
福岡から上京し、大手携帯キャリアショップの元店員、専業主婦を経て、現在はライバー・モデル・インフルエンサーとして活動する上戸菜摘(うーちゃん)。2児のシングルマザーでありながら、ABEMA『秘密のママ園2』のシンママ恋愛企画「ママも恋していいですか?」に出演し、大きな反響を呼んだ。元旦那からの束縛の日々から抜け出し、ゼロから人生を切り開いてきた彼女に、これまでの歩み、シングルマザーとして大変だった時期、そして番組で伝えたかった想いについて語ってもらった。
上戸菜摘(うえと・なつみ)/うーちゃん プロフィール

福岡県出身、東京在住。2児のシングルマザー。高校卒業後、絵や美術系の大学に半年通った後、大手携帯キャリアショップに5年間勤務。結婚・出産を経て専業主婦となり、約7年前に「家でできること」としてライブ配信をスタート。BIGO LIVE、Pocochaを経て、現在はTikTok LIVEを中心に、ライバー・モデル・インフルエンサーとして活動している。2026年2月よりABEMA『秘密のママ園2』のシンママ恋愛企画「ママも恋していいですか?」に出演し、大きな反響を呼んでいる。
■ SNS
Instagram:@natsu.32.u(https://www.instagram.com/natsu.32.u/)
TikTok:@ueto.natsu(https://www.tiktok.com/@ueto.natsu)
X(旧Twitter):@ueto_natsu(https://x.com/ueto_natsu)
ーー改めて自己紹介をお願いします。現在の活動と、これまでどのような道のりを歩んでこられたか教えてください。
現在はインフルエンサーやライバー、モデルとして活動しています。もともとは完全な専業主婦だったのですが、「このままで自分の人生はいいのかな」と思ったことをきっかけに、ライブ配信を始めました。
特別にSNSが強かったわけでもなく、最初は誰にも見られていない状態で、ゼロからのスタートでしたが、続けていくうちに少しずつファンが増えていき、今ではこうして活動の幅を広げることができています。
Instagramも以前から少しはやっていたのですが、今のようにフォロワーがいるわけではなく、サロンモデルをしていた程度でした。今フォロワーが増えているのは、ライブ配信の活動を続けてきたことが大きいと感じています。
また、現在は事務所には所属しておらず、いただいたお仕事の依頼を受ける形で活動しています。昨年はラジオ出演の機会もいただきました。

ーーこれまでどのような道のりを歩んでこられたか教えてください。
高校卒業後、半年ほど絵や美術系の大学に通っていました。
私は4人兄弟の長女で、下の兄弟たちが私立に進学したこともあり、家庭的に経済面が少し厳しい状況でした。絵の道に進んでも、「仕事として成り立つのは一部で厳しい世界だから」と親から言われ、進学を続けることが難しくなってしまいました。奨学金も借りてはいたのですが、最終的にはやめざるを得ず、大学を中退することになりました。
その後は中途採用でドコモに就職し、5年間勤務していました。
ーー モデル、インフルエンサー、ライバーと活動の幅を広げながら、シングルマザーとして2児の子育ても両立されています。ここまで挑戦し続ける原動力は何ですか。
やっぱり一番の原動力になっているのは、子どもたちの存在です。私がメディアに出たりすると、すごく喜んでくれるんです。「ママの名前を検索したら出てきたよ」「ママが出てたよ」って言ってくれて、その姿を見ると本当に嬉しいです。
子どもたちが喜んでくれていることが大きな支えになっていますし、私はシングルマザーなので、自分でしっかりやっていかなければいけないという想いもあります。もともとどこかに勤めるよりも、自分で道を作っていく方が合っているタイプだと思っているので、これからも自分で仕事も人生も切り開いていきたいです。
その中で、知名度やファンの存在はとても大切で、何かを自分でやっていく上では欠かせないものだと思っています。だからこそ、子どもたちのためにも、そして応援してくださるファンの方のためにも、これからも頑張り続けていきます。

