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「自分ひとりでは『0を1にできない』」──。かつて自身の創造性に悩んでいた彼女は、ライブ配信という世界で、かけがえのない仲間と出会った。
TikTok LIVEで活躍するライバー、Hemi。
彼女を変えたのは、リスナーと共に「1を創り上げる」という、何にも代えがたい喜びだった 。
歌と雑談、お笑いが融合した独自のスタイル「歌謡漫談」はいかにして生まれたのか 。そして、彼女が「私の誇り」と語る、温かいコミュニティの秘密とは 。
配信で変わることができた理由、そして彼女の”素顔”に迫る。
Q1.まずはライバーを始めたきっかけを教えてください
始めたきっかけは、私の友達が今の事務所の八木代表と知り合いで、「ライバーを探しているみたいなんだけど興味ない?」と紹介してくれたことでした。
ご縁だなと思い、「話だけでも聞いてみようかな」と軽い気持ちで会ってみたんです。そして、実際に配信を始めたのは今年の1月1日になります。
前職は商社で事務をしていました。学生の頃から、音楽で生きていきたいというのがずっと影にあって、仕事をやめて自分でSNS活動をしようと決めていたそのタイミングというのもありました。
SNS活動と言っても配信をやる予定はなかったので、八木さんを紹介してもらえてなかったら配信はやっていなかったと思います。
Q2.ライバーの魅力や楽しさ、ライバーを始めて良かったこと、やりがい
めちゃくちゃ魅力ありますね。まず、単純に「たのしい!」って思います。
リスナーさんのみんなと一緒に“1から作り上げていく”感覚が本当にたのしくて、ちょっと会社を立ち上げているような気持ちになります。会社を作ったことはないんですけど(笑)。
私はもともと「0から1を生み出す」タイプではなくて、自分ひとりではなかなか形にできないことも多かったんです。
でも、リスナーさんがいることで、「0を1にできる」感覚を味わえていて、それがすごく嬉しいです。
まだ配信を始めて9ヶ月くらいなんですけど、これまで音楽をやったり、芸能事務所に入ったりしてきた中でも、「自分はクリエイティブなことが苦手だな」と感じていたんです。
だけど、配信ではみんなと一緒に作り上げていくことができて、それが本当にたのしいです。
ライバーを始めて本当に良かったなと思うのは、“人間としてすごく成長できた”ことですね。
前よりも、人の優しさや温かさに触れる機会が増えて、心が動く瞬間が多くなりました。
もともとあまり感情的になるタイプではなかったんですけど、ライバーを始めてからは、嬉しいことや感動することが増えて、自分の中で感情の波を感じるようになったんです。
そして、仲間に出会えたことも、本当に良かったなと思います。
やりがいを感じるのは、やっぱり「目標を達成できた時」ですね。
自分が掲げていた目標を、みんなと一緒に叶えられた瞬間にすごく達成感を感じます。
私は、数字は後からついてくるものだと思っていて、“数字”というよりも、“みんなと一緒に考えた企画や作戦がうまくいった時”の方が嬉しいですね。
Q3.逆にライバーの難しさ、辛い部分、挫折した経験
自分の思いを伝えることが難しかったですね。今でも難しいと感じます。
よくある話かもしれませんが、私は相手に何かを求めるタイプではなかったので、「お願いしたり」「こうしてほしい」と言うのが苦手でした。
簡単なことに聞こえるかもしれないけど、そういう自分の気持ちを伝えることが本当に難しかったです。
今でも辛い部分はあって、特にリスナーさんがいなくなったときはめっちゃ辛かったです。言葉って一度出てしまったら消えないし、正解がない世界すぎて、どうやったら正しく伝えられるのかをすごく考えます。
リスナーさんに自分の気持ちを“解像度100%”の状態で伝えたいと思うんですけど、やっぱりいろんな人がいるからこそ、受け取り方もそれぞれ違って。その分、解像度100%に近づけて伝えることの難しさはすごく感じますね。
挫折を感じたのは、イベントに参加したときに予約バトルで1度も勝てなかったことです。その時は正直落ち込みましたけど、今思えばあの経験がすごくバネになったと思います。
Q4.飛躍したきっかけやターニングポイントはあった?
最初の頃は、「自分のことが好きで来てくれてる」と思わないようにしていましたね。
私の配信を見ることで、リスナーさんの何かが満たされる――そう考えるようにしていた気がします。
配信で話したりコメントをくれたりすることで、相手の承認欲求が満たされる部分もあるんじゃないかなって思っていました。
今はまた考え方が変わってきているんですけど、当時はその考え方が良かったのかもしれません。
あと、何より“がむしゃら”でした。
配信のことなんて何も分からなくて、とにかく必死で。今思えば、その“がむしゃらさ”が良かったのかなって思います。
今の考え方としては――初月で1M達成したとき、それを“自分の力”だとは全く思ってなかったんです。
「こういう市場なんだな」「TikTokってこういうもんなんだ」みたいな感覚で、
“誰がやってもこれくらい行くんだ”と思っていたんですよね。
「めちゃくちゃ盛り上がっとるやん」みたいな(笑)。
でも、振り返ってみると、自分にもちゃんといいところがあったはずなのに、そこを見直さなかったからこそ、伸び悩んだのかなと思っています。
「たまたま」「運が良かっただけ」って、自分を信じなかったのが原因だったなって。だから今は、悪いところばかりに目を向けるんじゃなくて、自分の“いいところ”にもちゃんとフォーカスするようにしています。
「ここ、良かったな」って思えたら、それを続けていく。そういうマインドで配信に向き合ってますね。
Q5.活躍し続けるために大事にしていることや努力していること
とにかく「たのしむこと」ですかね。もう、それ以外ないかもしれないです。
別に“たのしもう”と意識しなくてもたのしいんですけど、それでも「たのしもうとする努力」って、めちゃくちゃ大事だと思っています。
生きること自体にも通じる部分があるなって思います。
無理やりにでもたのしもうとする――そういうマインドは常にありますね。
ルーティンとか習慣っていうより、それはもう“自分の根源”の部分だと思います。
10代のときに「生きる意味」について考えていた時期があって、その頃は“意味”とか“価値”を気にしすぎて生きていたんですよね。
でもある時、「意味なんてないんだ」って気づいて。じゃあ、“意味がないならたのしんだもん勝ちやん”って。そこからずっと、その考え方が自分の中にある気がします。
Q6.これからライバーを始める人や、もっと活躍したいと思っているライバーにアドバイスするなら?
