健康総合企業の株式会社タニタは、“推し”がいる全国の15歳から69歳の男女1000人を対象とした「推し活に関する意識・実態調査2026」の結果を発表した。約8割が「生きることが楽しくなった」と回答し、5人に1人が健康診断の数値改善を実感するなど、推し活が精神面・社会面・身体面でポジティブな影響を与えている実態が明らかになった。

推し活で「生きることが楽しくなった」約8割
精神的な変化について尋ねたところ、約8割(77.5%)が「生きることが楽しくなった」と回答。次いで「“推し”を見ると気分の落ち込みが軽くなるようになった」(75.7%)、「日常生活が充実するようになった」(73.3%)が続き、精神面に関する全8項目で半数以上が変化を実感した。
健康診断の数値改善は5人に1人。外見磨きのきっかけにも
健康面・身体面の変化では、「健康を意識するようになった」(43.4%)が最多。「ダイエットをはじめた」(26.6%)、「痩せてからだが引き締まった」(25.6%)など、4人に1人がからだの変化を実感し、5人に1人が「健康診断で気になる項目の数値が改善した」(20.8%)と回答した。
社会的な変化では、「身だしなみに気を付けるようになった・おしゃれをするようになった」(49.3%)が最多で、「外出する機会が増えた」(47.4%)が続いた。特に20代以下では約3人に2人(10代68.1%、20代65.3%)が身だしなみの変化を実感しており、推し活が外見磨きの動機になっている傾向が見られる。
“推し”ジャンル1位は「アイドル」、若年女性で顕著
“推し”のジャンルは、1位「アイドル」(26.3%)、2位「ミュージシャン」(18.1%)、3位「アニメキャラ・漫画キャラ」(14.1%)。10代・20代の女性では「アイドル」(10代42.2%、20代47.0%)が全体より15ポイント以上高くなった。
アイドルファンの推し活内容は、「出演作品を鑑賞する」(72.6%)、「SNSアカウントをフォローする」(58.6%)、「グッズを買う」(54.4%)、「イベント・ライブに参加する」(50.6%)など、多くの項目で全体より10ポイント以上高い結果に。「コト」「トキ」消費を重視する傾向が見られる。
「推し活支援制度」で半数以上が仕事のモチベ向上
就業者を対象に、職場に「推し活支援制度」があった場合のモチベーション変化を尋ねたところ、「推し活手当」(62.0%)、「推し活休暇」(59.3%)、「推し活シフト」(53.5%)のすべてで半数以上が「モチベーションが上がる」と回答。特に「推し活休暇」では男女差が9.4ポイント(男性55.1%、女性64.5%)と顕著だった。
“推し”の努力が日常のエネルギーに
“推しが尊い”と感じたエピソードでは、「陰で地道にトレーニングを行っていたところ」「ライブ映像で推しがファンのために一生懸命パフォーマンスしているのを見たとき」など、“推し”の努力に共感する声が寄せられた。「つらい仕事を推しの活躍を思い出して乗り越えた」といった回答もあり、推し活が単なる消費行動ではなく、日々の活力の源となっている実態がうかがえる。
タニタは今後も、「好き」をきっかけとした健康への接点を増やし、心身の健康習慣をサポートしていく考えだという。
調査の詳細は「推し活に関する意識・実態調査2026(詳細)」
https://api-img.tanita.co.jp/files/user/news/pdf/2026/fanactivities_research.pdf
〈ライブタイムズ編集部〉