスナーさんがいるんですけど、「どんな状況でも、絶対に笑顔でいてくれてありがとう」と言ってもらえるようになりました。
自分の中で変わったと思うところは、変に落ち込んだりすることを表に出さなくなったことですね。そういう意味では、以前とは違うのかもしれないなと思います。もちろん、心の中ではめちゃくちゃショックです。本当にショックなんですけど、それでもそれを表に出さなかった、という点が一番変わったところかなと思います。
休止する前は、意識していない時点で、そういう気持ちが配信にも出てしまっていたと思います。

Q5.活躍し続けるために大事にしていることや努力していること
今、これだけ応援していただいている状況だと、他のライバーさんから「アイテムが飛んで当たり前じゃん」と言われることもあります。でも私の中では、これが明日も続くとは限らないし、毎日必ず来てくださるとも限らないし、今日アイテムが飛ぶとも限らないと思っています。こんなふうに応援していただけることは、決して当たり前じゃないという気持ちは、毎日大切にしています。
配信をつける前には、「昨日来てくれていた人が、今日は来なくなる世界」だと思うようにしていて、リスナーさんとの関係性や、リスナーさん一人ひとりの生活を想像することは、かなり大事にしています。
自分の中では、「今日こそ、何も飛ばないかもしれない」と常に腹をくくっています。でも、それが普通なんだと。実際、自分が全然足りなかった時期も経験してきたので、今の状況は奇跡だと思って、毎回配信に臨むようにしています。
ーーモチベーションが下がる時はありますか?
モチベーションについては、病むことはないんですけど、「疲れたな」と感じる瞬間はやっぱりあります。そういう時は、私は無理に配信をつけません。もう「休む」と決めて、ちゃんと休みます。顔に出やすいタイプなので、気づかれていることも多いですし、疲れている状態で配信しても意味がないと思っているので、「今月は休むね」と伝えることもあります。実際、先月はほとんど配信をしていなかったりもしました。
「今月は一回ゆっくりする」「自分の時間を大事にする」と決めて、モチベーションが下がりきる前に、意識的に休みを入れるようにしています。
今は、ランクというよりも、マンスリー(月)単位で考えることのほうが多いですね。1日のメーターよりも、1ヶ月の結果がどうだったかで見ています。だからこそ、1ヶ月まるまる休むと決断しないと、その結果に毎日振り回されてしまいます。たとえ1ヶ月の結果が悪くても、「自分で休むと決めたから仕方がない」と思える、そういう言い訳ができる状況を作るようにしています。
Q6.これからライバーを始める人や、もっと活躍したいと思っているライバーにアドバイスするなら?
これから始める人に向けて伝えたいのは、最初はアイテムが飛んで「嬉しい」と感じる瞬間が必ずあると思うんですけど、その最初の気持ちを忘れないでほしいな、ということです。やっぱり人間なので、どうしてもアイテムが飛ぶことに慣れてきてしまいます。だからこそ、最初にもらったアイテムを「嬉しい」と思えた気持ちは、ずっと大事にしてほしいなと思います。
もっと活躍したいと思っているライバーさんに対しては、私自身、たくさんのライバーさんを知っているわけではないんですけど、画面の向こうにいる人にも生活があって、人生があるということへの想像力が、少し足りていない人が多いなと、正直感じることがあります。Pocochaは特に、時間を稼がなきゃいけないとか、決まった時間帯に人が来る・来ないといったことを意識しがちですけど、そもそも枠に来てくれること自体が当たり前じゃないんですよね。
もしかしたら、残業を削って配信に来てくれているかもしれないし、人との予定の合間に、トイレに入って画面を開いてくれているかもしれない。そうやって、一人ひとりにそれぞれの人生や環境があるということを、もっと想像してあげてほしいなと思います。
私自身の経験でも、恩師を亡くされた状況でも、すごく明るいコメントをしてくださっていた方がいたり、病気でとてもきつくて入院していたのに、それを言わずに枠に来てくださっていた方もいました。後からその話を聞いたときに、「あのとき、配慮のない言葉を言わなくてよかった」と思うことが何度もありました。だからこそ、相手の生活や人生を想像しながら接することができれば、配信はもっと良くなるんじゃないかなと思います。