ーー 2児のお子さんを育てながら活動されています。シングルマザーとして一番大変だった時期と、それをどう乗り越えたかを教えてください。
全部を自分一人でやっていかなければいけない環境が、一番大変だと感じています。
私の場合、親も福岡に住んでいて、周りに頼れる知り合いもいない中で、自分で仕事をしていかなければいけない状況でした。そういった中で、トラブルに巻き込まれてしまうこともあり、そのときに頼れる人がいないことで、精神的にとてもつらく、少し鬱のような状態になってしまった時期もありました。
それでも、そんな時に支えになってくれたのが、リスナーさんやファンの方、そして子どもたちの存在でした。直接何かをしてもらうというわけではなくても、「この子たちがいるから頑張らなきゃ」と思えたり、「待ってくれている人がいるから頑張ろう」と思えたり、その存在が大きな力になっていました。
ーー「束縛地獄を脱出したママ」として番組で紹介されていましたが、過去の経験が今の自分にどう影響していると思いますか。
もともとすごく自由な性格なので、束縛が強い環境はかなりきつかったです。
それでも、子どももいる中で「この人とやっていく」と自分で決めた以上、我慢しなければいけないという気持ちもありました。
当時は自分の意見を伝えてはいたものの、最終的には相手に合わせることが多く、自分を優先することがなかなかできませんでした。ですが、その経験があったからこそ忍耐力がつき、今こうしてライブ配信を7年も続けられているのかなとも思います。
また、その経験を経たことで、今は「自分と子どもたちにとって何が一番幸せか」をしっかり考え、選択できるようになったと感じています。
ーー ABEMA『秘密のママ園2』への出演が決まった経緯と、出演を決めた理由を教えてください。

経緯としては、ABEMAさんからメールやDMでオファーをいただいたことがきっかけです。
出演を決めるにあたっては、恋愛リアリティショーということもあり、正直かなり悩みました。ライブ配信はファンの方がいてこそ成り立つものなので、出演によってファンでいられなくなる方が出てしまう可能性や、リスクもあると感じていました。
それでも、ABEMAという大きな番組に出演できる貴重な機会をいただいた以上、一部の反応を気にしすぎて挑戦を諦めるのは違うと考えました。仮に離れてしまう方がいたとしても、それは仕方のないこととして受け止め、自分の中で整理をつけることができました。
最終的には、長期的に見たときに自分の活動にとってプラスになると判断し、出演を決めました。
また、シングルマザーをテーマにした企画であったことも大きな理由です。もし一般的な恋愛リアリティショーであれば、さらに迷っていたと思います。
今回はシングルマザー向けの企画であり、「子どもも一緒に出演していい」と言っていただけたことが、大きな決め手となりました。子どもと一緒に仕事ができる機会は多くないため、その点にも魅力を感じました。
また、視聴者層もシングルマザーやママさんが多いと聞いていて、これまで自分のファンは男性がメインだったんですが、自分が本当に発信していきたいのは、同じような境遇の方たちでした。
もちろん男性のファンの方も大切ですが、特にママさんや忙しい女性の方に向けて発信していきたいという想いがあったので、その層に届く番組に出演できることは、とても大きな意味があると感じました。
ーー 番組ではシンママの恋愛企画「ママも恋していいですか?」に参加されていますが、実際に収録を経験してみて、率直な感想を聞かせてください。

実際に参加してみて感じたのは、「時間が全然足りなかった」ということです。1泊2日とはいえ、男女で関われる時間はカメラが回っているときだけで、それ以外はずっと部屋で待機している状態なので。
そのため、カメラが回っていないところで話す機会はほとんどなく、1泊2日のうち1泊は別の家で過ごす形だったので、収録が終わると男性陣はバスで移動してしまい、一緒に泊まることもありませんでした。
正直なところ、あの環境で本気で恋愛をするのは難しいなと感じました。一目惚れのような形でないと、なかなか進展は難しいと思います。それでも、すごく良い経験にはなりました。
ーー 番組を通じて、世間に伝えたかったこと、知ってほしかったことはありますか。
ママだからといって、恋愛も、仕事も、おしゃれも、どれも諦める必要はないと思っています。
どうしてもママになると、子ども優先、家族優先になりがちですが、それでも一人の女性であることに変わりはありません。
自分の人生も夢も、すべて欲張っていいですし、しっかりと叶えにいってほしいです。

ーー 番組の放送後、周囲やSNSでの反応で変わったことはありますか。
反響は本当に大きくて、もともとInstagramのプロフィールを見に来てくださる方が月に3万人ほどだったのですが、ABEMAに出演してからは100万人近くまで伸びて、多くの方に見ていただけるようになりました。
それと同時に、女性のファンがかなり増えました。わざわざTikTokをインストールして、配信用のアカウントを作り、見に来てくださるリスナーさんも多く、番組をきっかけにファンが一気に増えた実感があります。
また、幼稚園の頃に一緒だった子からDMが来たり、昔の知り合いから久しぶりに連絡をもらったりと、懐かしい再会もありました。
一方で、良いとも悪いとも言えないのですが、やきもちや嫉妬をきっかけに離れてしまった方もいて、ギフトで応援してくれていた主なリスナーさんが、半分ほどいなくなってしまった部分もあります。
ただ、長く応援してくれるファンというのは、今回残ってくれたような方たちだと思っていて、結果的には今後の活動にとってプラスだったと感じています。そういった意味でも、最終的には良い経験になりました。
〈ライブタイムズ編集部〉