お笑いコンビ・霜降り明星の粗品がMCを務めるトークバラエティ番組『ドーピングトーキング2』を毎週レビュー。7月29日にABEMAで放送されたエピソード7では社会的であり、刺激的なドーピングトーキングが繰り広げられた。

※本記事は分析・考察を含むコラムです。
街裏ぴんくは「あさま山荘事件」の現場へ向かい、中山功太は心霊大国・タイの最恐心霊スポットへと赴いた。どちらも興味深く、鳥肌が立つような恐怖体験もあった。しかし、パンプキンポテトフライ・谷拓哉の体験によるトークのほうがシンプルに笑ってしまった。


谷が訪れたのは韓国と北朝鮮の軍事境界線。両国はいまも休戦状態が続き、実質的に戦争が続いている。その軍事境界線には地雷も埋まっており、文字通りの危険地帯に赴き、北朝鮮を望める高台や脱北者が集まるエリアを取材した。
しかし、結果からいえば谷が期待するようなことは何も起こらなかった。危険な思いも特にすることはなく、脱北者のインタビューでも無事に脱北できたことのみがわかり、谷も「行けたんかい」と拍子抜けした様子だった。
高台から北朝鮮を望み、「見せる用の国かもしれない」と興味深い見解も説明した谷。だが、それ以上のトピックはなく、きっと谷自身も今回のドーピングは失敗したとさえ思っているのではないか。
シーズン1で頼った元格闘家のチェ・ホンマンに電話をかけるも出ず。新たなエピソードを生み出すことにも失敗した。それでも、最後のオチは秀逸だった。
スタッフ含め男3人でロケーションを行っていたと谷。そのため、互いが互いになめられないようにするため、「びびってないみたいなフリしてました」と話す。谷らしいシニカルな目線が透けて見え、豊作とは言えない体験の中からきっちりと笑いを作り出すことに成功していた。
ドーピングしてもしなくても、最後は話者の技術によるものがやはり大きいのだろう。エピソード7は改めてそれを痛感した回となった。

過去のコラム記事はこちら
ドーピングトーキング2:https://abema.tv/video/title/90-2041

〈ライブタイムズ編集部 / 文:まっつ〉※本記事は分析・考察を含むコラムです。