Q7.所属事務所について教えてください!
私はWASABIに所属しているんですけど、主にやり取りをさせていただいているのは、今一緒に入ってくださっているゆうはさんというマネージャーです。
ゆうはさんについてお話しすると、今はそこまで頻繁に連絡を取るわけではないんですが、最初の半年も、復帰してからのこの1年3ヶ月も、ずっと一緒に見ていただいています。ほぼ24時間LINEを開けてくださっている状態で、何かあればすぐに連絡を返してくださいます。
ライバーは、どうしても根拠のない不安を抱えがちだと思うんですけど、そういった不安に対しても、「今はこういう結果が出ているから大丈夫だよ」とか、「この状況なら、こうしてみたらどう?」といった形で、私たちライバーが見失いがちな“数字の部分”をしっかり明確に伝えて、背中を押してくださることが多かったんです。それは本当にすごく救われましたし、助けられたなと思っています。
事務所とのやり取りについては、直接やり取りをさせていただくことが増えたのが、ここ半年くらいになります。プライズを作る件で一度相談させてもらった時も、すごく細かくLINEでやり取りをしてくださったり、伝わりづらい部分は電話をしてくださったりと、常に丁寧に対応していただきました。
また、私がどうしたいのかという部分をとても大切にしてくださっていて、私自身が明確に求めていたわけではないことまで汲み取ってくださった上で、対応していただき、本当に大切にしてくださる事務所だなと感じています。
Q8.普段はどのような配信をしている?(どんな人が楽しめる?)
私の枠は老若男女が入り交じっていて、いちばん若い方で18歳、いちばん上の方で59歳になります。
女性ライバーは男性リスナーがつきやすいイメージがあると思うんですけど、私のファンやファミリーの中では、女性リスナーが約3割を占めていて、本当に幅広い層の方に来ていただいている配信だなと思います。
可愛いとか、女の子らしい配信というよりは、とにかく笑って全力で“今”を楽しめたり、元気になれたり、楽しくアイテムを投げたいという方には、楽しんでいただける配信かなと思いますね。
「お腹が痛くなるほど笑って寝られない」という声も結構いただくので、いつでも笑いが絶えない配信だと思っています。

Q9.配信を続けている理由や配信にかける想い、原動力
今の現代社会って、ライブ配信に限らず、SNSでも孤独になりやすい世界だなと感じています。
私自身、うつ病を経験したからこそ思うんですけど、みんな本当に真面目に働いていて、やらなきゃいけないことをこなして、仕事に追われて、やっと休みが来る、という日々を過ごしている方が多いと思うんです。だからこそ、せめていつもの平日を笑顔で、少しでも楽しく過ごしてほしいなって、すごく思っています。
もともと医療ソーシャルワーカーという仕事をしていたこともあって、人の重い相談事を聞く機会が多かったんですけど、配信をしている今も、「これってどうしたらいいの?」とか、「こういうことがあって正直きついんだよね」といった相談を受けることがあります。
世代的にも、ご両親の介護や病気のこと、逆にお子さんのことなど、悩みを抱えている方が多くて、そういった話をしてくださるのは、配信という匿名性のある場所だからこそだろうなと感じることも多いです。
それを話すか話さないかに関わらず、その瞬間をちゃんと一人の人間として、ひとつの人間関係として向き合える場所であり続けたい、という思いはとても強くあります。
それが、私が配信を続けている一番の理由ですね。
少しでも「ゆきのの配信を見て元気になったな」とか、「明日も頑張れそうだな」「今日頑張ってよかったな」と思ってもらえたら、それで十分だなって思っています。
Q10.普段応援してくれるファンやリスナーさんはどんな存在?好きなところは?
大袈裟に聞こえるかもしれないんですけど、本当に「人生のすべて」って思うような存在です。
この1年3ヶ月の間で、プライベートで本当に人生のどん底に突き落とされるような出来事がありました。
その時、家族や友達にも話はしていたんですけど、やっぱり毎日顔を合わせて話す存在は、配信で出会ってきたファンやリスナーさんだったんですよね。
どん底にいる状態で、配信を明るくすることがどうしてもできなくて、私は配信をつけるという選択ができなかったんですけど、その間ずっと「楽しい配信じゃなくていいから、とりあえず配信をつけてくれたらいい」「泣いてもいいし、話は聞くから」 って、2〜3ヶ月くらい、本当にひたすら支え続けてくださった方々でした。
自分は誰かを支えたいと思って配信をしてきたつもりだったのに、気づけば支えてもらっていた側でした。もし配信をやめて、この方々と関わらなくなったら、私はどこに心を委ねたらいいのかわからなくなるなって思うくらい、家族以上に、人生のすべてだなって感じています。
枠の好きなところは、発想力やコメントセンス、笑いのセンスが本当に天才的なリスナーさんが多いところです。
もちろん、静かに見ている方もいれば、突然とんでもない一言を放つ方もいたりして、本当にいろんなタイプの方がいるんですけど、共通して言えるのは、頭がいい人が多いなっていう印象ですね。頭の回転が早くて、枠のネタをどんどん作り上げてくださったり、いろんな形で配信を盛り上げてくださるところが最高に好きで、最高に自慢です。