その人の話をちゃんと聞いて、「こういうところがこうだから、こうしてみたら?」って話をすることはあるかもしれないです。
でも、“全員に言えること”として言うなら、もう――「たのしめ!」しかないですね。
Q7.所属事務所について教えてください!
月に1回、マネージャーがミーティングをしてくれる仕組みがあって、これはすごく助かっています。そういうサポートが全くない事務所もあると聞くので、こうした体制は大きな魅力だと思います。自分では気づけない部分を俯瞰して見てもらえるのは本当に大事だと思いますね。
私はメンタルがあまりぶれないタイプなので大丈夫ですが、ぶれる人も多いと思います。そういう人にとって、メンタルケアのサポートは重要な要素だと思います。
あと、私は数字を追うことはあまりしませんが、もちろん数字を意識した方がいい時もあります。事務所が数字をきちんと見せてくれるので、数字を追いつつも、自分のペースで活動していける感覚があるのはとても助かっています。
Q8.普段はどんな配信をしている?
基本的には歌を歌っています。でもリスナーさんから「歌謡漫談」と言われることがあります。歌いながらみんなと雑談するスタイルで、お笑い要素が強いっていうことで、そういう部分を楽しみに来てくれる方が多いのかなと思います。
バトルは1日1回程度参加しています。バトルが大好きな人には少し向かないかもしれませんが、それ以外の方であれば、全員楽しめると思って配信をしています。
Q9.配信を続けている理由や配信にかける想い、原動力
続けている理由は、お金のためではなく、自分のやりたいことのために始めて、それを続けているからです。
そして、そこで出会った仲間の存在が、今の私の大きな原動力になっています。
リスナーさんや周りの配信者さんとの出会いを、これからも大切にしていきたい──それが、私が配信にかける想いです。
夢や目標は、「配信の世界でこうなりたい」というものではありませんでした。
最初の頃は「別に配信者になりたいわけじゃないし」と思って、動画の投稿などもしていなかったんです。
でも、実際に配信を続けていく中で、たくさんの感動に出会いました。
だからこそ今は、この素敵な時間と空間を、みんなと一緒にこれからも作り続けていきたい──そう思っています。
Q10.普段応援してくれるファンやリスナーさんはどんな存在?好きなところは?
仲間です。
「ファン」ってなんだか一方的にきこえてしまって、私はしっくりきてなくて。
みんなが私のことを応援してくれる、私もみんなのことを同じように応援したいと思っています。Hemiのストーリーを共に歩むかけがえのない仲間です。
好きなところというか自慢なのは、全員が全員で同じほうを向いて、一人一人を想いやる気持ちであふれているところです。
なにより《だれかに何かを言われたわけじゃなく》一人が皆を気づかう心、皆が一人を気づかう心、私のことを、枠のことを思って行動してくれていて──そういう“真の居心地の良さ”がある。それが、私にとってすごく誇りに感じる部分ですね。
Q11.普段の1日のスケジュールは?
基本的に家にいます。
配信の前に起きて、声出しをして、歌ってから配信を始めます。配信の時間帯は日によってバラバラで、基本は夜の10時〜1時の配信が多いですね。
誰かとの予定や仕事が昼に入ることもあるので、その日のスケジュールによって起きる時間は変わります。何も予定がない日は夕方〜夜ごろに起きて、ご飯を食べて、準備して、声出しをして、歌ってから配信しています。
配信が終わった後は、1時間ほど自分の好きな時間にして過ごします。その後、仕事をしたり、リスナーさんからおしえてもらった曲を聴いたり、最近は全然手が回っていませんが動画を作ったり、引っこしたてなので家の片付けをしたりしています。
あとは、他のライバーさんの配信を見たりもしますね。
Q12. 完全オフの日は何する?orハマっていること
配信したり仕事をしていると、脳みそが”高性能モード”になるんです。
常に頭をフル回転させてる状態なので、それが続くと疲れてしまって頭が回らなくなるんです。
だから一回“省エネモード”にしないとダメで。オフの日は意識的に“脳みそをオフにする”時間を作ってます。
Q13.ファンに一言ください!
“たのしむ”ことですね。
私自身もたのしいし、「お前らもたのしめ!」って感じですね。
Q14. 人生において大事にしていることや考え方、流儀などがあれば教えてください。
“たのしむ”
“嘘をつかない”
“人に迷惑をかけない”
“おごらない”です。
Q15.今後の展望や最終的な夢や目標があれば教えてください。
最終的な夢は、「配信の世界でこうなりたい」というものではないですが、配信という世界でどこまでやれるのか、自分の力を試したいと考えてます。
最初の頃は「別に配信者になりたいわけじゃないしな」と斜に構える自分もいたのですが、実際に配信を続けていく中で、たくさんの感動に出会いました。
だからこそ今は、この素敵な時間と空間を、みんなと一緒にこれからも作り続けていきたい──そう思っています。
〈ライブタイムズ編集部〉