俳優・映画監督の齊藤工が発案した移動映画館「cinéma bird(シネマバード)」が2026年10月18日(日)、京都市右京区の旧京北第一小学校体育館で『cinéma bird in 京都・京北』を開催し、地域の子どもたちや住民など約400名が来場した。

2014年に宮城県石巻市で始動したcinéma birdは、被災地や映画館のない地域で、お寺や体育館を1日だけの映画館に変えてきた。2024年に令和6年度文化庁長官表彰を団体受賞し、その表彰式が行われた京都との縁から16回目の開催が実現。常設の映画館がない京北地域で、廃校となった小学校の体育館が1日限りの劇場に生まれ変わった。

オープニングには齊藤、古賀小由実、スペシャルゲストの永尾柚乃、MCの谷尻萌が登壇。10月15日に10歳を迎えたばかりで、「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2026」で史上最年少受賞を果たした永尾について、齊藤は「でも実年齢はもっとだいぶ上だと思ってるんで」と切り出した。「何歳ぐらいだと思います?」と聞き返されると「72歳。いつも勉強させていただいています」と答え、永尾も「いやいや、こちらこそです」と返す息の合った掛け合いを見せた。共催の京都市、特別協力の富国生命保険相互会社の代表もあいさつに立ち、廃棄される野菜から作られた「おやさいクレヨン」が京北の子どもたちへ贈られた。

永野が永尾柚乃を“脇役”に。birdは故郷・京都でスペシャルライブ
開場とともに、齊藤と古賀による音楽ユニット「cinéma birds」がウェルカムソングを披露。お笑いライブでは常連の永野が登場し、呼び込みで急遽参戦した永尾に「でも、黙っててください!」「僕が主役なんで!」と、まさかの脇役扱いでネタを続けた。代表ネタ「ラッセン」では予想を超える数の子どもたちがステージに集まり、「ラッセンが好きより普通に京北が好き〜!」とご当地バージョンも飛び出した。



スペシャルライブには、京都出身のシンガーソングライター・birdがギタリストの樋口直彦とともに登場。birdとの共演は始動当初からの念願で、齊藤は「12年前に飛び始めたこのプロジェクトのひとつの目標として、birdさんにご一緒していただけたらという野望がずっとあったんですけど、birdさんの地元が京都ということで、この上ないタイミングでご一緒していただけることになりました」と喜びを語った。

永尾柚乃が主人公の声を務める『アメリと雨の物語』を上映
上映したのは、1960年代の神戸を舞台にベルギー人の女の子・アメリの成長を描く長編アニメーション映画『アメリと雨の物語』(日本語吹替版)と、斎藤工が声の出演に加え、齊藤工として企画・原案・脚本を担当した短編クレイアニメーション『映画の妖精 フィルとムー』の2作品。京北で上映する作品を考えていた齊藤が試写で感銘を受けた『アメリと雨の物語』は、日本語吹替版のアメリ役が永尾だった。齊藤は「柚乃さんが来てくれるからこの作品にしたというよりは、この京北という場所で上映するにふさわしい作品が、たまたま柚乃さんの出演作だったんです。偶然だけど偶然じゃないなって、今日感じております」と、運命的な巡り合わせを明かした。
最後に齊藤は「この体育館は2020年に閉校された場所で、かつてはいろいろな子どもたちが集まる場所だった。そんな場所で初めてcinéma birdを開催させていただいて、ここの場所の意味が、またここから始まっていくような、そんなきっかけになっていたらいいなと思います」と締めくくり、出演者が来場者一人ひとりをハイタッチで見送った。


イベント名:cinéma bird in 京都・京北
日時:2026年10月18日(日)開場13:00/開演13:30
来場者:約400名(完全招待制・参加費無料)
会場:旧京北第一小学校体育館(京都府京都市右京区京北周山町下寺田11)
出演:cinéma birds(古賀小由実、齊藤工)、永野、谷尻萌(司会)、bird(スペシャルライブ)、永尾柚乃(スペシャルゲスト)ほか
上映作品:『アメリと雨の物語』(日本語吹替版)、『映画の妖精 フィルとムー』
主催:cinéma bird in 京都・京北 実行委員会
共催:京都市
企画/制作:cinéma bird 実行委員会、株式会社KIDS-COASTER、株式会社W TOKYO、株式会社SECRET GARDEN
特別協力:富国生命保険相互会社
後援:株式会社フジテレビジョン
公式サイト:cinéma bird
〈ライブタイムズエンタメ編集部〉