Q11.普段の1日のスケジュールは?
配信をする日としない日で多少変わる部分はあるんですけど、基本的には配信をしている日がほとんどですね。
「今日はアイテムを集めます」と決めている日は、午前中からお昼、午後くらいまで配信をして、一度休憩を挟んで、そこからまた夜〜夜中まで配信、という生活になります。なので、寝る時間とご飯を食べる時間以外は、ほとんどずっと配信をしているような毎日です。アイテムを集める日は、1ヶ月の中でだいたい10日くらいですね。
一方で、集めない日は4〜6時間くらい配信していることが多いです。
みんなとだらだらおしゃべりする日もあれば、リスナーさんへのお礼として画像を作ったり、感謝の気持ちを伝えるための準備をしたりする時間にあてることも多いですね。正直、かなり面白みのない生活だなって思うこともあります(笑)。
生活リズムとしては朝方に寝ることが多くて、朝5〜6時頃に寝て、お昼の12時頃に起きます。そこから家のことをして、夕方前くらいから配信をつけて、19時頃に終わることが多いです。
その後はご飯を食べて、家でゲームをしたりアニメを観たりして、また寝る、という感じですね。
Q12. 完全オフの日は何をしますか?
配信をまったくつけない日は、あまりないですね。
Pocochaにはオフの日があるので、その日は友達と買い物に行ったり、飲みに行ったりすることもありますし、さっき少し話したように、ゲームをしたりアニメを観たりして過ごすことも多いです。
ーーあまり外出はしない派?
どちらかというと、かなりインドア派だと思います。友達と遊ぶ頻度も、1ヶ月に1回か2回くらいですね。
ーー趣味やハマっていることは?
趣味は、今はNetflixで『僕のヒーローアカデミア』にどハマりしています。

