
お笑いコンビ・霜降り明星の粗品がMCを務めるトークバラエティ番組『ドーピングトーキング2』を毎週レビュー。7月1日にABEMAで放送されたエピソード3では誰が印象に残っただろうか。
今回の『ドーピングトーキング2』からは、面白いトークをした人に100万円が支払われるという“ボーナス”がある。回によって誰も受け取れないかもしれないし、トークした人全員がもらう可能性もある。
結論から言えば、今回も100万円は誰にも渡されず、実際ヒコロヒーがした歌舞伎町の“たちんぼ”の話やななまがり・森下がした「ヌードデッサン」のトークなどはテーマが若干過激でも、特に予想外で笑えるようなものになってはいなかった。
実際に現場に行って取材し、エピソードトークにしているからこそ生まれる難しさが垣間見えるが、特にそれが感じられたのはナイチンゲールダンス・ヤスのトーク。かつて一斉を風靡したユーチューバー「ちょんまげ小僧」の元を訪れたという。
彼らは現在高校1年生となり、順調に成長中。当時は中学生で莫大な収益も得ていたはずだが、賢明な親の管理により道を踏み外すことなく等身大の高校生となっていることを明かした。
むしろ普通の学生よりもやや暗めの高校生となっているようで、全員が垢抜けない様子であることは1枚の写真からも見受けられた。ヤスは一人ひとりの近況について一言で紹介していったが、取り立てて何かユニークな道へ進んでいるような者もいなかった。MCの粗品含め期待外れな心境を偽らなかったが、きっとそれこそがリアルなのだろう。
いくら面白そうな現場や人間を取材しても、何も起こらないときには起こらない。いくら芸人であっても、そうしたときのエピソードトークは難しいという揺るがない現実が突きつけられた。
それでも、ヤスは全員に漫才のネタを作り、動画のネタにするという試みも行っていた。結果、ショート動画は全く再生回数が伸びていないというオチもついた。「こうした不発さえも楽しみ、ドーピングトーキングは不確実性を笑うコンテンツとなっているのかもしれない。
過激さよりも残った“地道な狂気”――蓮見翔のトークが示した番組の原点/『ドーピングトーキング2』レビュー#1
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ドーピングトーキング2:https://abema.tv/video/title/90-2041

〈ライブタイムズ編集部 / 文:まっつ〉※本記事は分析・考察を含むコラムです。