毎日数万人のクリエイターが配信をしている「TikTokLIVE」で才能を開花させ、10年間の工場勤務から一転、ドラマ出演を果たすまでに成長を遂げたまゆゆさんが、ライブタイムズのインタビューに応じてくれました!
「私なんて…」とためらいながらスタートした配信は、わずか数か月で大きく飛躍。
所属事務所「GAOO PLUS (ガオプラ)」のサポートを得ながら自分自身の可能性を次々と切り拓いてきました。
そんな彼女が、ライバーとして活躍する秘訣や、結果を出すために大切にしていること、そして「地元東北に元気を与えたい」という大きな夢に向かう理由を語ります。
現役ライバーはもちろん、これからライブ配信に挑戦したいと考える人に向けた、実践的なアドバイスと活躍のヒントが詰まっています。
まゆゆさんが所属しているのは「GAOO PLUS (ガオプラ)」
Q1.まずはライバーを始めたきっかけを教えてください
きっかけは今の所属事務所『ガオプラ』の社長さんからのお誘いです。最初は1か月くらい『私なんてできません』と渋っていたんですが、何回かZoomで話をして、『じゃあやってみよう』とスタートした感じですね。
最初に配信を始めたのは一昨年(2023年)の5月で、TikTokで4か月ほどやっていました。その後、仕事やプライベートが忙しくなって一旦お休みしたんです。ちょうどそのとき『ライブ配信は楽しい』と感じてきたので、マネージャー業務にも興味が出てきて…
そこで“他のアプリも知っておいた方がいいだろう”と思って、Pocochaで2か月ほど配信もしてみました。ちょうど新人向けのイベントがあって、池袋に大きな広告が掲載されるというのが魅力的で参加したんですよ。
でも、やっぱり自分はTikTokが合うなと思い、次にちゃんと配信を始めるなら工場勤務を辞めてからにしよう、と決めていたんです。10年間、高卒からずっと同じ工場で働いていて福利厚生も良かったんですが、『自分が本当にやりたい仕事じゃない』と思うようになって。28歳になる前に、自分の道を作りたいと思ったんですよね。
それで、10年という区切りのタイミングで思い切って工場勤務を辞めて、2024年6月から毎日配信をスタートしました。
— なぜ最初に工場を選んだのですか?
姉が大学に行っていて奨学金を抱えていたので、自分は就職しようと思ったんです。福島県の中でも大きな会社だったし特に『ここで働きたい』というわけでもなかったんですけど、高卒で働くならそこがいいかなと思って選びました。
Q2. ライバーの魅力や楽しさ、始めて良かったこと・やりがい
年齢や場所が違う人、普通ならなかなか関わることがない方々と配信で繋がれるのが魅力ですね。
お店で実際に会うなどではないので危険が少ないというのもあります。性別も関係なく応援してもらえるし、好きな服を着て好きな時間にできるし、どこでもスマホひとつあれば配信できる。
私は人と話すのが好きなんですが、配信で誰かに尽くしたことで『ありがとう』って言われると、『自分は何もしてないのに申し訳ないな』って思いつつも嬉しくてそれがやりがいかな。
ー始める前と今を比べて好転したことは?
始める前と比べて変わった点は、色々な人がいるので言葉遣いを気をつけるようになりましたね。
それと、福島で工場勤務をしていた頃は、決して給料が高いわけではありませんでした。でもライバーを始めて数か月で、当時の年収ほど稼げるようになった時期があって、『こんな可能性があるんだ』と驚きました。
さらに、ドラマ出演が決まったりして、自分の可能性を広げることができたのも、配信のおかげですね。
— ドラマ出演はライブ配信がきっかけですか?
そうなんです。所属している事務所の『ガオプラス』がSHOWROOMと提携していて、そのイベントに参加して入賞し、オーディションで選ばれました。周りは『モデル経験あります』『演技経験あります』という方ばかりで、私は『工場勤務です…』って感じだったんですけど、Zoomのオーディションを受けて出演が決まったんです。
なのでTikTokをしながらSHOWROOMを2週間ほど掛け持ちをしていましたね。
Q3. 逆にライバーの難しさ、辛い部分、挫折した経験は?
画面越しに話すので、コメントが動かないときは何を話せばいいのか困るときがありますね。あとは、視聴者数が少ないと『あれ?なんでだろう』と不安になったりします。いつ誰がいなくなるか分からない世界なので、毎日怖い気持ちもあります。
ただ、そのぶん出会えたリスナーさんには感謝しかないし、もし離れていく人がいても“それだけ多くのライバーやリスナーがいる中で、出会えただけでもありがたいこと”と思うようにしています。
Q4. 飛躍したきっかけやターニングポイントはあった?