Q13.人生において大事にしていることや考え方、流儀などがあれば教えてください。
自分の経験や知識を通して、誰かが人生の選択をするときにサポートできる存在でありたい、という思いはずっとあります。やっぱり、「誰かに感謝される存在でありたい」という気持ちは昔から変わりません。
別に、私が何かをしてあげたいというよりも、困ったときに、そっと寄り添えるような存在になれたらいいな、という感覚ですね。
もともと私は、社会福祉士として福祉の道に進むことを、中学生の頃にはある程度心に決めていました。通っていた中学校は、耳が聞こえない子や目が見えにくい子も含めて、全員が一緒に生活する環境だったんです。その中で、耳が聞こえない女の子と特に仲が良くて、彼女とコミュニケーションを取るためには手話が必要でした。
その学校の同級生は、みんな手話ができるんです。授業で少し学ぶこともありましたが、何よりも「この子と話したい」という気持ちがあるから、自然と覚えていきました。
その関係の中で、「この子にとっては、手話がなければスムーズに会話ができないのなら、私が手話を覚えればいい」と思うようになったんです。そうすれば、手話で会話をしたい人たちと話せる人が、世の中に一人増えます。
私が努力して一つできることが増えれば、それで誰かを救えるかもしれないし、「ありがとう」と言ってもらえる存在になれるかもしれない。そんな感覚が中学生の頃からずっとあって、その延長線上に、最終的に福祉の道がありました。
だからこそ、「ありがとうと言われたい」という思いは、今の配信にも、ずっと根っこの部分としてあるのかもしれません。
Q14.今後の展望や最終的な夢や目標があれば教えてください。
「マンスリー1位を取りたい」という話は、ずっとリスナーさんたちともしています。どこかのタイミングでマンスリー1位を取って、ライバーとしては、これからもトップライバーとして活躍し続けていきたい、という思いはやっぱりあります。
ーーもう見えているのでは?
9月はトップ16位でした。私が16位だったときで、獲得は約3,600万。トップはそこからさらに倍以上になるので、その先が一つの大きな壁なんだろうなと、最近は感じています。いつかは、そこにも挑戦したいなと思っています。
それとは別に、ずっと心の中にあるのが、「相談できる人がいなくて、病気になってしまったり、怪我をしてしまったりする人」をこれまでたくさん見てきた、という経験です。匿名性がある配信に限らずではあるんですけど、「こういう時、どうしたらいいんだろう」と気軽に相談できる場を作りたい、という思いは、自分の中ではずっと目標というか、夢のようなものとしてあります。
人と人がつながりやすい関係性が生まれる場所だったり、プラットフォームだったり、どういう形になるかまでは、まだはっきり想像できているわけではありません。ただ、私と関わってくださった方々が悩んだときに、「一緒に考えられる」ような場が、これからもあり続けたらいいな、という思いは強くあります。

Q15.参考にしているライバーさんはいますか?
参考にしているライバーさんは、元々Pocochaで、現在はTikTokで配信されている「一休さん」という方です。
私が配信を始めた頃に、リスナーさんから「ゆきのって一休さんに似てるよね」と言われたことがあったんです。当時は全然知らなくて、「一休さんって誰?」という感じだったんですけど、たまたま一休さんの枠に行く機会があって、「そういえば似てるって言われたな」と思ってお邪魔したのがきっかけでした。
ちょうどその頃、自分の強みをどう伸ばしていけばいいのか分からなくなっていた時期でもあって、「一度見てみよう」と思ったんです。今振り返ると、タイプ自体は全然違うんですけど、配信のノリやテンション感はすごく似ているなと感じました。
当時、一休さんが個人的に有料の勉強会を開かれていた時期があって、そこに一時的に参加させていただいたこともあります。配信を伸ばしていく中で、「自分はどうしていくべきなのか」「何をどうリスナーさんに伝えればいいのか」「配信をどう組み立てていけばいいのか」といった、かなり根本的な部分を教えていただいたのが一休さんだったなと思っています。
Q16.ゆきのさんにとってライブ配信とは?
私にとってライブ配信は、「大人が青春をする場所」だと思っています。よく例えるんですけど、イベントは文化祭や体育祭みたいな感覚ですね。大人が本気になって、泣いたり、叫んだり、普通に生活していたら、そんな感情を全力で出す場面ってないと思うんです。
でもライブ配信では、ひとつの配信を一緒に見ている仲間たちと、わちゃわちゃ笑ったり、楽しんだり、叫んだり、時には泣いたりできる。そういう時間が、高校生や大学生の頃に戻ったような感覚にさせてくれるんですよね。
ライブ配信って、そんな「もう一度青春を味わえる場所」なんじゃないかなと思います。

Q17.ファンに一言ください!
本当に、毎日たくさんの応援をありがとうございます。
「毎日を楽しく過ごせたら」という私の想いに寄り添い、一緒に枠を盛り上げ、笑わせてくださる皆さんは、私の人生のすべてであり、心からの自慢です。
謙虚なリスナーさんばかりなので、「そんな大したことはしていないよ」と言ってくださると思います。でも、皆さんのコメントひとつ、アイテムひとつひとつが、今の私を作ってくれています。
皆さんに楽しい居場所を提供したいという想いで始めた配信が、いつの間にか、私自身にとってもかけがえのない楽しい居場所になっていました。本当に、感謝しかありません。
甘え下手なのに、わがままで、言葉が足りないことも多い私ですが、これからも一緒に、楽しい空間を作っていただけたら嬉しいです。
いつも本当にありがとう。大好きです。

〈ライブタイムズ編集部〉