1回目の配信(2023年5月スタート)のとき、始めて1週間くらいで強いリスナーさんに巡り合えたんです。そこからいろんなライバーさんやリスナーさんを紹介していただいて、枠が一気に広がりました。
さらに大きく伸びたのは、2024年11月末にあった広告のイベントのときですね。その少し前から枠に来ていた方と本格的に繋がって、どんどん土台が固まっていって、イベントを勝ち取る流れになりました。
あと、TikTokの配信には“モデレーター”という機能があって、今3人つけているんですけど、その人たちにもすごく助けられています。特に1人の方は去年から応援してくれていて、『私の良さ』や『枠の良さ』をうまく引き出してくれるんです。その人がいなかったら、途中で折れていたかもしれないくらい大切な存在ですね。
Q5. 活躍し続けるために大事にしていること・努力していること
一番は“感謝を伝える”こと。ギフトって当たり前じゃないので、1コインでも『選んでくれてありがとう』という気持ちを必ず伝えます。
たとえ宝箱で手に入れたコインでも、投げてくれるかどうかはリスナーさんの自由ですよね。その中で私を選んでくれたこと自体が本当にありがたいんです。
そして1000コイン以上を投げてくれた方には配信ごとにDMを送っていて、ストーリーやメンションでもお礼をしています。
服装も意識していて、男性が好みそうなテイストを考えたりします。ただ、露出は基本的にしないスタイルでやっていて、例えばサブスク限定配信ではコスプレをしたりとか、そういう特別感を出していますね。
サブスク限定配信を月1回していて、抽選会を開いて4名の方にプレゼントを送ったりしています。手書きのメッセージやコスプレのオフショット写真集、私が愛用している香水やハンドクリームなどを詰め合わせて渡しています。ギフト額に関係なく抽選なので、誰にでもチャンスがありますし、少しでもお返しできればと思ってやっています。
Q6. これからライバーを始める人や、もっと活躍したいライバーへのアドバイス
ーライブ配信を始めるか迷っている人がいたらどんなアドバイスをしますか?
女性なら特に、絶対一度はやってみたほうがいいと思います。リスクもほとんどないですし、携帯ひとつで始められるので、失敗しても“経験”としてプラスになりますから。
ーもっと活躍したいライバーには?
私なんかで参考になるのかな…(笑)
まず目標をしっかり設定して伝えることが大事だと思います。大きな目標じゃなくてもいいプロフィール欄や配信内で『この目標に向かって頑張ってます!』って周りに言葉にしていくと、『一緒に頑張ろう』と思ってくれる方が現れるはずです。
Q7. 所属事務所「GAOO PLUS (ガオプラ)」について教えてください!
ライブ配信だけにとどまらず、いろいろな事業を展開していて、ライバーの可能性を広げてくれる事務所だと思います。『稼げればいい』だけじゃなくて、私は実際にドラマ出演など次のステップに繋がることができました。
社長やマネージャーとの距離が近いのも特徴です。私の場合は社長がスカウトしてくれたので、何かあったら『こうでした』『こうしたい』とすぐ報告しますが、いつも褒めてくれるし励ましてくれるので、自己肯定感が下がったときでもモチベーションを保てます。
カフェやエステなどいろんな事業を手がけているのも強みですね。『今よりもっと』『諦めない世界の実現』というのが社内のモットーだと思うので、ライバー自身の可能性を広げるためにいろいろサポートしてくれます。
Q8.人生において大事にしていることや考え方、流儀などは?
私が大事にしているのは“感謝”と“継続は力なり”という考え方です。コツコツ続けていれば、いつか絶対に花が咲くと信じています。ライバルは自分自身。人と比べて落ち込むことはあっても、最終的には自分との戦いだと思っています。
Q9. 今後の展望や最終的な夢・目標
女優業を経験して、自分にはまだまだ可能性があるんだと実感しました。芸能系のお仕事や、人を楽しませる仕事はどんどんやっていきたいですね。
私は福島出身で、東日本大震災のときは中学3年生でした。
同じ東北や地方にいる方に少しでも勇気や元気を与えられる存在になりたいんです。
話すことが好きだし、コミュニケーション力には自信があります。いろんな場面で幅広い年齢層の方と関われる「ポータブルスキル」が私の強みだと思うので、色々な方と関われる仕事をしていきたいと思っています。
もしこのインタビューを見て興味を持ってくださったら、ぜひ声をかけてください!!
【独占インタビュー】まゆゆ(後編)|戻ってきたい場所を作りたい
〈ライブタイムズ編集部〉